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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784150300395
感想・レビュー・書評
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ディテイルは時間跳躍での同時存在パラドックスだったり、テレポーター2個使いの同時存在だったりとハードだし、1本目は中国の故事を引き合いに出していたりと重めのものだが、主な内容的には現代的でわかりやすい短編集。入手しやすい角川版もあるのだが、レアな本ばかり売る古本市で早川版を手に入れた。
全体に、故事からヨタまで、大きなストーリーとして組み込んでいるだけでなく、タイムマシン、テレポーター、コールドスリープなどなどのSF的な小道具が、ただの小道具としてだけでなく、変わった使い方もできないかという思考実験も入れて書かれており、アイデアだけで終わっていない巨匠の安定感が見られる。
文体も中国故事(と言うか古文)調で始まったりと、遊びが見られる上、それでいて違和感がないのだから、やっぱり作家は勉強しないとダメですよという好例のような文章だ。
さて、初読かと思っていたが、ほとんどの作品に見覚えがある。覚えていなかったのは表題作「蟻の園」だけ。
いつ読んだのかはわからないが、「ホクサイの世界」に至っては、文章を記憶するほど覚えていた。他の作品に含まれていたのだろうか?だとしても、「蟻の園」だけ無かったというのも信じがたいが、ひょっとして「蟻の園」が入っていない別の文庫が…。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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