神々の角笛 (ハヤカワ文庫)

  • 早川書房 (1981年7月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784150200336

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

現代人が異世界の神話世界に飛び込み、独自の知識を駆使して活躍する姿を描いた作品は、北欧神話を舞台にしたファンタジーの魅力を存分に楽しませてくれます。主人公ハロルド・シェイは、最初は頼りない存在ですが、...

感想・レビュー・書評

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  • 初読のときは北欧神話の知識が『女神転生』由来のモノくらいしかなく、原典を知るがゆえの愉しみというものを覚えられなかったが、それはそれでよかったのかもしれない。再読した今回、北欧神話の知識をそのときよりは増していても、本書を読む楽しみは減じなかった。この物語に感じた愉しみは、北欧神話由来のものだけではなかったということになろう。
    読み返してみると、大学時代に耽溺していたTRPGにおいて、けっこう影響されていたように思う。魔法という、ルール無用と見えるものにも厳然たるルールが存在する良さ、とか。

    1980年代、洋も和も異世界転移モノがなんだか流行った時期があったように思う。なにが発端だったのかわからないが、2010年代から日本で流行りはじめた不可逆系ではなく、行って戻る系、『ふしぎの国のアリス』や『オズの魔法使い』の系統と見える。
    1940年発刊の本書は1980年代のムーブメントの、ひょっとすると祖のひとつであるのかもしれない。子供の時読んだものを、大人になったときに追い求めるアレというか。フィリピンで今ボルテスVが実写化されたかのような。
    どことは言えないが、Fate S/Nの引用元のひとつであったりするのかもしれないとか思ったり思わなかったり。

  • 例によって遅まきながら読むファンタジーシリーズ、今回は
    ハロルド・シェイの活躍である。

    神話の世界を訪れた現代人が、その世界で次々と巻き起こす
    ドタバタをコメディタッチで描いたこのシリーズ、この巻は
    北欧神話編である。神話世界と現代人の齟齬がメインなので
    移動手段である三段論法転送に関してあれこれ言うのは野暮
    というもの、素直にラグナロクの世界を楽しむのが正解だ。

    この本を楽しむために、やはり最低限の北欧神話の知識は
    必要なのではないだろうか。だがあまりに知りすぎていると
    結末が物足りなく感じてしまうかも知れない。その辺は
    難しいところだな。

  • アンチ・ヒーローもの。
    よってシェイは最初は本当に役立たずで
    神様にもバカにされる始末です。
    何せとんでもない言葉を口走ってしまったがゆえに。

    結構な割合ゲンナリンテイストが続きますが
    それでもそこを超えるとあらびっくりな
    活躍をしてくれるのです。

    最後は笑わせてくれさえします。
    堅苦しくないファンタジーです。

  • ハロルドシェイ1

  • S.61.3.8 読了。

  •  元祖・アンチヒーロー、ハロルド・シェイシリーズ第一巻。

     現代に生きる主人公が、突然ファンタジーな異世界に飛ばされてしまって、そこで自分の持つ知識を駆使して大活躍する―――というのが、シリーズを通しての基本コンセプト。この巻でシェイが飛ばされるのは北欧神話の世界ですが、元ネタを知らなくても十分楽しむことが出来ます。知っていたほうが面白いのは当然ですが。

     異世界移動もののファンタジー作品は馬に食わせるほど存在しますが、このシリーズが特に面白いのは、その移動原理です。
     主人公の友人である大学教授が開発した「論理方程式」を基本原理とした「三段論法的転送機」を使用して、神話や叙事詩の世界へ転送されるという設定。しかも、移動先の世界にある「コトワリ」に即した物しか、そこで使うことは出来ないという縛りも存在しています。
    (マッチやライターが存在しない神話世界では、現代からそれを持ち込んでも使えない、ということ)
     このために、物語全体の面白さが増していることは言うまでもありません。

     ちなみに、「レイピア使い(洗練された武器の使い手)が巨漢をきりきりまいさせる」というシチュエーションを私が見たのは、この作品がはじめてでした。

  • 「ハロルド・シェイ」もの第1弾。古典小説(戯曲)に入って一騒動を起こすメタファンタジーな小説の古典・・・かな。話も面白いけど、このシリーズでファンタジーの原点になる古典作品を教えてもらった。この1巻は2巻目の前半って感じのストーリーです。

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