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Amazon.co.jp ・本 (544ページ) / ISBN・EAN: 9784150306816
みんなの感想まとめ
孤独な探偵が、友人の殺人事件に挑む姿を描いた物語は、背後関係の複雑さと主人公の孤立感が際立っています。シリーズの長さを経て、主人公は中年に差し掛かり、より深みのあるキャラクターとして描かれています。彼...
感想・レビュー・書評
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お友達のマサコちゃんの殺人事件に探偵さんが追いかける。
背後関係が複雑でドンドン孤独になっていく感が凄い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『探偵はバーにいる』でススキノ探偵の<俺>がデビューしたのが1992年。本書は長編第四作で1998年。28歳だった<俺>も中年の領域に入り、可愛い恋人もできて、多くのススキノの脇役たちとの繋がり方もよりいっそう年輪を経て、磨きがかかっている。
ハードボイルドの探偵はたいていどこか孤立した存在で反社会的な傾向があるものだが、このシリーズの主人公も例外ではない。そればかりか、むしろへらず口を武器に、真っ向から多くの社会の側から押しつけられる価値観に牙を剥いたりもする。
オカマのマサコちゃんが嬲り殺しにされる事件に端を発する、かなり奥深い今回の事件も、社会の闇に切り込んでゆく颯爽たるナイトの物語でありながら、ススキノで酒ばかりカッ食らう快楽主義者の<俺>は欠点だらけで親しみやすい非常に身近な存在であり続ける。まあ、それがこのシリーズの最大のポイントなのだけれど。
この主人公を作り出すことでほとんど成功したシリーズではあるけれど、ぶつかる敵の大きさは巻を重ねるごとにどんどん巨大になってゆくイメージがある。本作では権力に影響を与えることのできる代議士の不正に挑戦。
北の街のリアルな描写のなかで、ゆったりと好きな映画を好きなように語る主人公の面白おかしさがあるかと思えば、一気に緊張に持ってゆく権力機構の闇の暴力が取って代わる。これ以上ないようなメリハリがこのシリーズの厚みである。娯楽性と、何とも言えぬ人間たちの物語。友情、そして愛情の物語である。探偵を取り巻く生活の匂い。それを書き切ることのできる筆力の確かさ。
この頃から東直己の作品から大きな作家的自信を、こちらとしても感じ取ることができるようになってきた。多作とは言えない彼が、作家という商売だけで飯を食えるようになるための、試練をクリアしてゆく様子が、何とも頼もしい限りである。 -
題材が自分には合わなかった。
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ハードボイルド小説は読み慣れてなくて、ハードボイルドな雰囲気になかなかのめり込めなかった。
マサコちゃんがなぜ殺されたのか、すごく気になって探偵小説として楽しみたい気持ちもあったけど、やっぱりハードボイルドな雰囲気と登場人物が誰が誰やら分からなくなる…で一度じゃきちんと味わえなかった気がする。 -
探偵 ススキノ ミステリー
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映画と原作はだいぶ違うようだ。タイトル通り、ひとりぼっちな〈俺〉。誰もが目を背ける中、独り立ち向かう姿はこれまで以上にハードボイルドだった。分厚さを感じさせないテンポで話が進んでいくが、かなり読み進めても事件が解決しそうにない。どうやって畳むのかな?と思っていたら、、予想外に呆気ない幕切れ。肩透かしな真相だったものの、凝った事件を楽しむというより、真相に至るまでの〈俺〉の奮闘(脇役達の活躍も含めて)を楽しみたいので、十分満足できた。
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ハードボイルド!
ただただ、訥々と自分のやり方を通す。
男の子なら憧れますよね、そんな生き方。 -
みんなに愛されていたオカマのマサコちゃんが、めった打ちにされて殺された。若いころに彼と愛人同士だったという北海道選出の大物代議士が、スキャンダルを恐れて消したのではないかという噂が流れはじめる。マサコちゃんの友人だった俺は、周囲が口を閉ざすなか調査に乗りだした。やがて、身辺に怪しげな男たちが現われ、奇怪な事件が…
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映画観終わってすぐ映画館の下の本屋で買って読みながら帰っててその日のうちに読み終わったので、映画とちょっとごっちゃになってる。
映画1作目のバーにかかってきた電話はかなり原作に忠実だったけどこれはけっこう違うんだね。
とはいえ大筋は一緒だから結末とかはわかってるんだけど、おもしろかった。
他のも読みたいけど映画になるなら映画を先に観たいからなー。
そして春子が何者なのか気になるんだけど消えた少年て映画にならないかな。 -
(2015.7.18)
(535P) -
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2014.11.20ー76
探偵シリーズ4作目。
オカマのマサコちゃんの惨殺犯と噂のある代議士の後援会長の甥を追い詰めるものの犯人は見当違いとの結末はあっけないが、東直己ワールド全開で一気読み。 -
☆3.0
うーん…。
何だかあっけない終わり方。
「俺」がオカマのマサコちゃんの死の真相を追うことで、色々な勢力に狙われ、強力な親友、高田まで負傷して入院。
窮地に陥った「俺」がどのように奪回していくのか、と思いきや、アレ?これで終わり?って感じで肩透かしをくらった気分。
色んな「大人の」事情に真っ向勝負を挑む「俺」の無謀さにハラハラしつつも、胸がすく思いをしていたのでちょっとがっかりしてしまいました。
ストーリーは変えてあるものの、映画の方が面白かったです。 -
ススキノ探偵。図書館で借りました。
分厚くてびっくり。
セクシャルマイノリティの犯罪事件に大物政治家の影有と言うことでしょっぱなから捜査が及び腰になってしまい結局ゲイコミュニティのアカ狩りで終わってしまうのか、と言う所に現れた主人公…の割にあまりかっこよくない(笑)。収まる処に収まる話しをひっくり返して…と言う周囲のお説教をものともせず果敢に挑む割に随分見当違いな所で犯人が見つかったり。なんだったんだ、と言うか(笑)
それにしても主人公が見当違いな所から色々付け狙われていてナンダカナ。日本って法治国家だよね?とか思ったりもしますが実際危ない橋を渡るととんでもなく危ないんだろうなあ。と言う所で春子さんの爆弾発言で終わり。
個人的には中学校教諭なんてやってる安定志向性の高そうなハルコさんが何を好きこのんで定職ナシ、やってることは犯罪スレスレの主人公と付き合いだしたのか理解に苦しみます。まあ人間自分に無いものを持つ人に惹かれると言うしね。まあそれにしても…と思いますがハルコさんあまり好きでは無いのでどうでも良いかとも思ったり。
でも主人公は無茶するのはご自分の勝手ですが周囲に飛び火するのはどうにもなあと思います。カッコつけるなら友人・恋人に飛び火しないように自分の尻は自分でもて、と言いたいけどまあそういう主人公なんでしょうね。 -
俺は、少しでも自分のことを知っている人のそばにいたかった。だが、それは悲しいほどにみっともない気持ちだと思った。
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原作と映画でストーリーが違うのは何故?
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円山の麓近く 本筋が渋滞してる時には脇道 中の島 占い師 UFO 理論 権威 感心してもらうために必要 自分が納得 でも実際には自分の直感が勝負 自分に自分がある 結果がものを言う 対話のイニシアチブ フグ田タラちゃんのような口調 幌平橋 中島公園 ヤラセの襲撃 中札内村のジンギスカン 堤 フィールドワーク 醜聞しゅうぶん 「コンサバ(コンサバティブ / conservative)」とは、本来アメリカの政治用語で、古風、昔ながら、保守的、といった意味だそうで、現在でも本来は政治用語のようです。 輪島が横綱だった頃 プロレスに転向 肥後=熊本 蛯原 牧園 社会の底辺で生きる客引き 種谷 胃腸薬 バーテン岡本 相田 桐原 津軽海峡をしょっぱい河という北海道人 文学部哲学科 安西春子 一千万 アメリカ留学 バカの総大将 信頼 一番下等な人間に成り下がった 秋沢 嫉妬 ケラーオオハタご当地ハードボイルド 観光雑誌編集長
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孤軍奮闘する俺が意地を張り続ける中で、知人達が離れたり近づいたりと距離感を変えながら見守る塩梅の絶妙さはシリーズを熟読したファンならではの楽しみポイントか。
いつもながら嫌味を言う時の切れ味は天下一品。 -
2014.2.16
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タイトルそのまま。
ひとりぼっち。
けれど皆ちゃんと分かってる。同じ思い。ただ、靴べらが見つからないだけ。
長かったけど、呆気ない。
前作に続くところがいくつか。
次も休憩なしで読みたくなる。
流石だね。そろそろ休憩しようと考えていたのに。書き方がうまいわ。 -
友人のマサコちゃんが殺された。
マサコちゃんはオカマだ。そして、とてもイイ子だった。
しかし。いつまで経っても捜査が進展しない。
どうやら、政治家たちの思惑が絡んでいるらしい。
そんなことで彼女の死をうやむやにされてたまるか!
〈俺〉はマサコちゃん殺しの犯人を見つけだそうと一人で動き出したー。
2013年11月4日読了。
タイトル通り、孤立無援となった主人公が依頼人もいないのに、必死で友人のために駆けずり回ります。
これまではある意味クールだと思っていた主人公が、本気になっていて、とても新鮮でしたし、意外なところから現れた真犯人にも驚かされました。
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