- Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150203269
感想・レビュー・書評
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ヒロイン嫌いの私ですが、アドリエンヌには好感触。彼女を支える人物も魅力的で、話にのめりこんできたところで、終わってしまいました。続きを早く出してください!
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2007/05/29
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時は18世紀。
イギリスとの戦争中、劣勢に立たされたフランスはロンドンを消滅させてしまうらしい「ニュートンの大砲」という秘密兵器の開発を図る。
一方、植民地アメリカの天才少年ベンジャミン・フランクリンはその秘密兵器に関するエーテル通信を傍受し、
危機を伝えるためにイギリスに渡る。
霊薬によって不死と化したルイ14世、錬金術を操るニュートン、ベンを狙う不気味な存在。
彼らの運命は? ロンドンの運命は?
……てな感じ。
ニュートンが錬金術の秘宝を発見したために改変された歴史。
改変歴史物は好きだから……と言いたいところだけど、ちょい期待外れ。
つまらなくなはないんだけど、いびつに歪んだ虚構世界を、もっとかっちりと構築して欲しかったかな。
エーテル理論によるファクスみたいな機械とか、雷撃銃みたいのがある割には、けっこう普通の世界。
やはり、この手の虚構世界はニューマンの『ドラキュラ紀元』には勝てないか。
改めて言うけど、つまんなくないよ。
ただ、これから読もうとする人に言っとくけど、これって四部作なのね。
えらく消化不良な終り方だと思ったら、後書きに書いてあった。
あと、字でかくして上下巻はやめて欲しい。