もののあはれ ケン・リュウ短篇傑作集 2 (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (2017年5月9日発売)
3.91
  • (65)
  • (118)
  • (63)
  • (10)
  • (2)
本棚登録 : 1345
感想 : 120
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784150121266

作品紹介・あらすじ

第一短篇集『紙の動物園』を二分冊した2冊目。ヒューゴー賞受賞作の表題作など、心揺さぶる全8篇を収録した短篇傑作集第二弾。

みんなの感想まとめ

心揺さぶる短篇集が描くのは、宇宙を舞台にした壮大な物語や、終末的なテーマを持つ作品群です。特に、表題作では宇宙船を守るための主人公の決断が、胸を締め付ける感動を呼び起こします。全8篇はそれぞれ異なる視...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「星辰輝き瞬く
     われらみな過客にて、
     まずほほ笑み、そして名乗らん」

    大翔(ひろと)は宇宙船を守るため、ある決断をする。

    日本人だからでしょうか、読んでいて胸が苦しくなりました。宮沢賢治に通じるものがあります。

    「万物は流転するんだ、・・・継続時間が一秒であろうと十億年であろうとみな最終的には消えていく運命にある一時的なパターンなのだよ」(もののあはれ より)

  • “「散歩するのにうってつけのすてきな日じゃないか」父さんが言う。
    そしてぼくらは並んで通りを歩いていく。通り過ぎるすべての草の葉、すべての露の雫、すべての沈む夕陽の薄れゆく光を覚えていられるように。計り知れないほど美しいすべてのものを忘れぬように。(p.41、「もののあはれ」より)”

     2019年の『三体』(劉慈欣)の大ヒットによって、日本でも広く知られるようになった中国SF。本書の著者であるケン・リュウのことは、SFアンソロジー『折りたたみ北京』の編者として初めて知った。本書は、単行本版『紙の動物園』を文庫化するにあたって二分冊にしたうちの1冊である。中でも、「円弧」と「良い狩りを」の2編が良かった。

    「もののあはれ」
     人類存亡の希望を託され、小惑星の衝突が迫る地球から送り出された1隻の宇宙船。破損した太陽帆の修理作業に出た日本人乗組員が下した決断とは。
     作品名の通り、日本人の伝統的感性として「もののあはれ」、つまり無常観的な哀愁と身近なものへの親愛にスポットが当てられている。中国の作家が、中国でもアメリカでもなく、わざわざ日本を取り上げてSFを書くというのは、不自然とまでは行かなくても何となく不思議な気がするが、そんなものなのかな。正直に言えば、日本を美化する描き方にこそばゆさを覚えると共に、過分な誉め言葉、恐縮でございます、と皮肉の一つも言いたくなる。だがそれにしても"万物は流転する(p.26)"とは・・・その言葉はヘラクレイトスじゃないの?

    「円弧」
     ある一人の女性の、普通より「長い」人生を通して、複雑な死生観を描く味わい深い作品。
     「死」が「生」に意味を与えるというのは、現実として死から逃れられない私たちにとって一つの道徳であるし、紛れもなく大事な智慧であるだろう。しかし、実際に人が死を克服したとき、それでも人は死を望むのか。あるいは、新たな死生観が姿をあらわすことになるのか。
    "「死のない人生は変化のない人生というのは、真実じゃない」キャシーは言った。「恋に落ち、愛を失うこともある。すべての恋愛と結婚に、すべての友情ときまぐれな出会いに、円弧があるの。はじまりと終わりが。寿命が。死が。もしあなたの求めているものが喪失なら、あなたがすればいいのは、待つだけ」
     わたしの娘は頭が良い。そして彼女にとって、いまの話はほんとうのことかもしれない。だけど、彼女はわたしとは異なる世界で成長した。モーゼは約束の地に入れなかった。わたしは終わりのない時間の生き方を学べない。(p.141)"

    「良い狩りを」
     中華風のエキゾチシズムと、近代的な科学技術への素朴な憧れとを融合させた、独特の雰囲気を持った作品。訳者の解説に"転調"という言葉があったが、途中まで中華風ファンタジーと思っていたところに、いきなりぐいとカーブしてそのまま速力を増して駆け抜けていき、最後はちゃんとSFで終わる。特に前半と後半の対応という点で、非常に良くできていると思った。

    もののあはれ/潮汐/選抜宇宙種族の本づくり習性/どこかまったく別な場所でトナカイの大群が/円弧(アーク)/波/1ビットのエラー/良い狩りを

    参考文献
    中国SF研究Ⅱ「『東北大SF研、中国SFを大いに語る』配布資料追記版」 - SF游歩道 (hatenablog.com)

  • もののあはれ、潮汐、選抜宇宙種族の本づくり習性、どこかまったく別な場所でトナカイの大群が、円弧、波、1ビットのエラー、良い狩りを
    の8作品を収録。

    そんなに長くない短編なのに、どれもどこかSFで終末的で、自分がどれを読んでいるのかわからなくなってしまった…

    最後の、「良い狩りを」だけが、中国を舞台にした、妖怪が信仰されていた時代の話で、スラスラ読めたかな。

  • 地球を脱出した播種船に乗る主人公は船を救うために帰って来れないミッションに向かう表題作ほか、「紙の動物園」とペアとなるケン・リュウの短編集。

    「紙の動物園」を読んだならこちらも読まねばなりません。「紙の動物園」が実に抒情的でファンタジーを感じさせるものだったのに比べるとしっかりしたハードSF寄りの印象を受ける作品群で、色味の違いを楽しめました。「選抜宇宙種族の本づくり習性」が印象的で、想像力ふくらむSFだった一方で「円弧」「波」はおそらくひとつの作品なのだと思いますが、不老不死というテーマの中で想像力をいっぱいに広げた火の鳥みや「三体」みがあってやはりよかったです。個人的には「良い狩りを」が厨二病臭が濃くて好きでした。これなんかは手塚治虫の「悪右衛門」とか「ハトよ天まで」なんかの怪異と人間の恋を思わせますし、ブラックジャックの鳥人間を思わせもします。こういうのを読むと手塚治虫ってやっぱすごいんだな、とか感じますね。
    そんなこんなで良い本でしたが、個人的にはやはり「紙の動物園」の方が心に響きました。

  • 紙の動物園のパートナー本。紙の動物園はSF色薄めのファンタジー寄りだったかと思う。こちらは完全SFだ。

    二回読んだけどよくわからんかったのは1ビットのエラー。これはわからんかったわー。

    一番私好みだったのは、「どこかまったく別な場所でトナカイの大群が」。これは好き。テーマは不老不死なんだけど、あえて不老不死を選択しない母。とその娘が最後に旅に出ているところがしみじみ好き。
    ちなみに不老不死がテーマな作品はもうひとつ収載。ほんとうに世界がそんなことになったらというのがじわじわこっち側として考えられる作品。

    どの作品もSF色強いと思うんだけど、なんちゅうかいわゆるエイリアンが地球にきて人類絶望の方向じゃなくて、地球から外に飛び出す系だったりでグロなしだし、ホントにそういうこともあるかもくらい思えて逆にそれが恐いというか。

    はい、面白いです。
    円弧(アーク)は映画化されましたね。

    最後に私がとても素敵な表現だと思ったところを紹介(ネタバレ)
    「まわりでは花々が虹色に咲き誇っていた。その美しさたるや、取るにたらぬ神々が争ってこしらえた漏れを女媧(古代中国神話の女神)が宝石を溶かした練り土で修繕しなければならなかった東の空の端のようだった」
    ~波より~

  •  1冊目で「飽きちゃう」とか言いながら、読んでしまいますね。「飽きてネージャン」なのかもしれませんが、まあ、惰性ですかね(笑)

  • 本書は、「紙の動物園」に続く短編傑作集2とのこと。「もののあはれ」、「潮汐」、「選抜宇宙種族の本づくり習性」、「どこかまったく別な場所でトナカイの大群が」、「円弧」、「波」、「1ビットのエラー」、「良い狩りを」の8篇を収録。

    翻訳があまり良くないせいもあるのだろうが、ピンとこない話が多かった。特に「1ビットのエラー」は訳がわからなかった。永遠の生をテーマとした「円弧」、「波」も読むのがかなり苦痛だった。「もののあはれ」と「良い狩りを」はまあ面白かったかな(「良い狩りを」は「紙の動物園」収録作品とテイストが似ていた)。

    「紙の動物園」の作品はもう少し面白かったんだけどなあ。この作者の作品はもういいかな。

  • 人間はいわゆる「データ」として、三次元の肉体を放棄してもなお、"生きて"いくことはできるんだろうか?老いも病もなく、時間は無限。すくなくとも今の私には、それが幸せな未来だとは思えないけれども・・・そのようなことが可能となった時代の"私"は、まったく違う価値観に基づいてそれの是非を考えるのだろう。
    今はまだ想像するしかないその道筋のいくつかを、小説の力で見せてくれるのが『どこかまったく別な場所でトナカイの大群が』や『波』。
    不老不死も同じで、数百年も生きると人は何を考えるようになるのか、というテーマはいつだって興味深い。『円弧』は一人に焦点を当て、彼女が不老不死の前と後でどのような人生を送ったかを描いておもしろかった。親子の物語に仕上がっているところがとてもいい。

  • わー!紙の動物園より好みだー!
    かなりSF味が強くて、上手く言えないけどアメリカ的な感じ。
    技術の進歩が人間の進歩と捉えられていて、それこそが正義みたいな。
    でも出てくる人たちが葛藤してて、人間臭さもあっていいなぁ。

    「死は生を輝かせるために必要っていうのは神話」
    このワードが結構刺さって、不死身になりたいと思ったことないけど、不死身になれるならどうする?それでも死を選ぶ?っていう究極の選択を迫られる想像すると苦しかった…

  • 「散歩するのにうってつけのすてきな日じゃないか」

    地球の危機に男が想うことはーー。
    喪失とは決して悲しみではない。鮮烈な《望》を味わう表題作を始め、SF的物語を集めた8篇。とりわけ心に花束の詰まった大空洞が空く『良い狩りを』の感動は神話的。

  • 文学ラジオ空飛び猫たち第50回紹介本。 今年6月に公開された映画「Arc」の原作「円弧(アーク)」、表題作「もののあはれ」、「良い狩りを」の三作品をラジオで紹介しています。ジャンルはSFですが、小説を通じて人間を描いているので、文学好きにも読んでもらいたい一冊です。「もののあはれ」から始まる短編集には、命あるあらゆるものが儚く思える、びっくりするくらい想像力豊かな物語が待っています。 ラジオはこちらから→https://anchor.fm/lajv6cf1ikg/episodes/50-e15jef8

  • さまざまな角度から宇宙と人類(と人類ではないが生物たち)の物語を描いた短編集。

    私が気に入ったのは、某海外SFのような抒情的で切ない余韻を残す表題作の「もののあはれ」(これが原題というのがまた良い…)と、古き消えようとしていたものが未来を得ていく物語「良き狩りを」の二作です。

    後者については訳者があとがきで言われているとおり、古き消えゆこうとしていた「魔」なる存在が、ああいった形で生まれ変わるという「転回」が、小気味よくそして美しくたくましく描かれていて、とても素敵に感じました。ラストの一文がすべてですね。
    映画化されたという「円弧」もまた、SFに普遍のテーマである生死の概念において深く切り込んで可能性を描いていて、自分がその選択肢を得たらどうするのだろう、と考えました。死に抗えないからこそ生が輝くのか、死を乗り越えられたら生の可能性が広がっていくのか。主人公と寄り添ったり、先に旅だったり、離れたりしていく人々とともに、そんな空想を楽しんだりもしました。

    テーマこそ大きくときに難解さも含んでいるのですが、台詞ひとつや風景の表現などがとても細やかに親しみやすく描かれていて、「紙の動物園」同様に読んでいて物語世界に心地よく浸り楽しむことができました。

  • ケン・リュウのSF傑作集の第二弾。ファンタジー寄りだった前作『紙の動物園』とは違い、本作はシンギュラリティをテーマにしたガチガチのSF短編集である。相変わらずリリシズムに溢れた短篇ばかりで、心を打つ作品群とはこういうもののことを言うのだろう。全編に渡って透き通った悲しみが付随しているが、読後の深い感動は折り紙つきである。

    表題作「もののあわれ」は傘の漢字の書き方から太陽帆を広げた宇宙船へのイメージの飛躍が素晴らしく、2001年宇宙の旅の放り投げた骨がロケットへと変わる光景を思い起こさせる。国境も人種もあやふやになった居住区の世界の中で、最後の日本人となった主人公の選択は自己犠牲的でありながら、悲壮感はまるでなく、穏やかな救済を感じさせる。やや感傷的なヒロイズムを感じさせるものの、まとまりの良い感動作であると思う。

    「潮汐」は感動の皮をかぶったバカSFで、月が極限まで迫り潮の満ち引きが洪水のようになっている世界で、住む塔ごと空へ打ち上げて脱出する物語である。ノアの箱船のような趣はあるものの、読後感は非常に軽く、水の影響を受けないナイフ形の家や潮流に浮かぶ塔など、イメージが相変わらず凄い。

    「選抜宇宙種族による本づくり習性」
    こういう形の短篇も書けるのかと舌を巻いてしまった。ケン・リュウのイマジネーションの本領発揮である。宇宙人に本というデバイスが伝わっているのにも驚きだが、宇宙人の形状や生態、本という記憶・記録保持の仕方が微妙に異なっているのが面白い。宇宙人の生態などを読むのが好きな人にはうってつけの短篇である。

    「どこかまったく別な場所でトナカイの大群が」
    肉体の枷から解き放たれて3次元の壁を越えた人間が物質世界への愛着を感じる一本である。このはるか先の未来世界像こそSFの楽しみであり、収録作の中では個人的にこれが一番のお気に入りである。ほぼ全ての制約がなくなった電子世界で電子存在となった人間の女の子が、三次元の壁を越えない古代人の母に連れられて物質世界を飛行する、ただそれだけの話なのだが、文明が滅んだ後の物質世界のアポカリプスな美しさや、人間という観測者を失っても永久に残り続ける美にただただ圧倒されてしまう。かつてそこで過ごした人類への憧憬に震えながらも、進化した人類に対しても共感できてしまう珠玉の作品である。また主人公のいる世界を去る決断をした母の理由も、人類が種として成長し続けるために、探究心を捨てずに未知の生命を探すために新たな惑星へ降り立つという、フロンティア・スピリット溢れるものなのである。再会と別れという物悲しい話ではあるのだが、悲しみの中にも希望があるのがケン・リュウらしい。

    「円弧」は不死となった女性の一生を追う作品で、死を克服した人間の精神の変化と心の在り方を丁寧に描いた短篇である。死を決意させたのは愛ではなく時間から自由になりたいという結論は、手垢のついた答えではあるものの、それがかえって一人の女性の決断としては真実味がある。たとえ不死でも人は凡庸で、凡庸であるからこそ逸脱することができない。常人の何倍もの幸せを得て、様々な体験をしたものの、たどり着くのは孤独であり、別れの数に絶えられるほど人は強くない。とても読みやすく、いい短篇だった。

    「波」は「円弧」と同じシンギュラリティ、不死をテーマにした短篇で姉妹作とも言える。前者が地球を舞台にした作品なら、後者は種の継続のために不死を取るか生命の連鎖を取るかの究極の二択を迫られる物語である。夫婦で別の決断をして、その後が枝分かれしていくのも面白いが、目的の惑星にたどり着いた瞬間に、自分より後に地球を飛び立った人類が機械化して先に到着していたという下りは中々に絶望的である。そこから機械人類へのアップロードに抗えず、最終的にエネルギー体へと変わるのは、人が神になる過程を見ているようで非常に面白い。全作品中、もっともスケールの大きな作品である。

    「1ビットのエラー」は天使を宿した恋人が死に、その事故の間際に神の顕現を見たプログラマーが変数を使ってエラーという形で神を理解しようとする短篇で、まずその着想に乾杯である。ささいな1ビットのエラーこそが現実と幻想を分けており、神の存在を人智の範囲まで引きずり下ろしつつ、それでいて神が神たる理由すら崩さないのには恐れ入ってしまった。

    「良い狩りを」はスチームパンク妖怪譚である。少年と妖狐の少女の間の、種族を越えた絆や、産業革命によって怪異がその効力を失っていく世界や差別される中国人など、追いやられたマイノリティの物語としても面白い。機械技術を学んだ少年が、最終的に妖狐の少女を機械化するというオチはビジュアル的にも素晴らしく、最後の「良い狩りを」という台詞の幕引きも素晴らしい。できれば短篇ではなく長編で読みたいと思わせる、そんな贅沢な一本である。

    総じてSF色が強く、初心者にもおすすめできるイマジネーション溢れた短編集である。これと前作の神の動物園で、完全にケン・リュウのファンになってしまった。次回作が待ち遠しい。

  • 単行本『紙の動物園』を二分冊で文庫化したSF編の方。先のファンタジー編であまりにも衝撃を受けたので期待度が高かったが、苦手意識のあるSFでも流石である。根底に人間味があるからか温かい。アジアの思想がノスタルジックにさせる。

  • 初めて読んだ中国SF。
    近未来的なテーマや物語の流れには毎回慣れなかったけど、新しい世界を見せてくれて、柔軟な発想をくれた。
    いくつか素敵な物語があったけど、最後の「良い狩りを」が1番よかった。

    いつもと違う読書体験。ほかの作品も読んでみたいと思った。


  • もしまた、生死の相にあづからずといはば、まことの理を得たりといふべし。
    徒然草の第93段にある一節ですが、〝生〟とは何か?を考える時、どうしても〝死〟を考えてしまいます。
    卜部兼好は、
    生死にとらわれないで生きているなら、人生の真理を知っている。
    (違ってたらごめんなさい)
    としているのですが…
    シンギュラリティ(特異点)としての死、それを克服したその後の選択は人それぞれ(なはず)で、死を考えなくていい生ってなんなの?となります。
    永遠の生命を最初に得た人が、それを諦める最初の人になる。
    円弧をこしらえるために。
    始まりの〝(〟があり、終わりの〝)〟がある。
    とても哲学的だ、と思う。
    日本オリジナル第一作品集その2。 

  • 綺麗で少し距離がある文章という感じがする。

    ・もののあはれ
    最期の選択がどうだったかは置いておいて、
    父から伝えられた言葉や共有した感覚やそれを表す言葉が
    ほんのり明るくて温かくて良いな。

    ・選抜宇宙種族の本づくり習性
    カル,イー族のつくり出したものを見てみたいな。
    それぞれの種族の名前にも何か意味があるのだろうか?

    ・どこかまったく別な場所でトナカイの大群が
    次元を変えて生きるとか、意識体だけになるとか、人を星に飛ばすとか
    そういうアイデアってSFでは繰り返し使われているものなんだな。

    ・円弧(アーク)
    死ぬことの怖さと生き続けることの怖さはどちらの方が大きいのかな。
    生き続けたことのある人は今はまだ存在しないから
    実際そうなってみて初めてわかることもあるのかな(全く想像のつかないけれど、起こりうる問題のような)

    ・1ビットのエラー
    SE職だった友人が読んだら、もっと楽しめるのだろうか。

    ・良い狩りを
    どう終わるかを想像しながら読んだわけではないけれど、
    そんな終わり方をするとは思わなかった。

  • 芳根京子さん主演SF映画「Arc アーク」は短編集の一編「円弧」"A rc"2012年発表人類初不死を獲得した女性を通して生と死の物語。おすすめは表題「もののあはれ」2013ヒューゴ賞短編受賞作。地球滅亡により他惑星移住航海中危機的状況下で日本人宇宙飛行士がとった驚きの行動とは。中国出身米国育ちの著者に2011年東日本震災において世界に驚きを与えた日本人の行動と心の本質を教えていただいたようです。

  • 現代SFの重要テーマの一つであるシンギュラリティを扱った収録作『波』は、デジタル化された生命体から見た世界には時間という概念が無いことに驚いた作品です

  • 「良い狩りを 」スチームパンクの中国版?Netflixで映像化されているそうなのでそちらも楽しみ。

全106件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

ケン・リュウの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×