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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784150303587
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みんなの感想まとめ
多様なテーマが織り交ぜられた短編集は、過去と未来の交錯や生と死の境界を探求し、読者に深い感動をもたらします。中でも「恐竜ラウレンティスの幻視」では、知性を得た恐竜が未来を幻視することで、絶望と希望が交...
感想・レビュー・書評
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SF。短編集。
安定の面白さ。この人の短編にハズレはないでしょう。
「時尼に関する覚え書」は再読。これがベスト。
どの作品もアイディアが面白く、コミカルだったりセンチメンタルだったりで確実に楽しませてくれる。
「発電の日」のアイディアは、真面目に検討する価値があるのでは?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
〈過去からの時間と未来からの時間が、すれちがう刹那の愛。それが私たちだった。
出会いも、愛の形もそれぞれに奇妙なしかし真実の愛。だからこそ、私たちは、必死で、おたがいのすべてを知りたがった。〉「時尼に関する覚え書」より
一億二千万年前、地球の主役がまだ恐竜だった頃、一匹の恐竜がいた。便宜上、『ラウレンティス』と名付けられたそのディノニクス種の恐竜は、草食竜を食べようとした際に草食竜の首から転がり出てきた発光する未知の球体を噛んでしまう。それをきっかけにラウレンティスは知性を得たディノニクス種の未来を幻視してしまう。種族の未来は彼らにとっては驚くべき恐ろしい光景で。人類の未来と重なり合うラストが印象的な――「恐竜ラウレンティスの幻視」
生への絶望に自らの命を絶とうとした吹原和彦は、意識を取り戻すと病室らしき場所にいる。だけど違和感がある。初対面の看護婦は自分のことを「和彦さん」と下の名前で呼び、どこの病院かも教えてくれない。ようやく医者が教えてくれたのは、「夢の中」という答えだった。現実と幻想、死と生の境界が曖昧な世界で、わずかな間に築かれた友情が胸を打つ――「紙風船」
ということで、本書は全八篇のホラーやギャグ、時間SFや知性のゆくえを描いた作品までヴァラエティに富んだSF短編が並んでいます。特に印象に残ったのが、「恐竜ラウレンティスの幻視」「紙風船」「芦屋家の崩壊」「時尼に関する覚え書」の四作で、どれも忘れがたい余韻が残ります。「時尼に関する覚え書」だけは過去に読んだ記憶があったので確認したら、短篇集『美亜へ贈る真珠』にも収録されていたみたいです。 -
解説 / 山岸 真
カバー・口絵・挿絵 / 横山 えいじ
初出 / 『SFマガジン』90年2月号・5月号・6月号・10月号、91年2月号・5月号、『奇妙劇場1』(太田出版)収録、PR誌『原子力時代』収録 -
ショートショートを知るきっかけとなった本。
芦屋家の崩壊、時尼に関する覚え書きが特に面白かった。 -
比較的、好みの作品が多かった。
□恐竜ラウレンティスの幻視
知性を与えられた恐竜のみた未来
□紙風船
ホラーチックファンタジー
□芦屋家の崩壊
黄泉返り的な感動を感じられる物語
□時尼に関する覚え書き
梶尾真治ならではの、時間ファンタジー
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