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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150205638
作品紹介・あらすじ
魔術は女性のたしなみとされる19世紀イギリスで、ジェーンと魔術師の恋愛模様を描く。
感想・レビュー・書評
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原題はSHADES OF MILK AND HONEY。milk and honey は富と芳醇さを表す表現のようなので、言い換えれば「豊かさの陰」の意味。邦題、ましてやショルダーコピーに掲げられた「幻想の英国年代記」では伝わらない本書のテーマがタイトルには込められています。つまり、19世紀初頭の英国郊外の上流層のまやかしをめぐるミステリーが本書です。
「宇宙へ」の作者による2014年の作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
美人な妹と、頭の良い姉、良くある構図ではありますが、ジェーンが振り回されつつも真面目な良い子で好感が持てました。
魔術もごく自然に物語に取り込まれていて楽しめました。 -
19世紀初頭の英国の田舎町。
音楽や絵画に魔術をかけることか教養とされている世界で、魔術の才能がありながら容姿に恵まれず婚期を逃した28歳のミスのお話。
歴史がどうこうと紹介されていますが、田舎のレディの純情ロマンスです。
魔術の使い方が面白いので、そこは良かったですが、わかっていても最後はポカーンてした。存在すら忘れてたくせに!ってツッコミました。 -
よくある話の流れだったけど好き。
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幻想の英国年代記シリーズ。こういうファンタジー?は会わないことも多いんだけど、なかなか楽しめました。妹のキャラにイライラしたけど(笑)
続編でないのかしら?
まあ、ハヤカワだしな~ -
図書館で。
オースティンのパロみたいなファンタジー。魔法が女性のたしなみってのは面白いアイディアだなあと思いました。たぶん、このダーシィさんに似た人とうまく行くのかなあと思ったらやっぱり、という感じであまり驚きはしない展開でしたがそこかしこに高慢と偏見が顔を出していて面白かったです。続きも読んでみたいかな。 -
19世紀初頭・摂政時代。
女性のたしなみとして日常的に幻を創る魔術の用いられる英国ー
美貌はないものの魔術と美術の才のあるジェーン・エルズワースは、望ましい結婚相手探しに夢中な美しいが才に恵まれなかった妹のわがままに振り回される日々。
そんなおり、ジェーンは子爵夫人に雇われた凄腕の魔術師・ヴィンセントと出会う。
無愛想で冷ややかな態度の彼だが、ある事件をきっかけにその印象は変わっていき…
ロマンティック・ファンタジー
ファンタジック・ロマンス?
ジェーン・オースティンの描いた時代にたしなみとして魔術があったらーという設定。
ないものねだり。
でも持ってるもので勝負しないと、と分かってるのが。
ミス・ダンカーク(ベス)は過去がアレなのに信じやす過ぎやしませんかね…若いからっていっても。
不機嫌な魔術師よりも紳士すぎて良い人どまりなダンカーク氏がこの先も妹の心配で苦労続きそうで不憫-
魔術で美しい時を縛った自然・芸術の素敵さが好いです-
あと苺が、もぎたてを摘みたくなるよ- -
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作者のオースティン好きの気合が伝わってきました。ただ、恋愛話としては盛り上がり方が取って付けた感じで…
姉妹のビミョ〜な関係の辺りが意外によく伝わってきました。 -
読み初めてすぐに高慢と偏見が浮かびましたです
んーー
おなじようなパロディなら高慢と偏見とゾンビのほうが面白かったかもです
ダンカーク氏も最後よくわからない奴だったしー
んんー
ヴィンセントの心の動きについてもっと知りたいなー -
いつ恋愛要素が始まるのか前のめりに読んでしまった。
ファンタジーな世界観ではあるものの細かな描写が多く、貴族日常系の物語が好きならおすすめ。 -
ジェーンオースティンの「高慢と偏見」を思い出しました。
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私も不機嫌な隣人から写生帳をもらいたいもんだ!
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・メアリ・ロビネット・コワル「ミス・エルズワースと不機嫌な隣人」(ハヤカワFT文庫)巻末の作者自身による「謝辞」は次のやうに始まる。「まず、たいへんお世話になったジェーン・オースティンに感謝の意を表したいと思います。この小説を書く ひらめきを与えてもらったばかりでなく、細部の大切さについてずいぶん学ばせてもらいました。」(365頁)さうして「訳者あとがき」にはこんな一節があ る。「実のところ、『ミス・エルズワースと不機嫌な隣人』は時代背景ばかりでなく、語彙や語り口まで意識的にオースティンをまねている。分別のある姉と情熱的な妹という組み合わせまで『分別と多感』そのままだ。」(369頁)この物語はこれがほとんどすべてであらう。一読、直ちにオースティンを思ひ出す、 思ひ出させる。雰囲気が全く同じなのである。物語は19世紀初頭の「摂政時代の英国を舞台にし」(368頁)てゐる。これは「田舎では中流以上の階級が隣 人との社交にいそしむ優雅な生活を送っていた時代。」(367頁)である。エルズワース家もそんな階級に属し、夫婦と娘2人で隣人達との社交生活を楽しんでゐる。だから正にオースティンなのである。それだけならばおもしろくも何ともないのであらうが、この物語、実はさうではない。ここにちよつとした仕掛けがある。仕掛けといふと大袈裟か、コワルの世界には魔法が生きてゐるのである。以前、セス・グレアム=スミス「高慢と偏見とゾンビ」といふ作品があつた。 書名から明らかなやうに、これはオースティンの世界にゾンビを取り込んだもので、しかも、文章等はできるだけ原作利用、まねてゐるなどとといふものではなかつた。それゆゑに見事なパロディーとなつてゐた。この「ミス・エルズワース」はそれほど見事ではない。物語の世界はオースティンでも、物語自体はコワル のものである。それでも、読んでゐるとパロディーかと思つてしまふ。まねるとはかういふことであつたか。だから、これもまたおもしろい。
・ところで、その付加された魔法、他とは少々違ふ。巻末の「魔術用語集」魔術の項に、「この改変された歴史上の摂政時代において、魔術とは男性でも女性でも使用可能な魔法を指す。この力によって、光、香り、音の幻影を創り出すことができる。」(362頁)とある。だから、例へば姉ジェーンは 「ピアノの前に座り、魔力の襞を引き寄せた。」(16頁)さうして魔術を友に音楽を奏でるのである。絵画でも、「魔術と絵の具が組み合わさって室内をニン フの木立に変貌させていた。(中略)その幻は野生の花々のにおいやシダの芳香で見る物の鼻をくすぐった。視界のすぐ外で小川がさらさらと音をたててい る。」(45頁)絵から音や香りが感じられるのである。もちろん、人間を他のものに見せることもできる。目くらましの類であるが、いづれにせよ基本は幻影、幻である。ジェーンの器量は人並みのやうだが、この魔法の力は人一倍であつた。これが物語のポイントである。社交生活以前に姉妹、家族間の葛藤があり、さうして若い娘のことゆゑに恋もある。そんな時々にジェーンの力がものを言ふのである。かういふ物語の動きが正にオースティンである。この時代のこの 階級の人々の関心と行動はかくぞといふべきであらう。オースティンをコワルが見事にまねをしたのである。しかも、ゾンビのグロテスクさとは違ふコワルの魔 術の優雅さがまた別のパロディーに仕上げた。こんなものが作られるのだから、やはりオースティンは偉大なのである。なほ、個人的にはジェーンのその後を知りたいと思ふ。これはオースティンを離れるのではないかと思ふのだが……。 -
ファンタジーなロマンス小説
本当に「魔法のことをのぞけば、オースティン作品の一冊のよう」です -
帯にファンタジー版ジェーンオースティンとありますが、正にその通りかと。主人公の姉妹は高慢と偏見のダーシー姉妹のようだし。
なんとなく、物足りなかったので☆3つですが、このヴィクトリア時代と、ファンタジーが好きな人ははまるかもとは思います。ただ、誰が好きなの?っていうイライラ感。現実には、こういう自分でも誰が本当の目当ての人なのかわからないってことありますが、物語のなかでもやられると苛々するなぁ。なんだろう、高慢と偏見を読み直したくなります。
完璧、ジャケ買いかな、これは…
エルズワースという苗字で紺野キタのダークシードを連想。こっちも魔法系のお話だし… -
ジェーンの煮え切らない態度は人間そう簡単に割り切れないよね、と思えるけれどメロディの行動にはまことにもって不愉快になりました。
メアリ・ロビネット・コワルの作品
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