竜との舞踏 氷と炎の歌5 (上) (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (2016年9月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (784ページ) / ISBN・EAN: 9784150120900

作品紹介・あらすじ

死中に活を求める男たちは3頭の竜と女王
デナーリスが君臨するミーリーンをめざす

みんなの感想まとめ

多様なキャラクターが織りなす壮大な物語が展開する中、特にティリオンやデナーリスといった人気キャラクターが登場すると、物語は一層華やかさを増します。ティリオンの独特な視点と皮肉交じりの言葉は、特に小説な...

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物の誰が主人公、と決まっているわけではないシリーズだけど、やはりジョン・スノウ、ティリオン、デナーリスが登場すると一気に物語が壮大で華やかで奥深いものになるように感じる。毎度毎度ティリオンティリオン言ってて申し訳ない気もするが、やっぱりこの巻でもティリオンが視点人物になると面白さが加速した感があった。彼の饒舌さと皮肉っぽい言い回しはドラマよりも小説の方で真価を発揮している。
    4巻と5巻は、時系列で言えばほとんど同じタイミングで進行していた物語で、いわば姉妹編。ドラマで言うとシーズン5あたりの話。でもここら辺から原作とドラマとで乖離が顕著になりつつあるあり別物として楽しむのが吉かと思う。
    長い長いファンタジー小説ではあるものの、それに見合った極上の面白さがあり、現在、この5巻が最新刊なわけで、残りの中・下巻を読み終わるのをすでにさみしく感じている。

  • 第5部はまた全3巻の大ボリューム。
    まだまだ4部と同じ時間帯の話なので、全体としては進展が無いが、いつものメンバーの様子が描かれており、若干懐かしさを感じる。
    いよいよ、全体が動き出すのかなと予感させる中での終わり。
    中巻が楽しみである

  • Game of Thronesの第5部の上巻。感想は下巻で。
    解説が正しく解説。第一部からここまでのわかりやすい説明あり。

  • これまでの大まかなあらすじ解説が巻末にありありがたかった笑
    頭の整理整理

  • デナーリスが危機。ドラゴンを使うのか。
    ブランの動きも気になる。

  •  本シリーズのテレビ・ドラマ版『ゲーム・オブ・スローンズ』の評判がいいらしく、解説でもそのことへの言及が多いのだが、見てないし、久しぶりに続編を読むわけで、解説のこれまでのあらすじがありがたい。前巻『乱鴉の饗宴』とほぼ同じ時期の他の地域の話が語られて、最後のほうでその先に進むのが『竜との舞踊』である。実は『乱鴉の饗宴』をまだ読んでないのを忘れていて、これ読んでしまったが、まったく大丈夫なわけ。
     主に3つの舞台がある。七王国ウィスタロスの中心での王座争奪戦(ゲーム・オブ・スローンズ)。300年続くターガリエン家の支配の最後、狂王エリアスの暴虐のため、傍系のロバート・バランシオンが王座を奪って十数年。ロバート王の事故死(おそらく仕組まれた事故死)のあと、5人が王を名乗る五王の戦いとなったが、次々に王たちが死に、残ったのは2人。ロバートの幼い遺児トメンが〈鉄の玉座〉に、そしてロバートの弟スタニスが兵を北部に移している。
     北部はウィスタロスに野人たち、そして〈異形〉が入ってこないように〈壁〉を築き、そこを〈冥夜の守人〉が守っているが、いまや人数も減っており、資金も不足している。そこに野人たちが押し寄せてきて、スタニス軍の助けで何とか守り切ったが、〈守人〉はいかなる勢力とも結託しないことになっており、総帥ジョン・スノウは難しい舵取りを迫られている。
     スタニスはスターク家が墜ちたあとの北部諸侯を味方につけようとするが、王都のラニスター家の命で北部に入ったルース・ボルトン、ラムジー・ボルトン親子と対決しなければならない。しかし最大の敵は冬なのであった。
     スターク家の生き残った子どものうち、サンサとアリアについては『乱鴉の饗宴』で語られた。サンサは政治の舞台の端で権謀術数を身に付けようとしており、スターク家の娘ということが明らかになれば、即座に政治のコマになるという状況下で息をひそめている。アリアは暗殺教団に入って技術を磨いているが、その教団では「誰でもない」者になることを要求されている。下半身不随のブランは人間の前から暮らしていた種族と接触し、超常能力を身に付けていく。もっとも幼いリコンは生きているはずだがどうなっているかはわからない。マーティンはスターク家再興のために遺児たちを結集してくれるんだろうか。してくれないんだろうなあ。

  • 相変わらず、「綺麗じゃない」ファンタジイだなあ。
    人の皮は剥ぐ、屍体が腐ってふくれる、泥酔してげろを吐く、もうそういう連続なんだけど、面白い。
    また、壮大な群像劇でもある。
    各章はこれまでと同様、その章ごとの主人公の名前で統一されているが、おおむね今回は、ジョン・スノウ、デナーリス、ティリオンの視点で動いていき、たとえばラニスター勢(ジェイミーやサーセイ)、スターク勢、アリン勢は登場しない。
    竜の舞踏とある通り、この中でも中心となっているのはデナーリスと竜なのだが、なんと竜が成長してきたためデナーリスがコントロール力を失いかけているらしい。
    これどうなっちゃうの?
    勿論、デナーリスがいるミーリーンは四面楚歌なので、周辺のほとんどがこれを攻め立てようとしているのだが……。
    いやはや、奴隷貿易が盛んな地域で奴隷解放をうたいあげるのはやはりほどほどにした方がいいんじゃないか?
    と、思えてしまう。
    アメリカの作家なので、奴隷制に反対、という主張をしたいのはわかるのですが。ただ、単に奴隷を解放しただけだとどういう事が起こるかという事は、よく描写されていると思う。その点は興味深い。
    視点としてはもうひとつ、デナーリスに求婚したいドーンの公子(でもハンサムとは言えないw)、そしてもうひとり、名前が隠された(でも読めばすぐ誰かわかる)人物が登場する。
    いやはや分厚いですが、読めばやはりこれ、物語(本巻)の序盤なのだなとわかる。

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著者プロフィール

1956年生まれ。早稲田大学政経学部卒。英米文学翻訳家。訳書にクライトン『ジュラシック・パーク』、シモンズ〈ハイペリオン〉四部作、ブリン〈知性化〉シリーズ、マーティン〈一千世界〉〈氷と炎の歌〉シリーズ(以上早川書房)、シェフィールド『マッカンドルー航宙記』(東京創元社)などがある。

「2016年 『宇宙探偵マグナス・リドルフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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