ハイブリッド・チャイルド (ハヤカワ文庫 JA オ 1-5)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 235
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (502ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150303938

感想・レビュー・書評

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  • SF。連作。機械&バイオSF。
    短編2作と長編1作。全部合わせて1つの長編作品。
    短編2作品はとても面白く読んだが、本編であろう長編「アクアプラネット」が難しい。
    読めば読むほど分からなくなっていった、珍しい読書体験。
    ”愛”がひとつのテーマになっているのが苦手なのと、自分の想像力不足でしょう。

  • 2016.2 2

  • 命とか、信仰とか、愛とか、母性とか、いろいろな印象が混ざりあっている、残酷で美しい世界の話。女性だからこそ描けるSFというのもうなずける。産み出すものはすべて女だ、というような一文があって、フェミニズムとかそういうことではなく、なんだか素直に納得してしまった。

  • 中高生の時に読み逃した一冊。当時読んでればなぁと悔しい。機械と生物のハイブリッドというSF的ギミックが物凄く臨場感溢れ魅力的に描かれていてワクワクさせられる。

  • 機械帝国と戦う人類が生み出した兵器『ハイブリッド・チャイルド』。そのうちの一体が意思を持って逃げ出し放浪の旅に出ます。細胞を食べ、その遺伝子や記憶を取り込み変身する機械が感情を持ち、愛を覚え、哀しみを覚え…と進化する姿と人類側の軍の神官として800年の命を老人から子供へ若返って過ごす体を持たない『かれ』の時空を飛んで出没する影響が女性らしい文体で書かれていました。
    グロテスクな場面ですらファンタジー化される、と言うと変ですが本当にそんな感じでした。

    最終的には『愛』に収束されてしまうのだけれど惑星と長い時間が織り込まれた美しいタペストリーみたいな作品でした。

  • やわらかい けれど つめたい SF

  • 小学生のときに読んでとても印象深かったのをふと思い出して、タイトル等は完全に忘れ去っていたためかなり苦労して探し出しました。とても強力なオリジナリティで構成されたSFファンタジー。擬音などが若干稚拙というか余分な描写な気がしますが、そんなことを差し引いても天才的な名作です。いずれまた再読したい。

  • 愛と命に関する話。
    最後、結局愛がすべてを再び無に帰してしまったところに無力感と希望を感じた。

  • SFなんだろう。ひどく読むのに疲れた。最後まで読めなかった。

    私にはSFやファンタジーは向かないんだろうなって思ってしまうような本。

  • 初めて読んだ大原作品。
    それからずっと通学電車の中で、通勤電車の中で、病院の待合室で、もう何度読み返したかも判らないくらいに読んでいるけどまだ飽きない。

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