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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784150302290
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みんなの感想まとめ
手の届かないものへの思いをテーマに、母親の言葉が心に響く物語が描かれています。主人公はヨハネス・ケプラーで、彼の視点から語られるこの作品は、魔法と科学が交錯する時代背景の中で展開します。ケプラーは、チ...
感想・レビュー・書評
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「手のとどかないものは、こちらが一方的に焦がれているものとは限らないよ。あの星は、おまえに思いを寄せているのさ」
これは、母親が子どもに贈った言葉。
そして、その子は、スターゲイザーに、天文物理学者になります。
なんだか、こんなセリフを読むだけでドキドキしてきます。
ほぼ一人称で語られるSF小説で、しかも、「わたし」が「ヨハネス・ケプラー」。
この作者、ただものではありませんね。
まだとても、魔法と科学が近かった時代。
このあたりの時代の物語をもっと読みたいと感じさせてくれる1冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ヨハネス・ケプラーを主人公に、チコ・ブラーエの怪死、ガリレオの変節、異端審問と魔女狩りと中世ヨーロッパを舞台にした伝奇的物語が展開。
天体と時間と宗教の真実を追い求めるケプラーの姿を追いつつ、死んだ少女の夢というピュアSFで包み込んだあたりがとても素敵。 -
「ケプラー原作の幻想歴史小説」だけで今読んでも十分に面白いと思うのですが、「SF要素がいらない」という感想にはなると思います。SFとしてはどうか……ただ、それがなければ成り立たないし、水見稜らしくない、と思いつつ読み返していると解説で当時の菊地秀行氏がやはりそれを書いておりました。2020年代にこちらを読む意味に、人類の知識を管理してる機械…という話でなく、「歴史観の争奪戦」というところに、行きそうで行かない、という地位があると思います。講談社学術文庫『ケプラーの夢』を求められたら、読みたいと思います。
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