- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150203801
感想・レビュー・書評
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図書館で借りたベルガリアード物語1巻。
なんだか肌に合わないなぁ、と思ったはずが、これから本格的な冒険が始まる巻末にやられた感じ。
慣れない翻訳物は時間をかけてゆっくり読むべし。
というわけで全編揃えることに。
皆さんのレビューで、版の新しいこちらは並べると背表紙が一枚のイラストになると知り、コレクター魂に火がついたのです。
版が重ねられた際に一部表現が改められたようで、少し読みやすくなっていたように思う。活字の大きさや行数も馴染み深いものになっていて、そのせいか、先に読んだものより情景や会話の妙を楽しめた。(単純に2度目だからかな……。)
馬車を索く馬の逞しい太い蹄が雪を散らすさまや、ガリオンが鼻の頭にシワを寄せながらポルおばさんの言いつけに従ったりする様子はまるで映画を観ているみたいだった。
それだけ表現が豊かなのだろう。
思った以上に先が楽しみになってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ベルガリアード物語の第1巻。まだ物語が始まったばかりで、これから本格的に旅が始まるところなんだと思う。各章の初めに地図がついていて、それを見るとファンタジーだなぁと思う。多分、5巻全部読んでから感想を書きます。
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マロリオン物語の前の物語。こちらも絶版なので、Amazonで買うべし❗️❗️内容はある珠をめぐる壮絶な冒険物語。最後に勝つのは光か闇か...
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もう何回読んでるかわかりまんがシリーズ通して好きです。何にも知らないまま旅に出ることになったガリオンという少年の物語ですが本当によくできている。とくに会話が面白いです。長い話ですが、是非手にとって読んでほしいですね。
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僕がレビューするまでもなく、この作品もファンタジーの名作です。
世界観に没入する小説が久しぶりに読みたいなぁと思って、
手に取りました。
僕にとっては、小説は現実逃避ですから(笑)
それにしても、
緻密です。
稠密です。
世界観の作りこみは、文字通り「神の域」なのかもしれませんね。
比べるものではありませんが、、
『精霊の守人』の上橋菜穂子の作品のように、
さまざまな民族や民俗、生活などが丁寧に、生き生きと描かれ、
読者は主人公の少年ガリオンと共に、冒険の世界へと誘われます。
トールキンの『指輪物語』が、民族の違いによる葛藤や、
もっとも小さなものが大きな役割を果たすというキリスト教的なアイロニー、
自己犠牲の精神や、勇者は故郷では「ただの人」という
などの哲学的な問いを発する作品であるのとは対極に(?)、
『ベルガリアード』は、ファンタジーという素材を大胆に、
徹底的に使って、主人公の成長を、愛らしいキャラクターとの交流を経て、
コミカルに描いていきます。
(正直ファンタジーはそれほど読書量がないので、
この見解には自信がないですが)
ミスター・ウルフやミス・ポルガラの正体のネタバレがやや早いものの、
それを補ってあまりある謎、謎、謎・・・
主人公ガリオンが、よく「何が起きてるのか知らないのは僕だけだ」ということを、
漏らしますが、いやいやいや、仲間はここにもいますよ。
僕の大好きなシモンズ同様、一方的に読者を投げ込み、
振り回すタイプの作品です。
また、サブキャラクターが作りこまれていて、
彼らの掛け合いを見ていても飽きません。
特にシルクはお気に入り♪
そんな、ベルガリアード物語ですが、
謎はさらに謎を呼び、来るトラクとの戦いのために、
主人公達は歩を進めます。
続きに期待です。 -
私の青春!
もう、何十回読み返したのか、覚えていません。
私が読んで、持っている本は、1988年に発行されたものです。大好きです。 -
表紙の美しさにひかれ、とうとう手を出してしまいました。
王道ファンタジーです。
世界を救うために(?)盗まれた「あるもの」を取り返す旅にでる話。
地名や人種やなんやがやたら色々出てきてわかんねーってなりかけましたが、無事一巻読み終えました。ふー。
一つ特徴的なのは、主人公だけがなんっっにも事情を知らないこと。まわりは何が起こってるかわかってるのに、彼はわけもわからず旅に巻き込まれてる。
反抗期で無茶もしたがるけど、基本的にはお馬鹿ないいこなので、もぅかわいくて!私が主人公を気に入るのはなかなかひさしぶりです(笑)
あと恋愛色が強い。イチャイチャしてるとかじゃなくて、少女漫画ばりの片思いやなんやがあふれてておもしろかった。
で、そのせいで意外なキャラにはまりそう・・・。 -
学生の頃にハマったファンタジー小説。
農村の子供がひょんな事から壮大な使命を帯びた旅に出る物語。 -
古書購入
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ベルガリアード物語の1巻。
神話と魔法の正統派ファンタジーというかんじ。
なんとなく指輪物語みたいだなと思いながら読んでいたら、あとがきでも指輪物語の後継のように言われていた。
プロローグの神話から、固有名詞が多すぎてなかなか読みづらかった。オリジナルの世界観をつかむまではそういうものだ、と我慢したけど、結局最後まで入り込めないまま読みづらいまま。
主人公の少年ガリオンが、生まれながらに世界を救うためのキーパーソンらしい。神話の内容と合わせると、彼の正体が想像つくのだけれど、彼自身は何も知らせれず、わからないまま故郷から引き離されて旅に追いたてられる。
訳知り顔の旅の仲間(保護者)はガリオンが自分の生い立ちの秘密や旅の目的を聞いても、話す時期ではないと首をふるだけ。自分が何をしてるのかもわからない人間がヒーローになる(義務を背負う)なんて、そんなバカみたいな話ないのに。この理不尽さに始終フラストレーション抱えながら読んでいました。登場人物が多いわりにキャラクターの奥深さやストーリーの複雑さがないのが残念。