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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784150124311
感想・レビュー・書評
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下巻も絶体絶命のピンチの連続で息つく暇もない展開。最後までハラハラさせられっ放しだった。が、原題にもなっている植民惑星「PARADICE-1」についてはほとんど明らかにされず、病原体「バジリスク」の正体も多くの謎を残したまま幕を閉じる。to be continued …実は三部作の第一部だと解説を読むまで知らなかった。原書の続編は24年8月刊行予定らしい。当然、翻訳本はそれ以降。気長に待とう。
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人間にもA1にも取り憑く謎の存在「バジリスク」。生命でもウィルスでもないそれは、憑りついたものを自己破壊的な衝動に差し向けるような妄想を抱かせるのだが、同胞同士を食い合わずにおれない飢餓感だったり、何かが体内に寄生しているという強迫観念から自らを解剖しようとしたり、感染ごとに妄想の種類が異なるという、その正体およびその目的や意図がまったくわからない。その謎にせまっていく後半だがクライマックスの敵との激闘のアクションに、主人公たちの過去のトラウマの物語も絡む感じはちょっとシン・ヱヴァっぽいかも。謎の存在バジリスクの正体は、それが真の正体であるかはわからないが、なるほどという感じ。というのもこの上下巻は全3部作の第1部に過ぎず、まだ物語は展開していくのだった。
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SFでホラーというジャンル。アレクサンドラ・ペトロヴァ(サシャ)は防衛警察の警部補である。AIのアクタイオンが言う。パーカー船長は冷凍睡眠チューブ内で死亡されました。お悔やみを申し上げますと。サシャはそんなはずはないと抗議する。私はパーカーと直接話をした。手で触ったと。AIはそれはホロ映像だと。固体光投影設備(ハードライト)のお陰だという…。なんということだ。これから先もどうなるのだろうか?読者を引っ張っていって振り回してくれる。これが三部作の第一だとは…。
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危険な妄想に取り憑かれたAIと人間が攻撃を仕掛けてくる中、なんとか活路を見出そうとするペトロヴァに知らされた衝撃の真実。絶体絶命の危機的状況が何度も繰り返され、スリル満点の展開です。ああでも宇宙なんて絶対に行きたくない!
妄想の種類がなかなかに豊富で、どれもが絶妙に嫌です。アルペイオス号の「なにものかに侵入された妄想」というのも、それだけだとあまりピンとこないけれど。それが生み出したこの惨劇はあまりにおぞましくて。ゾンビが溢れる方がましかもしれません(もちろんそれもめっちゃ嫌ですけれど)。
さて、いよいよの対決シーンですが。病原体バジリスクも恐れをなすあの人……とんでもなさすぎでしょ。一番恐ろしいのはあの人の存在だったのか。そしてようやくの大団円……かと思いきや、またしても衝撃の展開で幕が下ります。まだ続くのか、これ。気になるぞ。 -
意識して呼吸をしないと息ができない。ひたすら空腹感に襲われ食べ続けたい衝動に襲われる。何かが体内に入っているような違和感に原因を見つけようと身体を切り刻んでいく。光を異様に恐れる……。それに取り憑かれてしまったら最後、何かに固執してそれしか考えられなくなる。それは細菌かウイルスか?そんな恐怖のなか、感染してしまった宇宙船が数百も漂っている宇宙空間で、生き残るためにあがく。
出てくる宇宙船の名前と、船にそれぞれ搭載されているAIの名前がすべてギリシャ神話からとられていて、この名前のついた船にこの名前のついたAIが搭載されているのは何か繋がりがあるのかなあとか、感染して引き起こる症状はそれぞれ違うのだけれど、そこもまた何か繋がりがあるのかなあとか。考えたけれどあまり分からなかった。これは単純に私の知識不足か、関係ないのか。それを抜きにしてもAIがとるアバターがちゃんと名前にあった格好で、そこも神話と相まって変容していく過程の気持ち悪さと怖さがあってとてもよかった。
感染した宇宙船が、ある惑星を守っているのだけれど、なぜそうなっているのかの謎も早く知りたくてページをめくる手が止まらなかった。
で、あきらかに左手に感じるページ数が少なくなってきて、これはこの分量で謎が分かるまでいくのかと、上巻、下巻中盤まで感じていた不安とはまた違う不安に襲われながら……。
これって解説を読むぶんには、続編が出るってことだよね。ここでお預けはもやもやする!絶対に次も読む!
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いい感じで盛り上がってたら、まさかのぶち切り。
後書き見たら、三部作の一作目?
二作目は本国でもこれから?
ふざけんな、そんな先に覚えてると思ってんのか。
面白いねん、勘弁してくれや。
仕掛けが面白い。
既視感の先に違うものがあるのか。 -
3部作だから、これからと言う所で物語が終わる。
酷い、酷すぎる。
今の所、続きを発売する予定はないのか?
早川は時折、これをやる。
最初から3部作と分かっていれば、全作が刊行されてから買うのに・・・
最低だよ。 -
人間やAIに抗えない妄想を植え付け狂気に至らしめる精神感染体、<バジリスク>の恐怖を描いたSFホラー、下巻。
惑星<パラダイス-1>の軌道上にある数多の宇宙船全てが、精神感染体<バジリスク>に汚染され、船内では様々な"狂気"が振り撒かれていた。汚染された宇宙船による苛烈な攻撃を受ける中、それら宇宙船の中で最大規模を誇る植民船<パシパエ号>によって、サシャとジャンが乗ったポッドが捕らえられる。そこでサシャは"母親"と再会する―――。
上巻で魅せた緊張感と勢いそのままで引き続き描かれる、<バジリスク>の精神汚染による狂気と地獄絵図。妄想に憑りつかれ自分自身を切り刻む光景や、狂気によって変貌するAIのホログラムなど、相変わらずホラー描写が秀逸で、思わず顔が歪んでしまうほど。また、宇宙船同士の攻防や、3Dプリンターで自身を次々と複製して戦闘を繰り広げるラプスカリオンなど、戦闘シーンでもしっかりと見どころがあり、失速することなく上下巻、最初から最後まで存分に楽しむことが出来た。
難点を言えば・・・「この作品、三部作の第一部だったのかー!!」。や、知らずに読んでた自分が悪いのだが・・・。ということで、<パラダイス-1>で何が起こっているのか、真相は次(次)作までお預け。うわーめっちゃモヤモヤするぞー!(ちなみに第二部"Revenant-X"は、アメリカでは2024年11月に発売されている模様。ハヤカワさん、翻訳を早めにお頼み申す!) -
『ルールを作る立場のいいところは、自分はルールに縛られないことよ』
「さわられるのが嫌いなのはわかってるけど、いまはこうさせて」
「例外をつくるのはやぶさかでないよ」 -
上巻に記載
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