風の挽歌―グイン・サーガ(67) (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 232
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150306229

作品紹介・あらすじ

シルヴィアを救出したグインたちは、キタイからノスフェラスを越え、無事トーラスにたどり着いた。マリウスは、愛妻のタヴィアが帰りを待ちわびる「煙とパイプ亭」に戻り、娘のマリニアを初めてその腕に抱く。そして、グインもまた「煙とパイプ亭」を訪れ、主人のゴダロに、かつてセム族の襲撃を受けたスタフォロス城で、ある勇士から託された伝言を伝えるのだった-グインの帰還により、激動の中原情勢に新たな展開が。

感想・レビュー・書評

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  • マリニアちゃん。

  • とうとうグインが中原に!外伝でさんざん読んでいましたが、現世にグインがいると安心感がちがいます。しかもパイプと煙亭にグインが!オロの伝言を伝える所はこの本屈指の伏線回収でしょう。未回収だらけの本ですから(泣)

  • この巻はすごい。1巻にでてくるグインと一緒に戦った戦士、その会話にでてくる居酒屋を訪れ、この戦士の遺言をはたす。壮大な伏線回収。鳥肌ものです。

  • 風の挽歌―グイン・サーガ(67) (ハヤカワ文庫JA)

  • グインサーガに戻ってきた。
    マリウスが長いたびからトーラスに戻ってきた。グインと一緒に。
    この巻では、これまでの戦や陰謀の殺伐とした雰囲気から一気に開放され、なんと1巻でグインが現れた時の回想を交えながら、主人公たちが一挙に集まってきた感じである。
    いよいよ大団円に向けて広がっていた話がジワジワと一つの方向に終息していくようである。(作者本人が数巻前から言っていたので間違いないと思うが)
    トーラスのオロの昔話の回想を自分も思い出している。
    18の時だったろうか?初めてグインを読んだのは。
    あれから四半世紀以上。あ~そんなことがあったよな。
    意外と覚えているもんです。
    グインの回想が自分の回顧に重なる・・・。
    ますます楽しみになってきた。

  • もちろん全冊持っているが、100回以上操作してられないのでこれだけ登録しとく。どれか1冊だけ登録しようと思ったらどれがイイかな、と思って浮かんだ巻。まったく、ゴダロはいい味だすキャラクターだったな。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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