デスパーク (ハヤカワ文庫SF)

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  • 早川書房 (2022年6月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (544ページ) / ISBN・EAN: 9784150123703

作品紹介・あらすじ

寿命が法で定められ、五人で体を共有する未来。人生の残り時間を増やすため参加したゲームパークで、誰かに共有仲間を殺された!?

みんなの感想まとめ

未来の世界で、寿命が法で定められ、五人で一つの体を共有するという独自の設定が展開されます。この作品は、緻密に作り込まれた世界観とテンポの良いストーリー展開が魅力で、まるで映画を観ているかのような満足感...

感想・レビュー・書評

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  • あっという間に最後まで読み切りました、、、!
    まるで映画を一本見終わったかのような満足感を味わえる作品。

    細かいところまで世界観が作り込まれていて最後までテンポよく話が進みます。最後にどんでん返しがあり、もう一度最初から読み直さなきゃ!と今から読書2週目に入るのが楽しみでたまりません。

    本作がデビュー作という著者の今後の作品が今からとても楽しみです!

  • 設定や世界観文章の書き方に至るまで、自分の好みにドストライクな作品でした。SFの中でも、特にサイバーパンク的な世界観が好きな人にオススメです。1つの体に、同意の上で複数人の精神が宿っているという設定が最後まで生かされていると感じました。世界観を説明する最初の数ページが気に入れば、その後は一気に読み進めたくなるようなテンポの良い作品です。
    ぜひ多くの方の感想が読みたいです。

  • 面白いけど、もっと面白くなるポテンシャルがあったという意味で惜しい作品かもしれない。場面場面ではとても面白いところがあった。シエラの異常性が、この作品特有の設定の中で遺憾無く発揮されていたところなどはのめり込んで読めた。逆に、最終決戦のゲームは盛り上がりに欠けたし、どんでん返しも読み返したくなるほどではなかった。中盤は読んでてずっと楽しかったので、終盤の展開だけが少し残念。映画映えしそうな作品ではある。デビュー作との事なので今後に期待です!

  • 久しぶりに期待を超える面白さでした

  • 532ページを超える大作ですが、駆け抜けるように読んでしまいました。

    舞台は17歳で自分の肉体とその寿命を決めるという世界。
    主人公たちは5人でひとつの体を分け合い、さらにお互いの持ち時間4時間の中で生活しています。

    アレックス、ケイト、マイク、ベン、シエラの5人はそれぞれ個性も調書も全く違う5人。
    アレックスは真面目で気弱。ケイトはやや堅物で学級委員長タイプ。要領よく聡明で、マイクは筋トレが生き甲斐のマッチョメン。ベンはゲームとハッキングに長けていて数字にこだわり、シエラはバー通いが好きな自由主義。
    この個性バラバラな5人がやってきたのはデスパークというところで、寿命が残り僅かになった者たちが寿命を賭けてゲームをするという(ヤバイ)場所。
    順調に勝ち進めていたある日、仲間のひとりが突然いなくなってしまいます。

    仲間はどこへ行ったのか。
    誰の仕業なのか。
    SF × ミステリー(サスペンス?)という雰囲気の小説です。

    読み終えて思ったのは、(全然ジャンルが違うけど)「本日はどうされました?」(加藤元/著)と似た要素があるな~ということ。「本日はどうされました?」の方は登場人物ひとりひとりの章を追いながら「犯人はだれなのか?」を探るという話で、「人の悪意×犯人は誰なのか」というじわじわ炙り出していく感じがそっくりです。(こういうの好き)

    読んでいる途中で犯人候補が2人に絞り込めた(し、そのうちの1人は明らかなダミー犯人だった)ので犯人自体に驚きはなかったのですが、その動機がヤバイ。

    そもそも(他の選択肢をとらずに)5人で1つの体を共有する、という選択肢を取った時点で全員がかなり突飛な判断をしているのに、全員が「自分はマトモ」と思っています。これが怖い。

    そして彼ら、17歳という年齢もあってか、うっすらと他人を見下していたり、かと思えばメンバーに対して全く同情心がなかったりと、かなり個性的。
    この人間関係のどろどろ具合はある意味では昼ドラ好きの方たちをも惹きつけるほどかもしれません(笑)
    (精神年齢中年でやれば昼ドラになる可能性はあるはず)

    5人で1つの身体を共有するという枠組み自体がユニークで面白いので、もっと他にも同じルールの人たちが過ごす日常ドラマ(もちろん本作と同様のサスペンスでも)を読んでみたいなと思いました。

    著者のガイ・モーパス氏は本作がデビュー作だそうで、今後に期待です!

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