邪空の王 (下) (ハヤカワ文庫FT)

  • 早川書房 (2002年5月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784150203139

感想・レビュー・書評

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  •  大本は『至高の石』というTRPGらしいが、本作しか知らない私には何のことやらさっぱりな作品だった。また、この作品は世界観に拘ろうとするあまりキャラクターがお座なりになっている気がした。

     例えば王子。彼は孤高であるが故に友人がおらず、唯一身代わりの少年だけを嗜虐的に愛す。ある時邪空を覗いてしまいその闇に囚われてしまう。その後闇の軍団を持って王家に反旗を翻すが彼は最終的に「至高の意思」を手に入れる。しかしその瞬間に凄まじい光が現れ、彼の持っていた全てを壊し彼自身も何処かに飛ばされてしまう。そこで原住民に殺され石も奪われてしまう。
     エルフは家の出世のためとはいえ、地位の高い人物に取り立てられたことで感激し忠誠を誓う。それ以来人間族の王家に間諜として何十年も入り込み王子に仕えているふりをする。そのまま王子が闇の軍団を組織しても仕えるふりを続けるのだが、最後の土壇場になって王子の或る行為が許せず復讐に走り失踪する。全ては個人的な理由のために。しかし、失踪直後に王子は死んでしまうし王国も完膚なきまでに滅んでしまう。
     そして身代わり少年。彼が最も判らなかった。彼は王子に最後まで尽くす。正直私には理解できぬ程に。彼は王子のためだけに呪われた魔法に手を出し、尊敬する大勢の人物も裏切り傍から見れば哀れに思えるほどに不幸街道をまっしぐらに進む。それなのに報われない。王子自身によって殺される。

     この作品はキャラの扱いが雑とかそんな甘いものではなく登場する全ての人物の行動が最終的に何の意味も持っていない。これはキャラクター性よりも世界観を優先しために生じた問題に思える。だというのに世界観も魅力的に思えない。
     読み終わった後思わず首を傾げてしまう作品でした

  • 原著を読んだほうが良い。

    三部作の第一部にあたるが続編が刊行されず廃刊となった。
    翻訳の文体が古臭く癖が強いことがその一因か...

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著者プロフィール

Margaret Edith Weis。1948年、米国生まれ。アメリカの空想科学小説の作家であり、小説や短編小説を多数執筆。 トレイシー・ヒックマンとの共著である『ドラゴンランス』の作者として世界的に有名で、ドラゴンランス・ゲーム世界のオリジナルクリエイターの一人としても知られる。

「2022年 『ドラゴンランス レイストリン戦記4 戦場の双子〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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