- 本 ・本 (704ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150305796
感想・レビュー・書評
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復讐者が分かりやすかったこと、恐怖新聞を作ったのも誰かわかりやすいし、今の長谷川美鈴の正体もわかりやすい、神崎一郎の正体もわかりやすいという点で、その辺の驚きが足りなかったのは残念。でも、あとはドキドキの連続で二部と三部はあっという間に読めた。
二部が一番面白かった。同窓会は成功するのか。復讐者はどんな攻撃を仕掛けてくるのか。
手に汗握る、二部であった。
今回は叙述よりサスペンスに力を入れていた気がする。(一部の過去ではホラー色が強。)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文庫で700ページ近い分量だが、まさに一日で一気読み。
ホラー、サスペンスの要素をふんだんに盛り込みながら話は進む。
謎自体は、そんなに深いものではなく、途中である程度先は読める。
続編もあるらしいので読みたいが、それにしても、イジメ問題は根が深い。人類が人間である限り、根絶は不可能
なのかな。 -
久しぶりに読んだ折原一作品。そうそう、この読みやすいのに白昼夢を見ているかのような文章。中学校で何が起きていたのか、その真相や、復讐者の正体など、なかなか推理できるものではなかったが、首謀者が彼というのはなんだか納得。
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好きな作家の本で面白いのは間違いないが、結構な厚さになかなか手が出ないまま、何十年も積んでいた作品。
寝かしている間に、世の中色々変わり、作中の文化も結構変わって現代の人が読んだら、戸惑うような世の中を舞台にしているもする。
新聞に個人情報が平然と公開されていた時代があったのですよ。
タイトルが微妙に内容を咀嚼していない気もした。
20年前の中学校のイジメ問題と、そのクラスの同窓会にまつわるミステリ。
三部構成で、今の作家ならやらないであろう、とんでもなく入り組んだ構造とソレが解決される結末。 -
燃え尽きた。。。
どんどん増えていく謎の把握に神経を使い、叙述トリックか?と読み返し、先生、こんな名前だっけ?と読み返し、全てが明らかになるころには、疲れ切ってしまった。
合掌。 -
続きが気になって、ページをめくる手が止まらなかった。
最後は、なんかスッキリしない気もするけど、
なかなか楽しめた。 -
長い…
犯人は、一周回って結局一番濃い動機があった人が犯人じゃん!ってカンジだけど、他諸々の辻褄合わせが一応叙述系ミステリなのかな?いや、しかし長い…
著者プロフィール
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