敵は海賊・海賊課の一日 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-14)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150305086

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  • アプロの誕生日?に起こる(起こす?)大騒動。楽しい一冊です。

  • 敵は海賊・海賊課の一日 (ハヤカワ文庫JA)

  • アプロの666歳の誕生日に苦情処理係勤務を命じられたラテル・チームの一日を描いた作品。海賊に殺された家族の仇討ちをしたり、新しい恋人ができそうな気配がしたりと、ラテルが主人公の話に見えるが、例のごとく、アプロとラジェンドラの方に存在感がある。「敵は海賊・不敵な休暇」よりさらにおもしろかったので、2回も読んでしまった。

  • カーリーからくる苦情処理回線。にま。
    アプロの誕生日だから何でもありの一日。

  • アプロのお誕生日プレゼント(太陽圏じゃないやり方のほう)強烈すぎる!久しぶりに、SF世界にファンタジーの住人まで召喚しちゃってまぁ…。 ラテルの過去がたっぷり読めて良かった!大好きな<人間の意識について考察しまくる対コンピュータ戦闘艦ラジェンドラ>ってのも満載で…!フムン。とっても楽しい、アプロのお誕生日プレゼントでした。

  • 黒猫型異星人アプロの666回目の誕生日のために、海賊課総出で大騒ぎ。祝ったり呪ったりのろけたり、ふざけた展開をひっくり返すようなシリアスな過去の因縁も顔を出して、相変わらず忙しい小説。
    たった一日を描いただけなのにボリューム満載でフルスロットル。制限時間があるからこそ、凝縮されて濃い面白さになっているのかも。

  • 「では、みんな、敵は海賊、アプロは友だち、乾杯」

  • アプロは救世主か、それとも悪の大魔王か。
    シリーズのなかでは結構好きなお話。

  • 友人から借りました

     SF。ファンタジー。
     海賊課のおそらくは有能な刑事さんたち、アプロとラテル。そしてラジェンドラ。
     最強の海賊、?冥(ようめい。陶の、偏なし・でない。しょうがないから、冥で)。
     アプロが666回目の誕生日を迎えました。(露骨に悪魔の数字ですよ……)
     みんなイヤな予感を覚えながら、その日を過ごす。チーフは問題起きないように、三人に苦情処理の仕事をさせる。 
     一番、それの影響を受けたのはラテル。アプロの時間干渉能力によって、過去や未来に干渉することになり……。映話に、過去の叔父から電話が入ってきてから、全滅させられたキャラバンの敵討ちが始る。

     アプロの一族が外に出てこないのは、出てくる必要がないからでしょうね。
     どこにでも出没できて、過去も未来も覗けるなんて、悪魔か神か。
     ヒマワリでトリップする、化け猫。
     いつもいつも悪行三昧なアプロ。この日は配達屋さんの事故品(食い物)を横領していたことが発覚した……。いつもやっていたらしい……。

     今回は『自我』に関する問答。
     そしてラテルが中心で、キャラバンのことや、叔父のことが出てくる。
     ラストに冥が苦情を言いに来る(笑
     今回の至言
    「食われたら、もう食えなくなるんだぞ」
    「そ、そうか。そうだよな」

     そしてもう一つ。
    「ラテルの恋人はアプロなのよ。それとラジェンドラ」。
     あの黒猫と自己顕示欲の強い宇宙船以上にラテルの心を手に入れられるのは、冥ぐらいなもんでしょう(笑) 家族の敵はとりあえず片がついたことだし。
     新キャラ、パメラがんばれ、ですね。ラテルはモーナの面影を消せるでしょうか?

  • 敵は海賊シリーズでこれが一番好きだ。 泣ける。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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