- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150122997
感想・レビュー・書評
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2020-11-01
3部作の完結編。これで完結なの? どうせなら未来まで書いて欲しい。
同じ世界を舞台にしていながら、3作とも全く違う話なのが面白い。
個人的にはやっぱり前作MSEがすきかなあ?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これで完結だそうだ。安心した。
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三部作を読了。 まず読み終えたことの達成感を感じる。
今作のラストには前作のような爽快感はなかった。〈新アメリカ人〉の新幹部になった守川励子による〈戦争の息子たち〉の残会員襲撃は、終わりなき戦いを連想させる。
マックがいなかったのは残念だが、ノリとくじらが出てきたのは嬉しかった。パイロットの手腕は衰えなく磨かれている。ノリがアフリカ系だったことに驚いた。
グリセルダとマックはどうしているのか気になってしまう。十中八九結婚はしているだろう。くじらのいる島で挙式をしたかもしれない。
主人公二人の視点が頻繁に入れ替わるのが面白かった。
2人のトラウマがサイバーバブルで鮮明に思い出すシーンはかなりつらかった。
ブラディマリーが槻野昭子だったのはなかなか衝撃だった。
革命から始まり、最後に再度革命が起き東京参謀本部との争いも避けられない状況になる展開は確かにサスペンスとも感じられた。
励子が敵として対峙した人物には身内が山崗将軍に処刑されたものも多く、その境遇は励子とビショップの身内が死んだ理由と似ている。しかし信条の差異で殺しあわなければならない。みんな皇国を、臣民の安全を憂慮しての行動だった。しかしトップにいつも邪魔されていた。多村前総督は悪人だったのか、山崗新総督は善人だったのか。後者は体制を維持するためにたくさんの処刑を実行した。それを許せない渡部プリスの気持ちはわかる。ダニエラが理不尽に拷問の挙句両足を残虐に失うことになったのは悲痛きわまりない真実だった。 唯一無二の親友と殺しあわなければならない悲しみはいかほどのものだったか想像に絶する。
ビショップがサイバーバブルで体験した元妻とのいきさつ、ナチスから受けた拷問。辛く苦しい描写だった。描写を思い出すときつすぎてどうにもならない感情が滞留する。しかもロケットパック隊の真実は生還を前提とされない情報収集のための撒き餌だったのが痛々しい。人間の考えることの残酷さと容赦の無さに辟易する。
ラスト後は〈新アメリカ人〉がUSJの代表として東京と交渉の矢面に立つことになるのだろう。
励子とビショップの関係はどうなるのだろう。気になってしょうがない。
争乱の時代はまだ鎮まる気配を見せない。 -
こんな調子なら、今後も幾らでも続けられそうだよね。
これからの展開も面白そうなのに残念だな。
ただ、下手に続けるとマンネリになるので思い切りよく、ここで終了で丁度良いのかも。
惜しまれつつ、去るのが有終の美学かな(汗) -
大西ってメカ・サムライ・エンパイアだと誰だっけ
後半ページ数少ないのにどうまとめるかと思ったけれど、特にまとめる風でなく -
歴史改変SFシリーズ3部作完結篇。
テンポの良さと読者を惹きつける描写は健在。ラストはこういう感じなのかーと言うのか正直な感想。 -
日本とドイツが勝利したUSJ三部作の最終巻。
MSEは青春モノ過ぎてあまり肌に合わず、USJは登場人物が裏切られた社会の精神的バックボーンが慣れなかったのでイマイチ感があったが、CSRは主人公を体制側に据えた上で陰謀劇とした為話に疾走感があり一気に読めた。しかし海外の人は自分で作成した世界を一気に変えたがる癖があるのだろうか。 -
3部作完結編。最後までテンション落とさずに走り切った。恋愛関係にない、所属の違う男女バディものという点は第一作の「ユナイテッドステイツオブジャパン」に共通するか、むしろ2作目の「メカサムライエンパイア」がちょっと雰囲気違うのか、あれだけ青春してるし。メカメカしさでは三部作の中でも一番濃いかな、そこが良い。
K、実写化するなら誰かと考えてる。関西弁、割とピュアなオタク、ひねくれ。とろサーモン久保田やと悪意が前に出過ぎ、かまいたち山内やとひねくれが足りない、関西弁を何とかできればタイムマシーン3号関かな。