探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA ススキノ探偵)

  • 早川書房 (1995年8月11日発売)
3.11
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784150305215

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

ハードボイルドミステリーの魅力が詰まった作品で、主人公の便利屋が持つ人脈の重要性が強調されています。携帯電話が普及する前の時代背景の中で、彼の人間関係が事件解決の鍵となる様子は、読者にとって新鮮な体験...

感想・レビュー・書評

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  • 昔読んだ本で感想書いてなかったシリーズ。
    私にはハードボイルド系は合わない。そう。決め手となった作品。読んでいて頭に入ってこないし、めんどくさくなって放棄したい気分だった。また、年を重ねて、気が向いたら再読してみようか。

  • 脚本家の古沢良太さんが好きなので、この本を読んでみたけれど、この作品自体は映画化されていないことを読んだ後で知った。
    映画化された「探偵はBARにいる」の原作は、2作目の「バーにかかってきた電話」とのこと。
    (映画は未視聴)

    主人公の便利屋の人脈がすごいなと思った。
    携帯電話がなかった時代のお話なので、この人脈なくして事件の真相には到底辿り着けないだろうな。

    海外小説のように、最初に登場人物一覧があったのでそれのおかげで読みやすかった。

  • 私には全然面白さがわからなかった。
    言葉遣いも何言ってるからわからないことが多かったし、地名なのか人名なのか、隠語なのかもわからず、流し読みでした。
    映画は確か面白かった気がするけど…

  • レビューが両極端なのは読んでみて納得です。
    どちらかと云うと自分にとっては苦手な方の文章なので、読むのに時間がかかりました。
    最後まで読むと安直に捉えていた人物の意外な面が有ったりして続きが気になります。

    映画は全て観ているのですが、別物として楽しめました。

  • ハードボイルドミステリー。
    昔のススキノはこんなかんじだったのでしょうか。
    世の中人脈が大事ですね。
    物事を始めるきっかけはなんでも良いんだ。

  • 文章汚すぎ。ゴミ箱行き。

  • 『探偵はバーにいる』というタイトルから、嵐で外に出られなくなったバーの客が何者かに次々と殺されていく。
    ところが、バーの客に変人探偵がいて……、みたいなストーリーだと思い込んで読み始めたんだけど……。

    …って、そんなヤツはいない(爆)
    ていうかー、自分はミステリー小説のファンだけど、アンチ本格なので(^^ゞ
    探偵というと、街を駆け回るハードボイルドものの方がイメージだ。


    そんなわけで、この『探偵はバーにいる』。
    ストーリーはキライじゃないんだけど、この探偵のダンディズムがなぁーって感じw
    読んでいると、安全地帯の「ワインレッドの心」とか「恋の予感」のプロモーションビデオを思い出しちゃってw、な〜んか笑っちゃう(^^ゞ

    あ、でも、これが書かれた(出版された)のって1992年なんだね。
    「ワインレッドの心」とか「恋の予感」は、確か83年とか84年頃だったと思うから、ビミョーに時代は違うのか。
    ふーん…。

    札幌という街はあまり知らないんだけど、それでも、何度か行ったことがある(ススキノは行ったことない)からなんとなくのイメージはある。
    そのせいか、読んでいると街の風景が浮かんでくる。
    そこはよかったかな?



  • 個人的には、読み難く好きではなかった。

  • 札幌が舞台なので親近感を持って読み出したが、途中で断念。
    ハードボイルドの新しいスタイルとは思うが、やることと主人公の年齢の不釣合いや、ウイスキーのストレートを水代わりのように飲む辺りがなんだか現実離れしている印象で入り込めなかった。
    話が前に進まない感じも気になった。文章が読みにくい印象。
    映画は別かもしれないので、今度観てみよう。

  • ハードボイルド系小説にハマったタイミングで手に取りました。
    テレビの予告で大泉洋さんと松田龍平さんが出て映画化してるのは認識してたので、ごく自然に探偵が大泉洋さんで脳内再生される(笑)
    映画はシリーズ違う巻でしたが。
    喧嘩強い設定かと思いきや、結構ボコボコにされるんですよね、この探偵(^◇^;)
    毎回よく動けるねってくらい痛そう。しかも割と動き読まれてすぐピンチになるし。バーを根城にウィスキー飲んで、、ってメッチャ渋くてスマートなの想像して読むと、全く逆で、泥臭くて素人感あるのが、かえって面白い。
    北大生の彼女が失踪なんて、大した事ないとナメてかかったら大事件。にも関わらず、あんまり警察が介入しないあたりが、夜の街ならではというかヤクザ感強め。
    描写はいちいち痛々しいし、探偵はイマイチかっこよくないんですが、なんか人間味あってシリーズ読みしたくなります。

  • 映画版未見。原作も初めて読んだが、この原作の第1作は映画版の3で設定が部分的に使われているのみで、映画版になってる3本は原作の2と5とオリジナルらしい。まぎらわしい。
    とにかく、品のないものも含めてワードセンスや細かな描写がおもしろかっこよく(おもしろかっこいいとしか言いようがない。この言葉を生んだ魔神英雄伝ワタルのスタッフは偉大だ)、何度も賛嘆した。特にマスターの癖の描写なんかは天才的ではないか。飛行機が空中分解しても納得して瞬きしながら落ちていくだろうというところは爆笑した。全作読みたい。

  • 再読。やはり初期は伏線の回収も鮮やかだし文章も密度が高くていいなー。
    後期のようなススキノを揺るがす大事件でもなく、行政の腐敗にメスを入れる批評的な視点が強いわけでもなく、言ってしまえば、地味な事件だけど。
    1番のどんでん返しは、読者を驚かせる仕掛けではなくて、人間の多面性だろう。
    「俺」が馬鹿にしていた人間が実は全てを動かしていて、安易に他者を馬鹿にする「俺」を逆に軽蔑する。実は友情に厚い人間で、人情の機微を見抜いている。
    沈黙する「俺」が、非常に苦く、切ない。
    ふやけたところがなく、どこを読んでも軽妙でいかしている。モンローとの別れのシーンは愁眉。
    映画化により、映画から入った、ハードボイルド・ミステリを読み慣れていない素人さんが低い評価をつけ始めた、という印象。
    文章を読み慣れているか人か否か、書かれた文章を見ると割合に予想できる。
    評価は人それぞれで構わないと思うが。未知のものに遭遇したときにとりあえず拒絶から入る、という精神のあり方は、豊かなものだと自分には思えないね。

    また再読。どんだけ東先生好きなんだろう俺は。。。
    愚かな人間に対する著者の眼差しは、冷徹だけれど、真摯で丁寧である。後年の作品では愚かな人間をストレートにバカにしてしまうようなところに違和感を感じていたので、愚かと思っていた奴が実は。。。というどんでん返しも含め、著者の眼差しが嬉しいね。

  • 「ススキノ探偵」シリーズの記念すべき第1弾。
    探偵というと颯爽とした活躍をする場合と、どこを切り取ってもカッコイイとは形容できないような風貌でありながらキメるところはキメる場合がある。
    「ススキノ探偵」シリーズの<俺>は、どうみても後者だろう。
    携帯電話が嫌い。面倒くさいことが嫌い。なのに面倒くさいことに巻き込まれてしまう。
    許せることと許せないことが曖昧なようで、実はしっかりとハードルの高さは決まっている。
    アルコールが主食のような生活を送り、昼と夜が逆転した時間を生きている。
    他人とは絶妙に距離をとり、土足で踏み込むようなこともない。
    もっとも、自分自身にも踏み込ませはしないのだが…。
    突然現れた後輩からの依頼にも、当初は冷たい態度で接する<俺>。
    なのに読み終わって感じるのは<俺>の人の良さだったり、人からはわかりにくいだろう屈折した優しさだったりする。
    <俺>のキャラクターがすこぶるいい!
    けっして説明口調ではないのに、それぞれの登場人物たちのキャラクターがはっきりと伝わってくる。
    もしかしたら、札幌という街を…ススキノという場所を…もっと知っていたなら何倍も楽しめたのでは?と思い悔しい気持ちにもなった。
    <俺>はとても魅力的なキャラクターだ。
    どこかしら壊れてしまっているような、突き抜けているのか投げやりなのかわからないような人生観もいい。
    ゆるいようで鋭く、暴力的な描写のあとにほろりとさせられる。
    安っぽいくせにやけに純粋で、大馬鹿者のようで妙に人情家だったりもする。
    ハードボイルドなのだけれどあたたかい。
    ふと、「ケラー」に行ってみたくなる。まだ見ぬその店は、きっと極上に居心地のいい空間に違いない。
    これからも読み続けたい!と思える「ススキノ探偵」シリーズだった。

  • 家にある小説を手当たり次第に本棚に登録し、少しづつ感想を書いているが、東直己作品が意外と多いことに自分でも驚いた。そういえば一時期ハマってたなぁと懐かしく思い出す。

    酒とタバコをこよなく愛する「俺」が、行きつけのバーを事務所代わりにして依頼を受け事件解決に奔走する探偵物、札幌を舞台にしていることから通称『ススキノ探偵シリーズ』と呼ばれている。
    『探偵はBARにいる』は、大泉洋主演で映画化もされたススキノ探偵シリーズの初作品。

    ある日、コンドウキョウコと名乗る女性から人捜しの依頼を受ける。調査を続けるうちに依頼人や探し人の裏に反社会的勢力や地元政界の影が見え隠れし、それらに臆する事なく立ち振る舞った結果、複数の組織から目をつけられ命の危険に晒されていく。トリッキーな謎や感嘆するような推理はみられないが、決して金や権力には屈せず、どんな暴力を受けようとも自らの信念を貫き通すハードボイルドな「俺」の魅力に、なんか惹かれてしまうんだな。
    ボケ〜としてるのに無類の喧嘩強さを誇る高田とのコンビも魅力の一つ。

  • 私立探偵もの。軽めのハードボイルド。はなしは、よくできているし、主人公や脇役ともに上手に描けている。

  • 読書録「探偵はバーにいる」2

    著者 東直己
    出版 早川書房

    p74より引用
    “幼児虐待や倒錯殺人常習者のような例は別
    として、大人同士がお互いに納得して行って
    いる限りは、つまり、被害者が出ない限りは、
    個人の好みは自由であるべきだというのが俺
    の信念だ。”

     昭和後期の北海道ススキノを舞台に、酒好
    きな便利屋を主人公とした、ハードボイルド
    長編小説。同社刊行作文庫版。
     いつもの馴染のバーに入り、いつものよう
    に酒を楽しもうとする主人公。そんなとき、
    先に店にいた一人の客に、思いもよらぬ呼び
    かけられ方をし…。

     上記の引用は、仕事で聞き込みをしている
    主人公の、性的嗜好についての考えの一部。
    人に迷惑をかけないのであれば、頭の中で何
    を考えていてもいいし、その考えを一緒に楽
    しめる相手とならば好きにしていてもいいも
    のだと思います。周りに受け入れを押し付け
    なければ。
     著者の略歴を見る所、自身の経験か近しい
    人達の実体験をもとに、その時代を過ごした
    ことを感じさせるような描かれ方をしている
    ように見受けられます。
     お酒についての描写が多く、酒について造
    詣が深い人程面白みが増す作品ではないでしょ
    うか。舞台が北海道なので、ススキノ周辺を
    よく知っている人は言わずもがなです。

    ーーーーー

  •  札幌への出張の往路で読んだ本。なぜならこの小説の舞台が札幌のすすきのだったから。タイトルから何となく、もっと軽いノリのライトミステリーかと思っていたが、読んでみると割と重めのハードボイルド小説だった。独特な雰囲気の語り口で物語は進む。シリーズ化されているとのことなので、続編も読みたくなった。

  • 途中断念。

  • 北海道ススキノで便利屋をなりわいにする俺が主人公。
    謎解きやミステリーを求めてる人向けではないが、俺のキャラクターがかなりクセが強く、
    楽しんで読めた。続編も読んでみたい。

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著者プロフィール

一九五六年札幌生まれ。本郷幼稚園中退、本郷小学校卒、東白石中学校卒、札幌東高等学校卒、小樽商科大学中退、北海道大学文学部哲学科中退。
現場作業員、ポスター貼り、調査員、ガードマン、トラック助手、編集者、広告営業、コピーライター、受刑者など諸職を転々。
一九九二年『探偵はバーにいる』(早川書房)で小説家としてデビュー。同作は、一九九三年『怪の会』激賞新人賞受賞。
二〇〇一年『残光』(角川春樹事務所)で日本推理作家協会賞受賞。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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