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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784150123062
作品紹介・あらすじ
イーガン、ジェミシン、ストロス、ドクトロウ……。2000年代に発表された海外SF作品の粋をあつめた充実の年代別アンソロジー!
感想・レビュー・書評
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ふくぽんさん貴方の解説がどの書評や口コミより分かりやすく,個人的にとても助かりました。ありがとうございます。貴方の解説がどの書評や口コミより分かりやすく,個人的にとても助かりました。ありがとうございます。2025/07/18
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2025年11月12日読了。2000年代に発表された海外SF短編のアンソロジー。冒頭のショートショートが異色で、あとは全体的にディストピアSFが多い印象。重く暗く苦しい鉱山労働を下から燃える火が照らすイメージが鮮烈な劉慈欣『地火』がベストか、まさに中国から産まれたSFという感じで非常に面白い。「自分だったら…」の想像が余韻を残す『第二人称現在形』、「よくある世界設定」なのにありそうでなかった舞台設定が楽しい 『シスアドが世界を支配するとき』なども楽しめた、が、「もっとグッとくるいいSFがこの時代あったんじゃないの!?」という感想…選者のセンスか。他の時代のSFアンソロジーももっと読んでみたい。
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2025年7月 紙の本
どれも素晴らしい作品だと思うが、なんと言うか地味??渋い??ワクワク感は少なかった。
全体としては星二つくらいだが、暗黒整数とコールダー・ウォーで星三つ。
今回思ったのが、作者が変わった時に頭をすぐ切り替えられなくて、(SFの)アンソロジー読むのがしんどかった。老化?加齢飽和した記憶力?体調不良?
アンソロジー読むのが、好きな作家さんを見つけて新規開拓する一番手取り早い方法なんだけどなぁ。
以下、面白かった順番に備忘記録
◎暗黒整数 一番面白くてワクワクした!数学を使って異星人(異次元の異星人??)と戦争になりかける話。難しい理屈はわからないけど、「暗黒整数」ってタイトルだけでもうドキドキする。
◯コールダー・ウォー 大好きな設定だけど文章読みにくい。内容も分かりづらいのでもう少し説明が欲しい。でもクトゥルフなので許す。この人の「残虐行為行為記録保管所」と「ミサイルギャップ」は読んでみたい。出回ってないので図書館行かないと読めなさそう。
◯地火 唯一の既読作品。劉慈欣の作品ならもっと派手で面白いものもあるのに、これを選ぶのが渋いなあと思う。味わい深い名作。
◯懐かしき主人の声 猫可愛い。大好き。実は飼い主に忠実なんです。
◯ジーマ・ブルー 「懐かしき主人の声」と同じくらい胸にじんわりきた。賢いロボットが原点回帰する話。
◯第二人称現在形 実は母の愛がテーマ?自分の子供がこんなふうになったらどないしようか、とずっと自問自答しながら読んでしまった。いろいろ考えさせられる作品。
◯ミセス・ゼノンのパラドックス 仲良く半分こ
◯シスアドが世界を支配するとき 苦手な作風で読むのがとても苦痛だった。作品の出来が悪いわけではないので、このノリが苦手でなければ面白いかもしれない。
◯可能性はゼロじゃない 疲れて読めなかった。
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一番最初の「ミセス・ゼノンのパラドックス」。2人の女の人がカフェでブラウニーを限りなく半分こし続け「わぁ宇宙変わった…… 」となった。ページ数たったの6ページなのに壮大。こんなおしゃれな量子力学のお話あるんだなぁ。
「地火」の火災のシーンで劉先生は物が破壊・爆発する描写がやっぱり上手すぎると興奮し、「シスアドが世界を支配するとき」で人類最高……!となりかけ、それから次の作品で少しずつ冷やされていき、「ジーマ・ブルー」で「私、三葉虫の時が一番幸せだったのかも……」とちょっとしんみりした。収録順がとても良かったなぁ。読後感が味わい深くて。全部の作品面白かった。
●ミセス・ゼノンのパラドックス エレン・クレイジャズ
●懐かしき主人の声 ハンヌ・ライアニエミ
●第二人称現在形 ダリル・グレゴリイ
●地火 劉 慈欣(リウ・ツーシン)
●シスアドが世界を支配するとき ユリイ・ドクトロウ
●コールダー・ウォー チャールズ・ストロス
●可能性はゼロじゃない N・K・ジェミシン
●暗黒整数 グレッグ・イーガン
●ジーマ・ブルー アレステア・レナルズ -
ちゃんと読むと面白い。私が個人的に好きなのはハンヌ・ライアニエミの『懐かしき主人の声』。猫と主人の哀愁漂う関係性が好きだ。
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面白かった順に、
ドクトロウ「シスアドが世界を支配するとき」
レナルズ「ジーマ・ブルー」
グレゴリイ「第二人称現在形」
2000年代?最近でしょ?みたいに感じていたけれど、「シスアド」で時代を感じた。今もこういうシスアドの人たち居ると思うんだけど、いま自分が使っているサービスはほぼクラウドに載っている。この話を今書いたら、AWSの人も重要キャラクターで出てきたんだろうな。
しかし自分が年を取ったのか、すべてに「わあ! すごい!」みたいにはならなくて、デカかったり新奇なアイデアがある話なら面白いっていうものでもないのであった。人の気持ちが(テンプレどおりじゃなく)揺れる話がいいですねやっぱり。 -
2020年11月ハヤカワSF文庫刊。90年代海外SF傑作選から18年ぶりの刊行とか。そういえば、ゼロ年代の海外SFアンソロジーは、初読みかと。ダントツで暗黒整数が良い。懐かしき主人の声も面白い。姉妹編の2010年代も楽しみです。目次/エレン・クレイジャズ:ミセス・ゼノンのパラドックス、ハンヌ・ライアニエミ:懐かしき主人の声、 ダリル・グレゴリイ:第二人称現在形、劉慈欣:地火、コリイ・ドクトロウ:シスアドが世界を支配するとき、チャールズ・ストロス:コールダー・ウォー、N・K・ジェミシン:可能性はゼロじゃない、グレッグ・イーガン:暗黒整数、アレステア・レナルズ:ジーマ・ブルー
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国産SFアンソロジーの「ベストSF」や「日本SFの臨界点」に比べると、正直イマイチ。翻訳SFってそんなに落ち込んでたっけ? そんな中、テクノロジーの光と影を真正面から描いて、迷いのない「地火」が出色の出来。これが中華SFの勢いというやつか。あとはクトゥルーバカSFの「コールダー・ウォー」が楽しい。
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2023-12-16
「地火」「暗黒整数」以外は初読、のはず。それら含めて確かに傑作選。こららがもう20年近く前とは。
ライアニエミやっぱ好き。量子怪盗の続きが読みたい。 -
編者の橋本さんは知らないけれど
それなりに海外SFを楽しめた。それなりに? そうだね。あまり響かなかったかな、今回は。シリーズに期待しよう。 -
素敵な作家を開拓できる
・懐かしき主人の声
・第二人称現在形
・コールダーウォー
・ジーマブルー
がお気に入り -
海外作家さんの本を一冊丸々読むのは大変だから、短編集で作家さんの情報を収集できて有難い。
結果どれも楽しかった。 -
粒揃いというか驚きが少ない
ストロフ「コールダー・ウォー」が印象深い
似た雰囲気の短編の記憶が微かに残っているけど「ミサイル・ギャップ」だったか? -
グレッグ・イーガンの「暗黒整数」は、「90年代SF傑作選」の下巻に収録された「ルミナス」の後日譚。前作ほど面白いとは思わなかった。劉慈欣(リウ・ツーシン)の「地火」が面白かった。これはいよいよ「三体」を読まないとだめかしら。一番気に入ったのは、アレステア・レナルズの「ジーマ・ブルー」。同じく「90年代…」の下巻に収録された「棺」に似た雰囲気を感じたが、全然違う人(ロバート・リード)の作品だった。「90年代…」の上巻の方に、レナルズの「エウロパのスパイ」が収録されていて、面白かったというメモが残っているが、どんな話だったか思い出せない。
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印象に残ったのは
『地火』
『シスアドが世界を支配するとき』
『ジーマ・ブルー』 -
おもしろかった。総じて読みやすい作品が多かったように思う。イントロダクションの短文も、簡潔に作品にみちびいてくれてよい。
一番好きだったのはグレッグ・イーガン「暗黒整数」。
本編の「ルミナス」を読んでいないし、たとえ読んでいてもやっぱりわからないんだろうと思うけど、それなのにがっつりつかまれる面白さだったのがすごい。タイトルもかっこいいし。「ルミナス」読んでからもう一度読みたい。
それから冒頭のエレン・クレイジャス「ミセス・ゼノンのパラドックス」がめっちゃ好き。ショートショートぐらいの長さ(短さ)で、ジョーク話なんだけど、宇宙ゆがんでそうで笑う。
コリイ・ドクトロウ「シスアドが世界を支配するとき」もよかった。これはイーガンとは対照的で、なぜそうなったか、何が起きているのかは一切説明なく、いきなりカタストロフィに放りこまれたシスアドたちの奮闘を描く物語。こういうのもいい。
リウ・ツーシン「地火」 『三体』と同じくあくまでもリアリティに依拠しながら、壮大な世界を描いていく。業火を感じるようなすさまじい描写。
アレステア・レナルズ「ジーマ・ブルー」も、美しかった。原初の場所をたどる欲求は、すべてのものにそなわっているのかもしれない。「加齢飽和した記憶力」というフレーズにイテテとなりました(^_^;;
あ、それと、あとがきが続き物になってることに少し心ふるえた(笑)
2000年代のSFを総括してから、「はたして、次の十年、SFはどうなったのか?」(『2010年代海外SF傑作選』に続く)と記されているだけなのですが、あ、読まなくちゃ、と思ったので成功していると思いますw
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