サーラ 魔法の歌2 (ハヤカワ文庫FT)

  • 早川書房 (1987年2月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784150200954

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  • 【ハヤカワFT95】魔法の歌三部作の二作目。
    魔力をサーラに受け渡したダミアーノとガスパールはガスパールの姉と再開を果たすためにアヴィニョンに向かう。
    餓えに喘ぎながらも進む二人は道中、黒死病に襲われた村を通り過ぎる。
    アヴィニョンに辿り着いたダミアーノはそこで自らの音楽を完成させ法王に認められるが、じきに黒死病がアヴィニョンをも冒し始め……

    前巻ダミアーノの続きから一気に読み進めたが、最初の話と比べると軽い雰囲気で驚いた。
    重厚さがなりをひそめ、ガスパールとの掛け合いやサーラとの恋模様、ラファエルがダミアーノの髪を整えたりなどのコミカルな場面が増えて楽しい道行きが展開する。
    けれど、中盤明るさと希望が募っていっただけに最後の一幕は息苦しく、悲しい結末に感じた。

  • 一巻で、自分には魔法は要らないとサーラに己の力を譲ったダミアーノ。サーラは自分の内のある大きな魔法力の困惑してしまい、ダミアーノに力を返すためにイタリアまでやってきます。ダミアーノは、自分の音楽の世界を徐々に作りあげ、リュートで多声音楽を作曲する域まで達します。ついには法王の前で演奏し、すばらしいリュートをもらいうけます。しかし、折悪しくペストが流行、ダミアーノの旅の道連れガスパールの姉がペストにかかり、彼女を助けるために、同じ力をもつサーラから身を隠し、己の魔力と命と引き替えにガスパールの姉を助けます。ラファエル、サーラ、ガスパールに見守られ、息を引き取るダミアーノ「まだだめだよ、かわいいマチアータ(天国にいる愛犬)」。マカヴォイの宗教観は、キリスト教ではかなり異端ではないでしょうか。

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