死の婚礼―グイン・サーガ(10) (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 314
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150301545

感想・レビュー・書評

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  • ナリスの計略。

  • ナリス様の陰険で素敵な策略が冴え渡り始まる巻です。よく婚礼の光景だけでこれだけ引っ張れるなと感心した覚えがあります。

  • ついにアルド・ナリスとアムネリスの婚礼の朝を迎えます。サリアの前で応援の愛を誓うかと見えたその時、想像もつかない恐ろしい事件が起こります。
    悲しみにくれるアムネリス。弟ミハイルの訃報を聞いても流す涙さえもうありません。ところが死んだはずの人が実は…。そんなことは知るよしもないアムネリスは泣く泣くトーラスへむかいます。
    何という卑劣、何という企み、目的のためにはどこまでも手段を選ばないナリス。
    きっと刀を入れ替えたのも、アストリアスを逃したのもナリスに違いないと思うんですがなぁ。

    前夜
    サリアの日
    死の婚礼
    喪服の花嫁

    著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区、作家)

  • ナリス、オマエってやつは……!

  • 再読。
    初読当時はアムネリスが嫌いだったので、ナリス様との婚礼のこの巻は好きではありませんでした。今は何も知らないアムネリスが哀れに思います。そりゃあ、手練手管にたけたナリス様相手では避けられない運命だったのかもしれませんが。
     そういえば、ヴァレリウスの思惑とは違う別の働きかけ、ダルブラの毒の謎はその後の巻で明らかにされているのでしょうか。私が読んだ巻まではその謎は置き去りのままでしたけれど、再読した今、気になりますねぇ。

  • アムネリスへの恋から、モンゴールの部隊を抜け出したアストリアスは、アルド・ナリスの配下のヴァレリウスに操られ、アルド・ナリスとアムネリスの婚礼の儀式に襲撃をかけることになります。そこには、ナリスを亡き者にしようとするモンゴール大公の企てを防ぎ、アムネリスの前から姿をくらまそうとするナリスの深謀遠慮がありました。

    アストリアスは婚礼の最中に毒を塗った剣を振りかざしてナリスに襲いかかり、殺害します。しかし、彼が殺したのはナリスの替え玉でした。こうして、死んだことになったナリスはまんまとクリスタル公国を抜け出て、新たな戦いに向けての準備を開始します。

    第2部「陰謀編」の最終巻です。ナリスのその後の動きも楽しみです。

  • 既読本

  • ついにクリスタル公アルド・ナリスとモンゴール公女アムネリスの婚礼が行われる。
    モンゴール側はナリスの暗殺を企て、ヴァレリウスはアストリアスに仮死性のティオベの毒を塗ったナイフを渡し、ナリスの疑似暗殺を演じる。ナリス自身も何やら思惑があるらしい。
    そして迎える婚礼の日。結婚の誓約書に署名する直前、アストリアスが躍り出て、ナリスを刺す。そのナイフに塗られていたのは致死性のダルブラの毒だった。ナリスは死に、アストリアスのナイフは謎の女魔道士が持ち去ったのだった……。
    それにしても。あとがきを読んで改めてグイン・サーガの凄さを思う。「受験したり、結婚したり、就職したり」。読み始めたのは高校生の頃なので、まさにその全てを経験してるわけで。さらに作者が亡くなり、それでもまた最初から読み返してたり。なんとも凄いです。

  • 2013/04/22

  • まさかの第四勢力登場。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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