- 早川書房 (1994年8月26日発売)
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感想 : 5件
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784150304072
みんなの感想まとめ
多彩なテーマを持つ短編集で、古典的なSFの魅力が詰まっています。収録された8編は、日常と非日常が交錯する独特の視点から描かれ、読者に透明な哀しさや思索を促します。栗本薫は、ブラッドベリや筒井康隆から影...
感想・レビュー・書評
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1994年発行、早川書房のハヤカワ文庫。8編。ほとんどは古典的(?)SF。作品ごとに付される「著者解説」にも小松左京、筒井康隆の影響に言及される。実際はよくある平凡な筋かもしれない。実際「走馬灯」は同じアイデアが星新一のショートショートにある。導入は違うが中途はほぼ同じ。この人の作品はオチも若干平凡なような気が。多少若書きなせいもあるが、あまり向いていなかったジャンルだったなのかもしれない。
収録作:「さらしなにっき」、「忘れないで」、「峠の茶屋」、「ウラシマの帰還」、「走馬灯」、「最後の夏」、「パソコン日記」、「隣の宇宙人」、他:著者解説、初出一覧:さらし「SFマガジン」83年6月号、忘れな「小説新潮」82年6月号、峠の茶「SFマガジン」83年9月号、ウラシ「SFマガジン」83年7月号、走馬灯「SFマガジン88年2月号、最後の「小説すばる」89年7月号、パソコ「SFマガジン」90年10月号、隣の宇「SFマガジン」92年2月号、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
SF短編集
ブラッドベリや筒井康隆を愛した栗本薫が、
その世界観に影響されて書いたショートストーリー
筆者の解説が入ってるのも嬉しい
小松左京、星新一、平井和正、新井素子…
中学時代に読んだ懐かしの名前が懐かしい
最近読んでないなぁ
読んだ後に、透明な哀しさを感じられる短編集 -
「さらしなにっき」
「忘れないで」
「峠の茶屋」
「ウラシマの帰還」
「走馬灯」
「最後の夏」
「パソコン日記」
「隣の宇宙人」
「さらしなにっき」
先輩の子どもの頃の思い出に登場する原っぱと洋館と窓から見える少女。これ、語り手がその記憶を持つ当人だったら、高橋克彦の記憶シリーズになりそう。当人ではなく、見ている側の人間を語り手にした成果は最後の一行に。
「忘れないで」
日常から終末に接続されるタイプのSF。
「峠の茶屋」
最初の暴走族のあたりは、真面目なのかギャグなのか判断に困った。最後はそう持ってくるのかと面白かった。
「ウラシマの帰還」
栗本さんの「心中天浦島」と同系統の作品。まあウラシマだし。
「走馬灯」
短いんだけど、なぜか印象に残る。これぞワンアイディアもの。
「最後の夏」
作中後半、今いるこの日常が、とある思考によってそのまま人類の終末に反転させられる。栗本さんの終末ものの中では一番好みかもしれない。まさしく「かくもしずかでひっそりとしたほろび」。こうした、今の光景を一変させる作品はいい。
「パソコン日記」
ここから表紙イラスト詐欺(笑)
ノリだなあ……
「隣の宇宙人」
ノリが大事。 -
リリカルSFホラー。
「何とも言えない心細さ、たよりなさ、心もとなさ……夕ぐれどきの泣きたいようなやるせなさがぼくをとらえていた。まだ、まっ昼間、光あかるいビルの谷間の、都会の大群衆の中にいるというのに。ぼくは原っぱなど知らない。青白い顔の少女も、白い古ぼけた洋館もない、ぼくはそんな幽霊などとは縁がないのだ。だのになぜ……ぼくはこんなにも淋しいのだろう?」 -
短編集。全体的にシュールですが色々と考えさせられることがあったり。
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