火星の大統領カーター (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (1988年3月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784150302597

感想・レビュー・書評

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  • 1988(昭和63)年発行、早川書房の文庫本。5編。あとがきにもあるとおり最後の1編を除けば「ユーモア・パロディ」な作品。当時の時事ネタ、SFネタがある。時事ネタはまだしも、SFネタはなんとなくとしかわからない。私はなんとなくしかわからなくても、「そういう元ネタがあるんだろう」と思って読むのであまり影響しない。最後の『最後の方程式』はかなりシリアス。ちょっと不思議な感じ。結構、唐突に心が動いてしまう。一応、きっかけのセリフはあるものの、歴戦の英雄としても、諦観した老人としても唐突ではないだろうか。

    収録作:『火星の大統領カーター』、『エンゼル・ゴーホーム』、『ロバート・E.ハワード還る』、『ナマコの方程式』、『最後の方程式』、あとがき:「ハヤカワ・SF・スペシャル版あとがき」1984年8月28日、暑いひるさがりに(昭和59年刊行のハヤカワ・SF・スペシャル版より転載したもの)、「文庫版あとがき」1988年2月14日(35歳Birthdayの翌日に。)、

  • あとがきで、栗源薫が、SF界で、暖かく迎えられていたわけではないことを知りショックでした。
    どんな分野にも、視点が狭く、自分の視点以外のものを排除しようという意見の人は大勢いると思います。
    SFファンにも、焦点が短い人たちも大勢いるのかもしれません。

    栗源薫(男性:登場人物)シリーズ、伊集院大介シリーズのように、
    透明感のある登場人物で、SFを書かれればよかったのにと感じています。

    本作品は、SFとしては一流なのでしょうが、
    栗本薫シリーズ、伊集院大介シリーズのようなミステリものに比べれば、
    登場人物の価値が見出せませんでした。

    栗本薫(女性:著者)さんが過去のSFを愛好するあまり、
    パロディを書きたくなったという気持ちは理解できます。

    本人は、ハヤカワのSFの本になったことに感激しているとのことを
    あとがきで書かれています。

    それも栗源薫なんだなという妙な納得感が残りました。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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