十八時の音楽浴 (ハヤカワ文庫 JA 73)

著者 :
  • 早川書房
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150300739

感想・レビュー・書評

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  • 一日一回の音楽浴をすると、一時間だけ能率良く働けるという仕掛けがあり、使い過ぎると(人間から自主性を奪うと)、むしろ能率が落ちるっていう、MBO-Sにも通じる話と捉えた。
    用法用量は適切に、っていうあれですね。
    権力者の悲哀も描かれていて面白かった。

  • 「科学は政治家に征服されてこそ、真の偉力を発揮するのです。」
    女大臣のこのセリフの含む皮肉、この時代に読むと痛感。

  • 科学者と政治家、男女の対比をやりつつ、性転換まで織り込まれていて時代を感じさせない物語だった。現代では使い尽くされたあらすじとテーマだけど使い尽くされる前だからこそ書ける素直な展開と短い帰結が心地よい。
    科学者とは冷徹だと締められていたけど変態なんだな昔から。

  • 青空文庫より。
    すごく良かった。初めての海野十三だったのでどんなものかという感じだったが、文体と物語が進んでいく速度の不思議さが心地よくてすっと読めてしまった。
    他の海野十三作品もいくつか読んでみたけれど、この作品は別格だと思う。SFが好きじゃなくても、大丈夫かと。
    人間の生にとって、秩序というものが一体何であるのか。そして人間の生そのものの定義について考えさせられる。

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著者プロフィール

1897-1949。推理小説家。日本SFの草分け。主な作品に、「電気風呂の怪死事件」「深夜の市長」「赤外線男」「蠅男」「十八時の音楽浴」「地球盗難」「火星兵団」など。

「2018年 『海底大陸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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