敵は海賊・海賊版 (ハヤカワ文庫 JA 178)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150301781

感想・レビュー・書評

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  • 初出は1983年ということなので40年くらい前ですね

    まだまだ冷めないSF熱!ということで日本SF界の重鎮、神林長平さんの代表作を読み直してみました
    「温故知新」的なね!

    日本SF作家の御三家といえば、星新一先生、小松左京さん、筒井康隆さんと言われておりまして、まぁやはり日本人たるものこのあたりの巨匠は抑えた上でそれに続く眉村卓さんや神林長平さんなんかも読んでおきたいものです
    などとせっかく御託を述べておりますので「ほほう、ひまわりめろんさんはSFにも造詣が深い」などと思って頂ければよろしいかと

    って知ってる古い作家さん並べただけじゃごまかせませんか?そうですか

    はい、『敵は海賊 海賊版』です

    もうね「説明しないSF」ですよこれが
    あれがガーってなってこっちグゥィーンってなってグルンってなったんだからパラレルワールドに決まってるでしょ!という潔さw
    わかんない人は置いてきますよ!タイプのSFです
    そりゃあSFは難しいとか言われちゃうわ

    分かりづらいのはタイトルからしてそうですもんね『敵は海賊 海賊版』てもう意味わからんですよ(もちろん読み進めればわかります)
    宇宙船とか武器とかもうほとんど説明してくれません

    こういうところが所謂ヲタク文化の排他的な部分を生み出してたんだと思うんですよね
    分かる、詳しいが単純な優越感や連帯感を生み出して、(まだ)分からない人たちを寄せ付けずにどんどんマイノリティ化していくっていうね

    あ、なんかすごい偉そうなこと言い始めてるからもうやめようw

    でもやっぱりSFも面白いんだよな〜

    • ひまわりめろんさん
      土瓶さん

      あー三島由紀夫かー
      めんどくさいなー(おい!)
      土瓶さん

      あー三島由紀夫かー
      めんどくさいなー(おい!)
      2022/11/07
    • mochimochiさん
      銀英伝はそういえばSFですね!

      多感なうら若き少女時代に読んで、めちゃくちゃ影響受けた作品です。
      たしかに長いですけど、すんごい面白くて体...
      銀英伝はそういえばSFですね!

      多感なうら若き少女時代に読んで、めちゃくちゃ影響受けた作品です。
      たしかに長いですけど、すんごい面白くて体感2秒ぐらいで読めますよー!ほら、相対性理論的なアレです(ちがう)

      私も再読したいけど…長いんですよねー笑
      2022/11/07
    • ひまわりめろんさん
      2秒なら読んでみようかなってそんなわけあるかーい!
      2秒なら読んでみようかなってそんなわけあるかーい!
      2022/11/08
  • 生まれてはじめてSFと神林長平に触れた本。
    当時は本が破けるほど何度も何度も読んではその世界に浸っていた。
    以来、このシリーズと神林長平の大ファンになっている。

  • 短編を何作か読んだことがあるのですが長編を読んだことが無かったので借りてきました。面白かったです。
    この又表紙が可愛いですよね。天野さんが表紙を描いていることは知っていたのですが言われないとわからないですよね。

    そこはかとなく本編に流れていたロマンスにも良いなあ~と思いました。海賊課はホンモノよりもより海賊らしかったです。シリーズなので是非他の作品も読んでみたいなと思います。

  • 敵は海賊のシリーズ。始めてこのシリーズを読みましたが、一番ややこしいものを最初に選んでしまったようで、四苦八苦しながら読み終えました。
    何冊か読んでみないとわかりませんが、雪風の同一作者とは思えないくらい普通のSFに感じました。ただし、お話の構造は除く。

  • 世界で一番好きな実在しない男はこのシリーズの海賊です。
    愛してる。

  • この本が無ければ、私はSF小説を好きにならなかったかもしれない。
    主人公ラテル、黒猫型異星人アプロ、フリゲート艦ラジェンドラの三人の口喧嘩は楽しくて仕方ない。
    設定もそう小難しくなく、笑いながら勢いで読める。

  • gaoryuさんリコメンド
    神林さんの作品は先日の「魂の駆動体」(しぶちゃんリコメンド)に続いて2冊目。

    軽快に読める。

    人に聞いたら「火星三部作」というものがあるみたいなので、読んでみようと思います。

  • 再読
    何が書いてあるかはわかるのだがどうしても興味のもてない話
    再読なのに以前読んだ記憶のうすれぶりがすごいくらい覚えていられそうにない
    戦闘機の挙動とか銃撃戦とかスーパーロボット大戦争とか宇宙戦争はだめだ
    まったくおもしろがれない

    この話はスペオペすなわち(古典的な想像されたふうな)宇宙を舞台にした冒険ものだが
    その舞台に対する「てきとうさ」が駄目なところ
    作品として駄目なのでなく
    (というのは「スペオペ」なのだから
     「西部劇」や「時代劇」とおなじく定番舞台である前提から説明ないのは当然なので)
    「スペオペ」的な舞台(すなわち「古典に想像されたふうな宇宙」)が駄目
    例えば『銀河英雄伝説』も『銀河戦国群雄伝ライ』も戦記ものとしてどうこうでなく
    スペオペ的な宇宙が舞台だから駄目
    受け付けない
    ロボットがバトルするのと同じ感じに受け付けない

  • 敵は海賊・海賊版 (ハヤカワ文庫 JA 178)

  • なんだこれは…!!
    ってくらいびっくりしました。

    この発想恐ろしいです、これどうなっちゃうんだろう…?てドキドキしながら読み進めてあっという間でしたよ。

    海賊、海賊課の刑事2人、ランサスの女性たち、魅力的なキャラクターと巻き起こし巻き込まれる事件の数々に夢中になって読みふけってしまいました…アプロほんといいキャラしてます。
    そして語り手は支援著述ツールってところがまた…!
    がっつりSFでエンタメとしても成立してる。これ映像でも見てみたいなあ…。
    シリーズ集めようと思います。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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