ちほう・の・じだい (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (1997年9月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784150305871

みんなの感想まとめ

多様なテーマが詰まった短編集で、時間やロマンティックな要素を中心に、バラエティ豊かな作品が楽しめます。タイムトラベルを扱った「時の果の色彩」や、感動的な「時尼に関する覚え書」、さらにはブラックユーモア...

感想・レビュー・書評

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  • 梶尾作品のあらゆる傾向の作品群が一通り揃っている短編集。
    そういう意味では、現在廃刊になっている第一短編集
    「地球はプレイン・ヨーグルト」に近い構成かもしれません。
    タイムトラベルテーマ物「時の果の色彩」や、
    「地球はプレイン・ヨーグルト」の続編「M・W・L(仮)へようこそ」

    「黄泉がえり」を少し彷彿とさせる表題作「ちほう・の・じだい 」
    ブラックな味わいの「絶唱の瞬間 」、直球勝負なバカ作品「怒りの搾麺」
    田中芳樹先生の「七都市物語」のパスティーシュ「アンナプルナ平原壊滅戦 」
    などなど、全11作品収録。本当にバラエティーに富んでいます。

    「黄泉がえり」の次に読む本として、お勧めしやすい本かもしれないですね

  • ほんとうに久し振りのカジシンの短編集。楽しみにしているんですよね、とりわけロマンティックテイストの方のやつを。今回のでいうと「時の果の色彩」でしょうね。以前からこの時間をテーマにした一連の作品は大好きなのです。「時尼(じにい)に関する覚え書」なんて涙なくしては読めないですもんね。時間テーマでなくても「メモリアル・スター」なんていうのは秀作だし。で、ぼくの不満はいつも決まっているんですよ。短編集一冊の中にそのようなテイストの話は一二編しか入ってないってこと。いや、他の作品だって好きなのは好きなんですけどね。もっと読みたいぞ。

  • SFカテゴリなのかしらん?
    根拠・原因・理由やそのオチなどは端に除けて置いて、
    とにかく読みやすく面白く、綺麗に纏まった粒ぞろいの短編集でした。
    泣ける物あり、しみじみする物あり、バカバカしいもの有り。
    「サラマンダー殲滅」しか知らなかったので、ちょっと意外な位でした(笑)
    器用な方です。素晴らしい。

  • 叙情SFの語り手として名高い梶尾さんの短編集。ほろりと泣かされたり脱力させたりにやにやさせられたり、帯にある「ホラーからユーモアまで」なんてレベルじゃない振幅が楽しい。むしろSF好き以外の人に読んでもらって、「え、これも"SF"なの? ふうん、おもしろいね」って言わせたい。『時の果の色彩』の、どうにもならない要素を歯がゆく思いつつその状況でベストだと思う行動を探す切なさが好きです。

  • SF短篇集。SFならではの現象の原因に言及している点、やわらかい文章でのストーリー展開など、SFの書き方の教科書的。視点もRPG、ガチャガチャ、バイオテクノロジーなど今風で、ネット時代になってからの話かと思ったが、20年ほど前の作だった。SF好きはもちろん、普段本を読まない人にも楽しめるはず。

  • カジシンの短編集。ドタバタギャグものからタイムトラベルロマンスまで。入ってるのは幅広い。

  • 私は個人的にこの物語無茶苦茶好きです。いい一冊。お勧めですよ〜

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著者プロフィール

熊本県生まれ。「美亜へ贈る真珠」でデビュー。代表作に『地球はプレイン・ヨーグルト』『怨讐星域』「あしびきデイドリーム」(星雲賞)『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞)『サラマンダー殲滅』(日本SF大賞)、そして映画化した『黄泉がえり』や、舞台・映画化した『クロノス・ジョウンターの伝説』など。

「2022年 『未来のおもいで 白鳥山奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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