未踏惑星キー・ラーゴ (ハヤカワ文庫JA)

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  • 早川書房 (1992年1月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150303679

みんなの感想まとめ

人類が新たな居住地を求めて宇宙を目指す中、惑星鑑定士としての役割を担う主人公が、思わぬ運命に翻弄される物語が展開されます。理想的な星として鑑定した惑星が消滅し、家族を失った主人公は絶望の中で新たな惑星...

感想・レビュー・書評

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  •  地球の人口は飽和状態になり、人類は居住可能な新天地を求めはじめた。その惑星が居住可能かどうか調べるために宇宙開発省に雇われることで成り立つ職業、惑星鑑定士。惑星鑑定士セイタロ・KODAが理想的な星として鑑定した惑星が、惑星同士の激突により、消滅した。セイタロの妻と娘を含めた二億人近い人間が命を落とし、絶望により自暴自棄になったセイタロが死を求めて辿り着いた人類未踏のはずの惑星で、セイタロが出会ったのは、彼を『ピーターパン』と呼ぶ、少女だった。

     ということで、本書は登場人物のひとりによって、〈キー・ラーゴ〉と名付けられた惑星を巡って、人類の居住地にさせたくない元鑑定士と人類の居住地にさせたい鑑定士たちが対決するという構図の物語になっていて、相手を欺くための作戦(結構失敗する)や登場人物たちの関係性の変化が楽しい作品でした。特にセイタロとフェッセンデンのやり取りが好きです。

     中盤からはラブコメ要素も絡んでくる、基本的にはコミカルな話にニヤニヤとしながら読んでいたのですが、後半には思いもよらなかった絶望的な状況が待っていて、びっくりしました。その状況にも前向きさが感じられるやり取りが、とても魅力的。

  • ノスタルジーあふれる牧歌的な話。よく言えば一昔前のジュブナイル、悪く言えば一昔前のジュブナイル。
    ●面白かった点
    ノスタルジー感。
    ●気になった点
    もう一ひねりが足りないと思う。

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著者プロフィール

熊本県生まれ。「美亜へ贈る真珠」でデビュー。代表作に『地球はプレイン・ヨーグルト』『怨讐星域』「あしびきデイドリーム」(星雲賞)『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞)『サラマンダー殲滅』(日本SF大賞)、そして映画化した『黄泉がえり』や、舞台・映画化した『クロノス・ジョウンターの伝説』など。

「2022年 『未来のおもいで 白鳥山奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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