バルーン・タウンの殺人 (ハヤカワ文庫 JA マ 4-1)

著者 :
  • 早川書房
3.20
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本棚登録 : 62
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150304010

感想・レビュー・書評

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  • akikobbさんのレビューから読みたくて。人工子宮が普及した中あえて昔通りの妊娠・出産する女達の住む街が舞台の連作ミステリー。名作パロディや彼女達の会話も面白いがとりまく状況を揶揄するような内容は今もあるあるなのでは?意外に骨太な話。

    • akikobbさん
      111108さん、こんばんは。

      読まれましたか!
      意外と今も通用しますよね〜
      みおさんどうでした?思い出したらシリーズの続きをまた読みたく...
      111108さん、こんばんは。

      読まれましたか!
      意外と今も通用しますよね〜
      みおさんどうでした?思い出したらシリーズの続きをまた読みたくなりました。

      私は、ニャン氏貸出中でゲットできずでした。。。
      2022/12/24
    • 111108さん
      akikobbさん、コメントありがとうございます!

      勝手にお名前あげてしまいました〜ごめんなさい。でも興味のある方はぜひakikobbさん...
      akikobbさん、コメントありがとうございます!

      勝手にお名前あげてしまいました〜ごめんなさい。でも興味のある方はぜひakikobbさんのレビュー見てねその方が良くわかるから、という気持ちを込めてです♪

      ニャン氏残念でしたね。隠れた人気本?私も第二弾リクエストしてきます!
      2022/12/24
  • 妊娠が「時代遅れ」となった時代にバルーン・タウンという妊婦だけの街があった……というSFミステリ。なんか、今の時代にすごい合っている気がしてきた。おもしろーい。SFって時代遅れにならないものがあるわ。

  • 中編が4本。妊娠出産を機械任せにする世界。一方で本来の妊娠出産を重んじる街。便利な世の中だが、どこかちぐはぐな印象。AUも便利で良いが、手厚い福利厚生のあるバルーン・タウンでの生活も良いなぁ。しかし妊婦だらけでちょっと胸やけ気味かも。ここまで発展した世の中であるにも関わらず、人の意識や道徳が追いついていないという感じ。読み物としては面白いのだが、時々そのギャップが不愉快になる。

  • いいミステリです。
    設定もキャラも素晴らしい。
    ミステリ好きならニヤニヤしてしまうネタが満載でこれも楽しめる。
    ユーモアミステリだけどテーマは深い。
    軽く読み進められるところがいいです。

  • イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387168499.html)
    (収録作品)なぜ、助産婦に頼まなかったのか?/バルーン・タウンの殺人/バルーン・タウンの密室/亀腹同盟

  • ちょっと軽めのものを読みたいなと思って積読の山から引っ張り出して読了。
    物語の舞台は、体外の人工子宮で子供を作ることが当たり前になった近未来。昔ながらの妊娠・出産を望む女性たちは変わり者と見られていた
    そんな妊婦たちが集う街、揶揄をこめて「バルーン・タウン」と呼ばれる第七特別区で起こる事件をまとめた連作短編集。
    文章は軽妙で、あまり凝ったトリックもないのですらすら読める。一方でこの「妊婦ばかりの街」という設定がよく生きた内容になっている。
    設定自体はSFだが内容は古典ミステリのパロディになっているので、昔ながらのミステリファンは楽しめるのでは。

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著者プロフィール

一九六〇年、石川県生まれ。会社勤務を経て作家になる。八九年『異次元カフェテラス』を刊行。九一年「バルーン・タウンの殺人」でハヤカワSFコンテストに入選。主な著書に「ニャン氏の事件簿」シリーズ、『おせっかい』『ピピネラ』『九月の恋と出会うまで』『嵐の湯へようこそ!』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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