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Amazon.co.jp ・本 (592ページ) / ISBN・EAN: 9784150122140
作品紹介・あらすじ
惑星パックスを植民開発する人類は土着植物が意思を持つことに気づく。人類に敵意を持ち意図的に毒を持つ植物との共存は可能か?
みんなの感想まとめ
未知の惑星における人類と知性ある植物との関係を描いたこの作品は、約100年にわたる入植の歴史を通じて、世代ごとに異なるテーマが展開されます。各章は、調査や反乱、冒険、交流、戦闘といった波乱に満ちた出来...
感想・レビュー・書評
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SF。ファーストコンタクト。植物。
一章ごとに世代が変わり、各章のテーマも異なるような構成が特徴的。
未知の惑星の調査から始まり、反乱、殺人、冒険、交流、戦闘と、波瀾万丈の年代記。
解説にあるように、特定の主人公を設定せず、惑星の生態系全体を俯瞰するように読むと、人類・植物・他種族それぞれの物語があり、多くの感動や知見があるように思う。
厳しく、残酷な面もあるが、惑星パックスの自然は、とにかく美しいと感じた。
帯に、"21世紀の『地球の長い午後』"とあったが、個人的には『地球の長い午後』よりも好み。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
約100年にわたる惑星の入植年代記を綴ったSF小説。翻訳の酷さと(おそらく)原文の拙い描写により、非常に読みにくく、話が頭に入ってきづらいと感じたことが結構あったが、後半からは話が動き出し、最終的にはまあまあ面白いと感じた。知性ある植物と、地球人、異星人の7世代に渡る交流だが、序盤のストーリーをもう少し面白く、かつ後半にもっと活きる形で展開してほしかった。序盤が退屈すぎる。いまいち生活の情景が浮かびにくく、場面が急に変わったり、興味の持続を保つような話運びとは言い難かった。後半四章は近い時代ということで話の繋がりもあり、ミステリーからの冒険からの戦争からの異種族との共生をテーマにしていて、話の展開が面白く、一気に読めた。植物(スティーブランド)視点の語りは、異星の植物にしては人間のような思考でやや違和感を感じてしまったが、戦争中に各所で何が起こっているのか説明するためにうまく機能していたかも。人間以外の知性との共存の難しさが、同じ人間でも分かり合えていない現状の地球の縮図として寓話的に語られているようでもあり、非常に興味深かった。
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年末から読み始めて今までかかっちゃったけど、素晴らしい読書体験…2022の初SF。
腐敗した地球を離れた、《パックス》…平和…への入植者の7世代100年を描くのですが、断片的でときどき置いていかれながら、それぞれの進歩と夢とに導かれ。
ファーストコンタクトものでもあって、それが、えーと植物とはねえ。少し…『あなたの人生の物語』のエイリアンにも似ているかも。
しかし植物はかくも、動物とかかわってる…ある意味支配しているのですね、栄養や酵素や精製物を生成物を使って。だってそうよね、ラベンダーの香りに鎮静されたり、大蒜食べて元気出たりするもの。
この星の植物たちの愛らしき…憎いときもあるが…個性の豊かさよ。人間のキャラたちと比しても遜色なき。
あー、100年だからね、最初のほう忘れちゃったけど、今すぐ最初から読み返したいよ。
ラストあたりを、ドビュッシーとグレンモランジーと…手製の蒟蒻煮で過ごしたこの夜も気持ちいいのでした。 -
地球を出た数十人がたどり着いた星は、地球より10億年古い星で地上の多くが植物相に覆われていた。そしてそこには、知性を持った植物がいた。
人は、電気信号という物理変化による思考だが、ここの植物は、科学変化による思考。なるほど、面白いなぁ。思考スピードには難がありそうだが、複合的に思考出来そうな気もする。 -
地球を出て別の星へ移住する。聞いたことのある設定だけど、詳細は初めての出会いだった。植物にそのままの生体の中で意識があったらこんなふうかもしれない。でも一体どの部分で考えてるのだろう?どうやって分子構造を変化させてるんだろう?等々思いながらも最後はそういうものだと思うことにした。未知の世界観はとても不思議で面白い。
地には平和を -
移住に至る導入部が黎明期のSFか?ってな古さや幼稚さを感じたけど、植物ってのは面白い
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移住してきた惑星での7世代にわたる物語。あるものは人間を殺そうとし、あるものは人間を利用しようとする知性ある植物。惑星に生息するクリーチャー。人類より先に移住していた異星人。それぞれの世代を舞台とした出来事が連作短編形式で綴られる。ファースト・コンタクト、ミステリ、秘境探検、戦争など章ごとに味付けが異なり飽きが来ない。面白かった!!
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著者の第一長編。
既に翻訳家としての実績があり、また、詩や短編を発表している作家らしく、かなり書き慣れた印象を持った。
ジャンルとしての『ファーストコンタクト』ものでこのように世代交代が行われる、年代記形式の群像劇というタイプは珍しく(ちょっと読んだ記憶がない。探せばあるのだろうが)、その点もユニークだ。
続編なり、他の著作なり、新刊が出たら次も買うと思う。
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