デューン 砂丘の子供たち〔新訳版〕 下 (ハヤカワ文庫SF デューン・シリーズ)
- 早川書房 (2024年3月6日発売)
本棚登録 : 147人
感想 : 13件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784150124380
作品紹介・あらすじ
緑化が進むアラキスで、アトレイデス家の双子レトとガニーマは黄金の道の幻視を観る。伝説的傑作《デューン》シリーズ第三部新訳
みんなの感想まとめ
物語は、アラキスにおけるフレメンの文化と水の重要性を背景に、双子のレトとガニーマの成長と冒険を描いています。初期三部作の中でも特に奥深いテーマを持ちながら、読者を引き込む面白さを兼ね備えています。キャ...
感想・レビュー・書評
-
「デューン 砂丘の子供たち〔新訳版〕 上・下」( フランク・ハーバート : 酒井昭伸 訳)を読んだ。 (何度目かわからない)再読。
初期三部作の中では一番奥深い難しさを隠し持つものの、読んでいて一番面白いのもこれかな。
スティルガー、ダンカン・アイダホ、ガーニー・ハレックのそれぞれが渋くて痺れる。
アラキスにおけるフレメンと水との関係を端的に表す印象深い文章を引く。 『ここのフレメンはいまも"天国とは流れる水の音にほかならず"と信じているが、』(本文より)
とりあえず新訳版はここまでなのだが、次の「デューン砂漠の神皇帝」とか出るのかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上巻は星5つ付けたけど、下巻はレト(主人公の双子の男の子のほう)が“あんなふう”になった場面から一気にドン引きしてしまった。それを差し引いたらおもしろかったんだけど、それだけがどうしても受け入れられず、あぁ、そうですか、なるほど、はい、って感じで終わってしまった。このあとも続編があるけど、しばらく読まないでおこうかなと。
-
後半になるとキャラクターが散り散りになって行動することになり、文章からその空間の荒々しさ、静けさなどをイメージするのが楽しかった
そして何人かのキャラクターは大きな進化を遂げることになり、それにより紡がれていく未来を見届ける形になるのがワクワクするポイント
上巻は読むのを止めてしまった時期があったけど下巻はノンストップで読んでしまった -
《登場人物》
レト……先帝ポール・アトレイデスの息子
ガニーマ……レトの双子の妹
ジェシカ……ポールの母
イルーラン……先帝妃
アリア……双子の摂政。ポールの妹
ダンカン・アイダホ……演算能力者[メンタート]。アリアの夫
スティルガー……タブールの群居洞[シエチ]の指導者[ナイーヴ]
ガーニー・ハレック……ジェシカの右腕
ファラッディーン……コリノ家当主
ティエカニック……コリノ家当主付き上級大佐[パシャール]
ジャヴィード……アリア配下の司祭
ナムリ……背徳のフレメン
サビーハ……ナムリの姪
ムリーズ……フレメンの〈棄民〉
アサーン・タリーク……〈伝道者〉の道導者[どうどうしゃ]。ムリーズの息子
〈伝道者〉……謎の辻説法者 -
難しくて理解が追いつかない部分が多々ある。そうなるとただただ字を追うばかりで読み終わった後はやっと終わった!となることが多いけど、デューンはわからかい部分もありつつ、全体的に面白さはわかるから、また改めて読み直したい!と思わせてくれる。ラストになるにつれ、レト二世の行く末、もう壮大すぎて、わくわくしてしまった。ファラッディーンがハルクアルアーダとなったときは鳥肌ものだった。
デューンは是非完結まで読みたい。 -
「砂の惑星」の第三部。話はやはり複雑なままで、物語で誰が悪役で誰が善玉なのかはなんとなくわかってきた気もするが、でもそれぞれの勢力の思惑も分からないし、展開もなかなか理解できなかった。まだシリーズには続きがあるが、この先はもう読まなくても良いかと思った。
-
今出ているデューンシリーズの中で新訳の日本語翻訳版はこれが最後。読み切ってしまうことに切なさを覚えながらも展開が早くて面白いので一気に読めた。
伝道者の大衆に訴える力や、レトが”黄金の道”に進んでいく勇気には少し怖さをも覚えるけれど、その分魅力的に思えて、支配するもの、統治する者のそういった側面で大衆は惹かれがち、信じてしまいがちなのでは?と思ったり、物語自体は面白いが、一国の統治といった現実問題に照らしてみるとすこし恐怖を感じたりと、考えさせられたりもする。
あとはダンカンやガーニーなどお馴染みのアトレイデス家の臣下たちが活躍するのもとっても感動するし、ファラッディーンや双子(レトとガニーマ)のような今作から出てきた主要キャラクターたちも本当に個性的で魅力的。
世界観とともに、それぞれの個性がデューンという作品に色をつけているし、読者も誰かしらに愛着を持てるから楽しめるのでは?
また、色々なSF作品の元にもなる金字塔と言われるデューンの魅力を感じられる。特に本作”砂丘の子供たち”については、スターウォーズが後からこれを参考にしたのではないかと思うほど。
旧訳版は1984年出版なので、読みづらいかもと思うと手を出しにくい。新訳版が出されるのを首を長くして待っていたいと思う。 -
人類補完計画でした(笑)
ファースト(ポール)、セカンド(アリア)が失敗し、サードチルドレンのレトが成し遂げるみたいな。ゼーレはもちろんベネ・ゲセリット。
それにしてもこの一連の作品群、女性の扱いがなんだかなあ。ジェシカ、アリア、イルーラン、ガニーマ。主役悪役に関わらず、役割が中途半端。作者って女性不信だったのかしら。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画では21世紀のポリティカルコレクトを踏まえて、ジェシカとチェイニーを活躍させていた。DUNE3でアリアをどう描くのか興味津々。
著者プロフィール
フランク・ハーバートの作品
