夢魔のふる夜 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150302290

感想・レビュー・書評

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  • 「手のとどかないものは、こちらが一方的に焦がれているものとは限らないよ。あの星は、おまえに思いを寄せているのさ」

    これは、母親が子どもに贈った言葉。
    そして、その子は、スターゲイザーに、天文物理学者になります。

    なんだか、こんなセリフを読むだけでドキドキしてきます。

    ほぼ一人称で語られるSF小説で、しかも、「わたし」が「ヨハネス・ケプラー」。
    この作者、ただものではありませんね。

    まだとても、魔法と科学が近かった時代。
    このあたりの時代の物語をもっと読みたいと感じさせてくれる1冊でした。

  • ヨハネス・ケプラーを主人公に、チコ・ブラーエの怪死、ガリレオの変節、異端審問と魔女狩りと中世ヨーロッパを舞台にした伝奇的物語が展開。
    天体と時間と宗教の真実を追い求めるケプラーの姿を追いつつ、死んだ少女の夢というピュアSFで包み込んだあたりがとても素敵。

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