超ヴィールス (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (2016年11月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784150121013

作品紹介・あらすじ

異人キウープが再構築実験をおこなっている超ヴィールスがひきおこした非常事態とは?

感想・レビュー・書評

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  • ・1065話: 超ヴィールス、ペーター・グリーゼ著
     惑星ロクヴォルトで異生物学者サルガ・エーケシュが哀れな最期を遂げる。
     キウープの研究が進み、研究成果を宇宙船で周回軌道上に移動する要求をした。いつも勝手な異人である。ハンザ・スポークスマンである半ミュータントのガルブレイス・デイトンが要請を受け、自由テラナー連盟艦隊のスター級《トセル=バン》《レグナル=オルトン》《ネヴィス=ラタン》《ジングイセム》を派遣することになった。NGZ425年に編成された自由テラナー連盟艦隊は4艦隊連合で、旗艦はギャラクシス級の直径2.5kmの球型艦《ジョン・マーシャル》《ローリー・マルテン》《ラカル・ウールヴァ》《リバルド・コレッロ》、各艦下に40隻ずつ1.5kmの星雲級、大多数の直径200mのスター級(旧テラ級)で構成される。特務艦隊ツナミ所属の艦はスター級がベースである。NGZ425年6月22日に、デイトンは4隻とともに出発した。
     キウープの成果を邪魔するためなのか、行方不明となった少女スリマヴォが現れた(523巻「ロボット探偵シャーロック」収録の同名作以来)。保護者として残っていた宙航士のジェイコブ・エルマーは完全に少女に魅入られており、読んでいて可笑しい。翻弄される相棒のマット・ウィリーのパーナツェルがかわいそう。スリマヴォのためにキウープが生成した輝く球体は破裂した。球体内にあった、キウープが作成した超ヴィールスは、スプーディの機械版のようだ。基地内に侵入して24名の頭皮に入り込んでしまったから。しかも知性が向上しているようで、アトランの方と平行に描かれてきた話が宇宙的規模でつながっていくとは想像できなかった。
     超ヴィールスが頭皮に潜り込んだ25人目のサルガは効果が逆に働いたためか、根っこ生物に強制体として取り込まれた父親を助けようと幻想を抱き、根っこに突っ込んで死んでしまった。キウープのせいで精神異常になったとも言える。キウープの行動を最優先する方針のローダンのことも恨むようになったようで、無理もないと思う。発見された愛用のバイオリンが無傷に戻っていたのは不思議で、アデレーアが地球に持ち帰るが、これ以上語られることはないだろう。
     デイトンは4隻の宇宙船に超ヴィールス保持者24名(アデレーア含む)を載せ、6月25日に地球に向けて出発した。今後地球で超ヴィールスが騒動を引き起こすのでは。消えたスリマヴォのためにジェイコブとパーナツェルは残り、スリマヴォがまた登場して、孵化の雲の実験を引き続き行うキウープと対決するに違いない。
    (2019.2.10読了)
    ・1066話: ゲシール・ポイント、エルンスト・ヴルチェク著
     テラ歴4012年6月、ゲシールがキャビンから姿を消す騒動が始まった。ゲシールに魅入られてしまう男たちの不甲斐なさ。不思議な行動をするゲシールは、なぜかペリー・ローダンの写真を手にして以来引きこもって見続けている。ゲシールに気があったアトランは複雑な気持ちだろうが、トーラの再来としてコスモクラートから使わされたのではないかと思うところにほろりとさせられた。
     後半、ゲシールが設定した“ゲシール・ポイント”へ《ソル》が誘導され、小惑星群の中に見つけたステーションをゲシールは破壊しようとしていたが、初期状態であるために諦めた。ステーションの上に浮いていた雲はスプーディの雲に似ていた。スプーディの雲はゲシールが破壊したに違いない。
     ステーションの管理者である侏儒パラブスによると、コスモクラートからヴィールス・インペリウムの部分的再建を指示されているが、宇宙各地の場所や進捗は知らなかった。ゲシールががっかりした様子から、スリマヴォ同様にヴィールス・インペリウムの再建を阻止する指示を受けているに違いない。成人の女スフィンクスとされ、前話と同様にローダン側の話とつながった。
    (2019.2.16読了)

  • キウーブが作ろうとしているビールスインペリウムとそれを妨害しているスリマボとの戦い、よくわならない対立は何のためかよくわからない。
    まあ少しずつ進んでいるので、まあいいが、このスリマボの黒い炎の影と、イホトロトの手袋、ソラナーに乗っている、女性との関係は?こちらも黒い炎が見えるとか?
    まあ、盛り上がりは少しずつ、まとまりかけてきているね。
    いいことだ!

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