アルセイスの秘密―グイン・サーガ(28) (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150302658

作品紹介・あらすじ

黒龍戦役もおわり、ようやく平和が訪れたかに見える中原。だが、その背後で暗躍するものの影は、今もそこかしこに蠢く。パロのクリスタル・パレスでは、少年王レムスとアルド・ナリスとの軋轢が緊張の度を増してゆき、またかつての陽気な傭兵イシュトヴァーンは、王たらんとする野望へと歩を進める。そして、ここユラニア領では、ケイロニアの軍籍をぬけた精鋭一万騎が、グインの指揮の下、向かうところ敵なしの進撃を続ける。そして遂にアルセイスを臨む丘に達したとき、思いがけぬユラニア進攻の目的がグインによって語られるのだった。

感想・レビュー・書評

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  • 天野喜孝。

  • 全表紙の中でこれが一番好き。何故ならこれを見て読もうと思ったから。まさかこんなに長い話あるなんて思わないので、どれから読んでも同じだろうと思ったのです(今となっては小説初体験だから仕方が無いが謎)。
    ここから読んでも面白かったんだからすごいです。ユラニアの小村でグイン軍の行軍を見ようと少年が木に登って、落下した所を颯爽とグインが受け止めるんですがそのかっこいい事かっこいい事。超カッコいいグインが、とても優しい事が最初の数ページで分かる素晴らしい巻です。

  • 表紙が格好良すぎる。
    そして挿絵もだ。

    グインのストーリーラインがやはり一番の楽しみです。
    グラチウス成敗のため、ゴーラ皇帝サウル130世と手を取り、紅玉宮への道を作ろうと策を練るグイン。
    不穏な夜風に紛れて、グインに夢魔の如く近寄るグラチウスを、俗物と一喝するグインの渋さ。

  • ケイロニアから離脱したグイン率いる1万の軍勢。ほとんど抵抗を受けることもなくユラニアの首都アルセイスに到着します。ところがアルセイスに攻め入るのではなく、グインが依ったのはゴーラ皇帝サウル。グインとユラニア軍との行きづまる攻防と駆け引き。そして鍵を握るグラチウスの存在。手に汗握る1巻です!

  • グインが出てくると、話がどんどん進むね。

  •  1997年7月14日再読

     2007年3月16日再読

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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