ノスフェラスの戦い―グイン・サーガ(3) (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150301200

感想・レビュー・書評

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  • 【再読】辺境の地ノスフェラスでセム族を率いるグイン。元からこの地の王であったかのような立ち居振る舞い。セム語も話せるし、グインの正体についての謎は深まるばかり。ノスフェラスに侵攻してきたモンゴール軍をあの手この手で迎え撃つ。不気味なカル・モルの登場、モンゴール軍の本当の目的とは、、、。4巻へ。

  • ドキドキ。

  • 異形の怪動植物蠢く巨大な砂漠地帯ノスフェラスを舞台に、グイン達は矮人族セムを率いて圧倒的戦力差のモンゴール軍と対峙する。
    アムネリス公女がグイン意識し過ぎてて…とても良いですね…。
    そんな公女に焦がれる騎士も様式美で良い。

  • いよいよセム族連合軍とモンゴールとの戦いが始まります。モンゴールが何故ノスフェラスにこだわるかも明らかになります。本の冒頭に今後の展開を予告する部分もあって、イシュトヴァーン、レムス、グインがそれぞれ将来的には王になることが示されます。
    アニメでは省略されているセム族がイドの谷をわたる部分もあって、想像力がかきたてられますね。

    運命との避遁
    月下の石像
    陽炎の果てに
    《瘴気の谷》再び

    著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区、作家)

  • グインサーガ3巻の時点でイドを使っての反撃だったんですね。てっきりマルス伯憤死の時がイドの話だった気がしていましたが、すっかり記憶がこんがらがっていました。
    昔読んだ時よりもセム族にとっても愛情を感じます。前は知能のあるお猿さんとしか思っていませんでしたが、信頼すると深い愛情を示してくれる彼らの言動にグッときます。グインが後年セムやラゴンとの生活を懐かしく感じる気持ちがよく分かります。率直で愛情深くて、見た目のちがいで排除することなく受け入れる度量の深さは、その懐に入ってしまえば人間界よりよっぽど居心地が良さそうです。
    アムネリスが冷徹な将軍としてぶいぶい言わせていますが、後年の恵まれない姿を思い返すとなんだか少し切ないです。昔は嫌いなキャラだったんですが、年と共に読み方が変わるものだとしみじみ思っております。

  • 既読本

  • いやん、面白い。伏線ばらまきまくりで、わくわくが止まらない。

  • 再読。

    いよいよモンゴール軍とグイン率いるセム族との戦いが始まりました。
    再読なので戦の結果を知りつつ読んでいるのですが、忘れていることも結構あるのですねぇ(苦笑)。
    グインも気にしていましたが、何故今この時期にモンゴールがノスフェラスへと侵攻するのか、そうそうカル・モルがいましたね。パロの双子を追ってきただけではなかったのです。カル・モルの秘密も今後のキーになることでしょう。
     そして、アストリアス。直情型で一途なところをかわいいと思うものの、将としては困りものです。グインが「あと二十年して出直してこい」と、アストリアスの挑戦を取り合わないのですが、後先考えずに追っていってしまう。
     アストリアスを小僧呼ばわりするグインは、この時何歳なのでしょうか(笑)

  • アムネリスが率いるモンゴールの大軍が、ノスフェラスへの侵攻を開始します。対するグインは、セム族を糾合し、地の利を生かして数に勝るモンゴール軍を翻弄します。

    大規模な戦争を取り仕切るグインの知略に引き込まれて、ページを繰る手が止まらず、一気に読んでしまいました。

  • 2014/01/31~02/03

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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