ミストスピリット―霧のうつし身〈1〉遺されし力 (ハヤカワ文庫FT)

  • 早川書房
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (495ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150205096

感想・レビュー・書評

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  • ミストボーンの第2部です。支配王は倒したけれど、その後には問題が山積みです。この状況をヴィンやエレンドがどう乗り越えてゆくのか。そして辺境を旅するセイズドの動きも気になります。

  • ツンツンツンツンたまにデレ、くらいなヴィンとオレ=スールの主従関係が好ましい。絵的にもすごく様になる組み合わせだし。やっぱり魔法少女(もとい霧の落とし子)にはお供のマスコットキャラが不可欠だよね。

  • いきなりの大ピンチからスタート。
    まあ、前作の続きだから当たり前っちゃあ当たり前なんだけど。
    「あれから数年後・・・」みたいな始まりじゃなくて良かった。

    だから、はじめっから目が離せない。
    ぐいぐい読んでしまった。

    やっぱり、ヴィンが最高に素晴らしい。
    もう読んでてキュンキュンくる。
    主人公が魅力的な作品は、やっぱ読むのが楽しい。
    本作はヴィンだけではなく、その周りの面々も本当に素晴らしいのだけど。

    たぶん、ヴィンは移動都市シリーズのへスターに似てる。
    へスターほどぶっ飛んではいないけれど、根底にある性根みたいなのものが似ている。
    だから惹かれるのかな、と思う。
    ほんと、こういうタイプのヒロイン、大好きだわー。

    それは、いわゆる「ツンデレ」なのだけど、昨今のは定義が変わっちゃってて駄目だ。
    本来のツンデレは、気が強くて素直になれない、だけでは駄目。
    恵まれない境遇を強いられてきているという、悲劇の要素が欠かせない。
    きちんと背景を描いてこそ、その性格に説得感が生まれてくる。
    上辺だけのポーズにしか見えないツンデレは、ぶりっこと何ら変わらない、と思う。

    もちろん、それは小説だから、だとは思う。
    「地の文」があるから、内面が分かるから、そのいじましさが分かる。
    これが、実際に対面して分かるかといえば、まあ分からんだろうなあ。
    特にへスターなんかは、もはや「ヤンデレ」の域に達してそうだし。
    ヴィンだって、その偏執的なまでの警戒心とか頑固さとか、ちとしんどそう。

    でも、これが小説だと、もうほんと煌めくような魅力へと昇華しちゃう。
    へスターの魅力は<a href="http://mediamarker.net/u/ikedas/?asin=4488723020" target="_blank">略奪都市の黄金</a>で書きまくったし、本書とはまったく関係ないので割愛。

    本書は、前作で育んだ愛情に、ちょっとひびが入りかけてるところで終わり。
    これからどうなるんだろう、というドキドキ感で、次作も一気に読んじゃいそう。

    というか、さっき2巻目の冒頭付近を読み始めた。
    いきなりヴィンが素敵すぎて、さらに惚れ直した。

  • 第2部ですね。支配王を倒したのはいいけど、支配王の秘密がまだ明らかになったわけでもない点、ルサデルをどう守るかと言う話を中心に進んでいきます。この巻では、第1部の後の各自の状況が明らかになっていきます。

  • 面白かった~( ´ ∀ ` )やっぱりこのシリーズはいいな。アクションシーンがカッコいいのなんの。合金術 使えるようになりたくなります。
    二部からケルシャーがいなくなって残念に思ってたけど、魅力的な新キャラも出て来て、新しい金属も出て来て、ワクワクです(笑)
    これから続きもハイスピードで読みます

  • すばらしい導入。
    前作それほどからんでいないエレンドがストーリーに自然に絡んでいる。
    ルサデルの状況からして常に緊迫した状態に置かれているので、分冊のデメリットを感じにくいところもいい。
    三冊そろえてから読み始めた方がいいかも。

  • 新生児がいるのに1日で読了...先が気になって置けない本でした。最初の3巻を読んでいないのですが、これまでのあらすじで話に入っていけました。少しえぐい表現もあるので★5にはしませんが、ファンタジー好きに一押し。

  • ケルシャーが居なくなって、話がどうやって続いていくのだろうと訝しみながら読み始めた。えーと、エレンドはどうして王になってるんだ?どのキャラの能力がどれだっけ?と記憶をたどるのが大変だった。

    ルサデルの都はヴェンチャー卿の軍に包囲されて大ピンチ、内政も勢力争いで不安定。政治的な話のウエイトが増え、アクションは少なめ。たもちびとセイズドは一人旅の真っ最中。

  • 2010年8月13日読了。

    ミストボーン・シリーズ第二部の第一巻。
    物語の冒頭にあたるせいか、説明が長すぎてちょっとだれちゃったかなぁ。
    新しい登場人物や、変貌しちゃった登場人物など、新鮮味はあったけど。

    ヴェンチャーの霧の落とし子の存在はだいぶ気になる。
    それに犬になっちゃったあの人も…。

    2巻目以降、物語が動き始めるのを期待してます。

  • 波乱の幕開けを告げる第二部開始です。新王となったエレンドのもとでヴィンは新たな脅威に立ち向かう事になるのだけれど、ヴィンの前に現れる<霧の落とし子>がヴィンにどのような影響を与えるのか興味深いところです。

    http://ameblo.jp/rasimaru/entry-10516512163.html

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