こちらITT (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (1987年8月13日発売)
3.47
  • (2)
  • (5)
  • (12)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 61
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784150302474

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 以下7作を収録。
    アル牛
    ベター・ハーフ
    進化の道
    分裂剤
    こちらITT
    目には目を
    道化の釘

    こちらITTは構成もよく傑作。分裂剤も好き。

  • 著者の処女短編集になります。
    7つの短編が収められています。
    概ねオチが黒いですね。
    「アル牛」はアルコールに満たされた惑星での話
    「ベター・ハーフ」はとある未開の惑星での事件
    「進化の道」は宇宙空間にある一つの穴の話
    「分裂剤」は人格を分裂させる薬を飲んだパイロットが運転する輸送船にスパイが乗り込んだ話
    「こちらITT」はテレポートセンターの交換手の会話
    「目には目を」は未来の司法制度に対する復讐の話
    「道化の釘」は子供ととあるコンピュータの話
    と、概ねの概要だけ見たらまともそうなSF話なんですが、ほぼ黒いです。
    「アル牛」はバイオハザード起こすし、「ベター・ハーフ」はデモがとんでもないことになるし、「進化の道」は塞ごうとするのでいい話、「分裂剤」は射殺されるし、「こちらITT」は全編がほぼ黒いし、「目には目を」は救えない落ちだし、「道化の釘」は宇宙崩壊するしと、まぁろくでもない話です。
    ブラックユーモアな話ばかりなので非常に楽しいです。
    そして読みやすいってこともあり、さくさく進みます。
    解説にあったSFの解説で「知的なホラ話」っていうのは、大きくうなずいてしまいました。
    壮大なSF叙事詩もいいですが、こういうこじんまりとした与太話みたいのも楽しくて良いです。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

草上 仁(くさかみ・じん)
1959年生まれ。1981年ハヤカワ・SFコンテスト佳作入賞。短篇『割れた甲冑』を「SFマガジン」1982年8月号に発表してデビュー。
1989年に『くらげの日』、1997年に『ダイエットの方程式』で星雲賞日本短編部門受賞。
1997年『東京開化えれきのからくり』でSFマガジン読者賞受賞。
近年も「SFマガジン」に続々と作品を発表している。

「2020年 『キスギショウジ氏の生活と意見』 で使われていた紹介文から引用しています。」

草上仁の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×