敵は海賊・海賊版 (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (1983年9月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150301781

みんなの感想まとめ

独特の世界観と緻密な設定が魅力のこの作品は、SFの奥深さを体感させてくれる一冊です。1983年に初出ながら、今なお新鮮な感覚を持つこの物語は、読者をパラレルワールドへと誘います。説明を省いた潔いストー...

感想・レビュー・書評

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  • 初出は1983年ということなので40年くらい前ですね

    まだまだ冷めないSF熱!ということで日本SF界の重鎮、神林長平さんの代表作を読み直してみました
    「温故知新」的なね!

    日本SF作家の御三家といえば、星新一先生、小松左京さん、筒井康隆さんと言われておりまして、まぁやはり日本人たるものこのあたりの巨匠は抑えた上でそれに続く眉村卓さんや神林長平さんなんかも読んでおきたいものです
    などとせっかく御託を述べておりますので「ほほう、ひまわりめろんさんはSFにも造詣が深い」などと思って頂ければよろしいかと

    って知ってる古い作家さん並べただけじゃごまかせませんか?そうですか

    はい、『敵は海賊 海賊版』です

    もうね「説明しないSF」ですよこれが
    あれがガーってなってこっちグゥィーンってなってグルンってなったんだからパラレルワールドに決まってるでしょ!という潔さw
    わかんない人は置いてきますよ!タイプのSFです
    そりゃあSFは難しいとか言われちゃうわ

    分かりづらいのはタイトルからしてそうですもんね『敵は海賊 海賊版』てもう意味わからんですよ(もちろん読み進めればわかります)
    宇宙船とか武器とかもうほとんど説明してくれません

    こういうところが所謂ヲタク文化の排他的な部分を生み出してたんだと思うんですよね
    分かる、詳しいが単純な優越感や連帯感を生み出して、(まだ)分からない人たちを寄せ付けずにどんどんマイノリティ化していくっていうね

    あ、なんかすごい偉そうなこと言い始めてるからもうやめようw

    でもやっぱりSFも面白いんだよな〜

    • ひまわりめろんさん
      土瓶さん

      あー三島由紀夫かー
      めんどくさいなー(おい!)
      土瓶さん

      あー三島由紀夫かー
      めんどくさいなー(おい!)
      2022/11/07
    • mochimochiさん
      銀英伝はそういえばSFですね!

      多感なうら若き少女時代に読んで、めちゃくちゃ影響受けた作品です。
      たしかに長いですけど、すんごい面白くて体...
      銀英伝はそういえばSFですね!

      多感なうら若き少女時代に読んで、めちゃくちゃ影響受けた作品です。
      たしかに長いですけど、すんごい面白くて体感2秒ぐらいで読めますよー!ほら、相対性理論的なアレです(ちがう)

      私も再読したいけど…長いんですよねー笑
      2022/11/07
    • ひまわりめろんさん
      2秒なら読んでみようかなってそんなわけあるかーい!
      2秒なら読んでみようかなってそんなわけあるかーい!
      2022/11/08
  • 生まれてはじめてSFと神林長平に触れた本。
    当時は本が破けるほど何度も何度も読んではその世界に浸っていた。
    以来、このシリーズと神林長平の大ファンになっている。

  • 短編を何作か読んだことがあるのですが長編を読んだことが無かったので借りてきました。面白かったです。
    この又表紙が可愛いですよね。天野さんが表紙を描いていることは知っていたのですが言われないとわからないですよね。

    そこはかとなく本編に流れていたロマンスにも良いなあ~と思いました。海賊課はホンモノよりもより海賊らしかったです。シリーズなので是非他の作品も読んでみたいなと思います。

  • 敵は海賊のシリーズ。始めてこのシリーズを読みましたが、一番ややこしいものを最初に選んでしまったようで、四苦八苦しながら読み終えました。
    何冊か読んでみないとわかりませんが、雪風の同一作者とは思えないくらい普通のSFに感じました。ただし、お話の構造は除く。

  • 世界で一番好きな実在しない男はこのシリーズの海賊です。
    愛してる。

  • この本が無ければ、私はSF小説を好きにならなかったかもしれない。
    主人公ラテル、黒猫型異星人アプロ、フリゲート艦ラジェンドラの三人の口喧嘩は楽しくて仕方ない。
    設定もそう小難しくなく、笑いながら勢いで読める。

  • gaoryuさんリコメンド
    神林さんの作品は先日の「魂の駆動体」(しぶちゃんリコメンド)に続いて2冊目。

    軽快に読める。

    人に聞いたら「火星三部作」というものがあるみたいなので、読んでみようと思います。

  • 再読
    何が書いてあるかはわかるのだがどうしても興味のもてない話
    再読なのに以前読んだ記憶のうすれぶりがすごいくらい覚えていられそうにない
    戦闘機の挙動とか銃撃戦とかスーパーロボット大戦争とか宇宙戦争はだめだ
    まったくおもしろがれない

    この話はスペオペすなわち(古典的な想像されたふうな)宇宙を舞台にした冒険ものだが
    その舞台に対する「てきとうさ」が駄目なところ
    作品として駄目なのでなく
    (というのは「スペオペ」なのだから
     「西部劇」や「時代劇」とおなじく定番舞台である前提から説明ないのは当然なので)
    「スペオペ」的な舞台(すなわち「古典に想像されたふうな宇宙」)が駄目
    例えば『銀河英雄伝説』も『銀河戦国群雄伝ライ』も戦記ものとしてどうこうでなく
    スペオペ的な宇宙が舞台だから駄目
    受け付けない
    ロボットがバトルするのと同じ感じに受け付けない

  • 敵は海賊・海賊版 (ハヤカワ文庫 JA 178)

  • なんだこれは…!!
    ってくらいびっくりしました。

    この発想恐ろしいです、これどうなっちゃうんだろう…?てドキドキしながら読み進めてあっという間でしたよ。

    海賊、海賊課の刑事2人、ランサスの女性たち、魅力的なキャラクターと巻き起こし巻き込まれる事件の数々に夢中になって読みふけってしまいました…アプロほんといいキャラしてます。
    そして語り手は支援著述ツールってところがまた…!
    がっつりSFでエンタメとしても成立してる。これ映像でも見てみたいなあ…。
    シリーズ集めようと思います。

  • 20年以上ぶりに読み直し。以前は何がおもしろいのかわからなかったようで、続編も全く買わずに終了していた。今読むと……なぜこれを読まなかったのかと。

  • なんていうか、日本のSFらしい(一昔前の)SF。宇宙で海賊とドタバタ逃走劇。
    2人のコンビがいい。会話のやりとりが軽妙。


    こんなに評価高い本なのに、なんで私には合わなかったのか分からん。
    カタカナ名覚えるの下手だから?会話ばかりで心理描写少なかったから?文体が自己嫌悪??

  • 天野喜孝のかわいい表紙に惹かれて買った一冊。
    子供のころに初めて買ったSF小説でした。
    SFって専門用語的なものがワサワサ出て来て
    難しいかな〜と思ってたけど、「敵は海賊」シリーズは読みやすい。
    漫画(漫才?)みたいなかけあいが多いからかも。

    家族を海賊に殺され、海賊の殲滅を心に誓う広域宇宙警察の海賊課1級刑事ラテル。
    脅威の胃袋と相手の感情を凍らせる力を持つ危険な黒猫型異星人アプロ。
    上司であるラテルとアプロに常に不満タラタラ、対コンピュータ・フリゲートのラジェンドラ。

    実力も損害請求も海賊課トップの一人と一匹と一艦(通称ラテルチーム)が、
    太陽圏最強にして伝説の宇宙海賊、匋冥・シャローム・ツザッキィを追うというのが基本ストーリー。

    ラテル視点と匋冥視点、たまに他のキャラクターの視点が
    切り替わりながら話が進んでいきます。
    宇宙用語?や熱量の話など難しい話も出て来るけど、
    とにかくラテルチームの会話が面白い。
    神林先生の文体は淡々としてるから、コミカルさが際立つのかも。

  • 魔法と機械(メカ)と宇宙と猫の別世界!
     90年代にOVAになった際、黒猫アプリに引き込まれて原作を読み、海賊匋冥に惚れました。何度も読み返していますが、理解したいのにできないもどかしい部分が刺激的です。

  • キャラクターが非常にいい。
    アプロとラテルのやりとりとかすごく好きだ。
    同じ作者の作品は雪風しか読んだことがなかったので、こんなコミカルな作品もあることを知って驚いた。

    一風変わった平行世界もの。
    ファンタジィの要素も含みつつしっかりSF。船の人工知能とのやりとりなどその後雪風に繋がっていくテーマもあったりして非常に楽しんだ。

  • ゆっくり読まないと、大混乱。

  • ダジャレのようなタイトルだが、読めば納得。「狐と踊れ」に短編一作目が収録されている「敵は海賊」シリーズの長編一作目。宇宙海賊を追う“海賊課”のコンビ、人間ラテルと猫型異星系人アプロを主人公にしたSF刑事物(?)だが、軽やかでエンターテイメント性あふれるテンポのいいストーリーの面白さに加え、緻密なSF的小道具設定や重層的な作品構造も楽しめるところがさすが神林氏。
    本作はCAWシステムという人工知能が(語り手の人間が書いたものを強制改稿して)著述したというスタイルを取っており、プログラム言語を作中に効果的に挟みこんでいるが、そうした設定を置くことで、複雑に錯綜するドッペルゲンガーキャラクターたちを#マーク付記という単純な方法で書き分ける等、発想の勝利というか、小説のスタイルとして本当に面白い。そして、スタイル=入れ物の面白さだけでなく、ストーリー=中身も楽しく、奥深いのが神林作品。冒頭のコマンドで“dehumanize”されているキャラクター・ヨウ冥を始め、キャラクターたちの際立った個性は(ドッペルゲンガーも含め)とても魅力的。他作でも思ったことあるけど、神林氏は猫好きですね。間違いない。

  • 古書購入(100円)

     SF。ファンタジー。
     海賊課のおそらくは有能な刑事さんたち、アプロとラテル。
     最強の海賊、?冥(ようめい。陶の、偏なし・でない。しょうがないから、冥で)。
     こいつらが王女探ししていると、なぜか違う世界に行く羽目に陥って。
     邪神と正神の争いに巻き込まれてしまう。
     …SF? ファンタジー?
     どっちだろう。。。

     アプロは甘いものが大好きな、猫型凶悪宇宙人。姿は黒い普通の猫。
     彼のおかげで、海賊達の猫嫌い率が増していく。
     なんせ、海賊は虐殺しまくり。相棒のライルも銃の名手で、海賊を殺すのを至高の使命としているせいもあり、そしてこの二人強いこともあり、海賊の中では悪名高い。特に、アプロが。
     冥はといえば、経済界のボスという表の顔、全宇宙の海賊を操る、裏社会のボスとしての顔ももつ、オールマイティの悪役。母を殺し、父を殺し、愛した女さえ殺す。支配されることがたまらなく、嫌で、最終的には神さえも始末に成功したもよう。いい男です、冥は。惚れます。
     ラテルはいい人です。海賊相手には人がかわりますが。

  • 宇宙一の海賊と、その海賊を宿敵として追いかける警察機構?の海賊課に所属するコンビが次元を超えて戦うスペオペですが、そんなことより猫かわいい!
    この話は海賊課コンビのかたわれ、猫型星人アプロとその仲間たちの冒険として読むべきでしょう。アプロは黒猫とのことですが、大きさはどんなもんでしょう。ハンバーガーとか食べてるけど手はどうなってるの?二足歩行?四足?尻尾の長さは?尻尾の先っぽは曲がってるかなまっすぐかな。模様はなくて真っ黒なのかしらそれとも胸に白いアクセントが?もしかして靴下はいてたりして!なんてことを考えながらあっという間に読了です。面白かった。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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