蟻の園 (ハヤカワ文庫JA)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 早川書房 (1974年9月11日発売)
3.17
  • (0)
  • (1)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 18
感想 : 1
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784150300395

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ディテイルは時間跳躍での同時存在パラドックスだったり、テレポーター2個使いの同時存在だったりとハードだし、1本目は中国の故事を引き合いに出していたりと重めのものだが、主な内容的には現代的でわかりやすい短編集。入手しやすい角川版もあるのだが、レアな本ばかり売る古本市で早川版を手に入れた。

    全体に、故事からヨタまで、大きなストーリーとして組み込んでいるだけでなく、タイムマシン、テレポーター、コールドスリープなどなどのSF的な小道具が、ただの小道具としてだけでなく、変わった使い方もできないかという思考実験も入れて書かれており、アイデアだけで終わっていない巨匠の安定感が見られる。

    文体も中国故事(と言うか古文)調で始まったりと、遊びが見られる上、それでいて違和感がないのだから、やっぱり作家は勉強しないとダメですよという好例のような文章だ。

    さて、初読かと思っていたが、ほとんどの作品に見覚えがある。覚えていなかったのは表題作「蟻の園」だけ。

    いつ読んだのかはわからないが、「ホクサイの世界」に至っては、文章を記憶するほど覚えていた。他の作品に含まれていたのだろうか?だとしても、「蟻の園」だけ無かったというのも信じがたいが、ひょっとして「蟻の園」が入っていない別の文庫が…。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

昭和6年(1931年)大阪生まれ。旧制神戸一中、三校、京大イタリア文学卒業。経済誌『アトム』記者、ラジオ大阪「いとしこいしの新聞展望」台本書きなどをしながら、1961年〈SFマガジン〉主催の第一回空想科学小説コンテストで「地には平和」が選外努力賞受賞。以後SF作家となり、1973年発表の『日本沈没』は空前のベストセラーとなる。70年万博など幅広く活躍。

「2019年 『小松左京全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小松左京の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×