切り裂き街のジャック (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (1985年8月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784150302061

みんなの感想まとめ

未来の2105年に再現された1888年のロンドン、イーストエンドを舞台に、歴史の中に切り裂きジャックが現れるという独特な設定が魅力の作品です。著者の独自のスタイルが光り、バイオレンスやエロスの要素が織...

感想・レビュー・書評

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  • 時は2105年。1888年のロンドンが再現されたイーストエンドに、歴史のままに切り裂きジャックがあらわれます。結末は?ですが、ヴィクトリア朝の世界はSFを感じさせません。

  • 切り裂きジャック事件の発展系。
    ハードボイルド。ムキムキ男たちがドンパチやったり格闘したり追いかけ回したり、一貫して騒がしい。
    舞台設定は、 実際の未解決事件とSF的未来がどう融合してるんだろう、と期待したけど…
    2105年の未来がいまいち描写不足で世界観がつかめないし、その未来でつくられた偽りのロンドンも、ご都合主義でなんでもあり。
    そもそも、主人公がなぜそこまでして偽りのロンドンでジャックをとらえようとしているのか、その信念が語られずじまいなのでいまいち入り込めず。
    ラストはロンドン市民の感情にフォーカスするわりに、それまでに彼らの個人的経歴とか生活とかがほとんど書かれていないので、あぁそうですか、という感じ。
    謎解きでもホラーでもヒューマンドラマでもなく、アクション、そんな感じです。

  • 菊地秀行さんらしい作品だけど、刊行当時からあまり話題にされない作品でもありました。
    当時は朝日ソノラマ以外の出版社から大人向け(苦笑)の作品を刊行しだして一躍話題の作家になり始めたばかりの頃で、バイオレンスとエロスと…的な扱いだったので、本作や集英社のコバルト文庫から刊行された作品など、菊地作品的には異端な位置づけだったと思います。
    でも舞台立てなどは他の作品にも通じ、ほんと菊地さんらしいと思います。

    当時高校生だった僕には読みこなせなかった感もあり、その後何度か読み返して、味わいを深めていった作品でした。

    勢いで一気に読ませる作品じゃないかもしれませんが、間違いなく菊地さんらしい作品です。

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著者プロフィール

菊地 秀行(きくち・ひでゆき):千葉県銚子市生まれ。外谷さん愛好家。一九八二年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。『魔界都市ブルース』『魔界医師メフィスト』『吸血鬼ハンター“D”』『妖魔戦線』など多数のヒットシリーズを生み出し、ノベルス界に超伝奇小説ブームを巻き起こす。また熱心なシネフィル(映画通)としても知られる。




「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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