黒曜宮の陰謀―グイン・サーガ(21) (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150302016

感想・レビュー・書評

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  • グイン&マリウス。

  • グイン大活躍の為スッキリする巻です。マリウスとイリスの恋も佳境に・・・

  • ケイロニア皇帝即位30周年を目前に張り巡らされた陰謀が徐々に明らかになってきます。グインの策士ぶりも読んでいて楽しかったです。そして明らかになる真実に驚愕。だいたい予想はついていましたが。後半はシルヴィアとマリウスの恋愛とまではいかないけれど微妙な距離感が今後どうなっていくのか楽しみです。

  • 皇帝即位30周年を祝う式典を目前にしながら、ケイロニア宮廷に忍び寄る陰謀。今や暗殺の手は皇帝自身におよびます。陰謀の主はマライア皇妃かダリウス皇弟か。式典の前日、ついに陰謀のすべてが明らかになり、物語は頂点を迎えます。
    一方後半では一転して、やおい小説に早変わり。禁断の恋が繰り広げられていきます。
    ケイロニアの中で、日一日と存在感を増していくグイン。すでに外伝ではケイロニア皇帝になることが明らかにされています。今後の展開の中で、どのように皇帝についていくのでしょう?

  • 『三人の放浪者』から始まるケイロニア陰謀編が、グイン・サーガの中では特に好きです。

    物語として、とても良くまとまっている。

    アリストートスが物語りに登場するあたりから、少々文章が乱れる著者ですが、この頃はそんな違和感もなく、物語にとっぷりと浸れます。

    グインの立身物語であり、ケイロン宮廷の陰謀劇であり、互いに隠したい過去をもつ若者達の不器用な恋愛物語であり……。

    ケイロニア陰謀編だけ抜き取って読み返したりした事が何度かあります。

    この巻は、その中でも物語の山場。象徴的な作品です。

    あと、カバーイラストの天野さん。
    この頃の作品の雰囲気が一番ツボだった。
    どんどんイラストのタッチがライトに変わってったもんなぁ……。
    いや、それも好きだけど、この頃の重厚な感じがたまらない。

  •  1997年7月13日再読

     2007年3月12日再読

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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