冬物語 (ハヤカワ文庫)

  • 早川書房 (1982年8月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784150200435

みんなの感想まとめ

心に孤独を抱えた青年の物語が描かれており、読者は彼の葛藤や共感を通じて深い感動を覚えます。タニス・リーの作品は、エロティシズムが色濃く表現される一方で、初期のジュブナイルファンタジーとしての魅力も兼ね...

感想・レビュー・書評

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  • 初めて手にしたリーの文庫本がこれだったろうか。思い出しては読み返したくなる、つまり、話の筋などは憶えていても。リーはオスカー・ワイルドなど好物と言っていますけど、たとえば……ダンセイニ卿の劇で、インドかアフリカの奥地にある神殿から秘宝を盗んで逃げた泥棒の話として、それが「心に孤独を負い、自分自身のために生きられず、あらゆる悲惨に対して共感と一抹の哀れみを抱いてしまう青年」であったり、邪教徒もこんな可愛い巫女さんが生き生きとして追ってきたら「エッ…」ってなったと思います。

  • 翻訳だし、古い本だし、途中で飽きちゃうかなと思ったけどそんなことなかった。風景描写は美しく巧みだし、キャラクターも魅力的だと思う。
    特に、風を感じる描写がよい。冬の冷たい風、海の熱い風、妖しくゆらめく風。特に、「冬物語」は、物語の始まりから終わりに向かって、薄暗い湿った風から、夏の海の晴れた風になっていくのでとてもいいな、と思った。
    自分の使命にまっすぐ、不器用に立ち向かう男と、男のために危険に飛び込める女の話でもあるかな、と思う。いいですね。

  • 古書購入

  • 久しぶりに読んだタニス・リー。
    中篇二作が収録されていて、どちらも長編で感じがちだった「濃すぎ」な感がなく、楽しく読み終えた。

  • お友達に勧められて。
    海外ファンタジーらしい物語。
    巫女で魔女で旅、時間旅行。
    綺麗なお話で、しかもドキドキして楽しかったです。

  • この作品は、今でも書くのに影響されているなと思う。

  • タニス・リーの文体は、今はエロティシズムをふんだんに散りばめられた大人の小説だけれど、この頃のジュブナイルとして書かれたファンタジーのものが私は好きです。
    個人的一押しがこの冬物語。
    魔法の力や登場人物の魅力がたまらない。
    そして、背景に感じる季節感がすばらしいです。特に最後がね。

  • まさにファンタジー。微妙にタイムパラドックスが気になるものの、よくできた話。

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