…絶句 下 (ハヤカワ文庫 JA 238)

著者 :
  • 早川書房
3.51
  • (16)
  • (7)
  • (45)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 189
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150302382

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一応、話としてはまとまった。
    なんだろうな、この置いてきぼり感というか。
    楽しいの、作者だけじゃないだろうか。
    毒を食らわば皿まで。
    ま、とりあえずシリーズ読んでみるか。

  • 大好きです。新井素子さんの本を家にコンプリートしたいな

  •  すごいな……いや再読だから、もうストーリー覚えていると思ってたんだけど、なんというか、新井素子氏の「創作姿勢」が前面に出ていてそこが面白い。
     創作にかける情熱というか、物語の始まりのキーを紡ぎだすのは作者であるという自負がにじみ出ている。

     他の方のレビューに「創作者を志す方に薦める」というのも頷ける話で。

     前編の感想に書いたとおり、ここに出てくるキャラクターはすべて物語の中の著者のインナースペースから現実に出てきてしまった「創作物」である。それゆえに著者の分身のようなものである。
     確かに「皆同じ血肉から生まれた」匂いのするキャラクターなのだけれど「物語にとって都合のいいキャラクター」ではなく、出自は同じだけど、己の都合で生きようとしている……ように見えるところがすごい。

     インターネットやメールなど、簡単に情報を発信できなかった時代(さらに言えばワープロすらなく、小説は手書きだった時代)。
     脳内で話を熟成させる(こねくりまわす楽しみ)があったんだろうなぁと感じさせる一品。

     面白かった。

  • ラストの物悲しさが子供心に印象に残ってました。
    一郎さんのかっこよさや拓ちゃんの健気さがとても好き。
    ライオンさんとあもーるの信頼感も好き。

  •  1997年3月3日初読

    削除

  • ちょい収集つかなくなった感はあるものの、最後まで勢いは衰えず。「ハッピーエンド?それおいしいの?」みたいな終わり方がいい。

  • 「もしもご縁があったなら・・・」あとがきでいつも出会っていた言葉がますます好きになったラストでした。

  • 秋桜が……した時点で泣きそうになったり。最終的な反乱(?)の行方も気になったりで、大変な1冊。それにしても、ライオンさんが凄すぎる。

  • とにかく面白かった。理由なく。そんなお話。そりゃそうだ、新井素子さんが「枚数を気にせず、好きなように書いて」いいといわれて書いた本なんだ物。のびのび書いているのがよくわかります。

  • 絶句の下巻。完結編です。
    正直・・・覚えてないけど(爆)
    でも面白かったよぉ〜。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1977年「わたしの中の・・・・・・」が奇想天外新人賞佳作に入賞し、デビュー。以後『いつか猫になる日まで』『結婚物語』『ひとめあなたに・・・』『おしまいの日』などを発表。1999年に発表した『チグリスとユーフラテス』が第20回日本SF大賞を受賞。

「2022年 『絶対猫から動かない 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

新井素子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×