マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 3 (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2003年7月25日発売)
3.92
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150307301

みんなの感想まとめ

独特のサイバー世界と魅力的なキャラクターが織りなす物語は、戦闘やカジノの緊張感あふれる展開を通じて、読者を引き込む力を持っています。特に、ギャンブルをテーマにしたカジノのシーンは、ポーカーやルーレット...

感想・レビュー・書評

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  • SF史に残ると言ってよい傑作では。
    このボリューム、戦闘やカジノのしつこすぎる展開と描写なのに、全くダレさせない。
    少女とネズミ、ギャンブルと武器、とてつもない強力な敵との対決、乱暴に言えばこんなもんで構成されているのに、サイバーな舞台設定と魅力的すぎる登場人物で読み手を惹き込むこと甚だしい。
    この長いストーリーの全編を通じ、何ら裏切られるものがなかった。
    ラストも染み渡った。驚異的です。
    作者の圧倒的な筆力のなせる技でしょうなあ。
    あとがきで、反吐を吐きながら書いたとある。
    うなずける内容です、感服。
    感動薄れぬうちにヴェロシティに移ることをお勧めする。冒頭にシーンは繋がっている。

  • 想像していた感じにまとめてきたね。

    とはいえ、圧倒的な世界観に脱帽である。
    途中からすっかりカードゲームの話になってしまったのが少し残念に思う。

    とにかく、これで「ひと段落」なのだ。

    ところで、私はバロットに抱きしめられたら、
    きっとお尻を撫でるだろうことをここで伝えておかねばならない。

  • カジノ編が長いし世界観を台無しにしている。
    ラストの対ボイルド戦は今まで読んできた本と比べての屈指のつまらなさである。
    読み飛ばしたい衝動を耐えてなんとか読み切った。

  • すごいおもしろいと感じながら、読んだ記憶があるが内容をまったく覚えていない。
    ラストのカジノのシーンが退屈だったことだけは覚えている。
    最後で残念。

  • 読み応えのある作品に出会った!という感じ。
    中盤までの頭脳戦や、終盤のアクションなど、盛り沢山の内容。しかしながらページをめくる手は鈍らせない。凄いと思った。

  • 上巻はテンポ良くて軽やかだったのにな。後半はほとんどカジノの話になっている。でもサラッと数時間で読めるブラックジャックのシーンを、著者と編集者は発狂しそうになりながらチェックしまくったんだなと思うと感心する。
    ウフコックが科学技術満載で万能なんだけど、カジノの「運」「ツキ」とバロットの「感覚」とをSF的に書くって面白い気がする。
    サニーサイドアップを「満ちたりた世界」とカナを振ったり、縁語のように「卵」にちなんだ固有名詞を繰り出してきたり、全体的に軽くてカッコいい感じの空気感でした。でもバロットの成長物語という感じでウフコック自体の描写は少なく、個人的にはウフコックとバロットのコンビでドカスカ銃をぶっ放す戦いを見たかった。

  • バロット=チャンカワイイヤッター!

  • 最後の1文が書きたくて、と言う言葉を見て、そこに向かって吐きながらも書き切った熱意にあてられました。
    バロットとアシュレイのブラックジャックのシーン、どうなるのかと緊張しながら読み進めていました。
    ボイルドとの戦いも圧巻で、ウフコックが最後まで優しくて、すごいなって。
    読んでよかったって思ってます。

  • 冲方さんの初期の頃の著書。
    ずっと読んでみたいとは思ってましたが、なかなかタイミングが合わず、そのままでした。

    最終巻は、半分くらいカジノが舞台。
    この辺りの描写は、冲方さんが描きたかったんだろうけど私には、なかなか退屈でした。
    全3巻の内、丸々1冊分くらいカジノの描写で、そこで力尽きたのか、最後の戦いは呆気なくって感じ。

    完全の私の好みの話ですが、ウフコック+バロットの戦いぶりが、もっと見たかったかな。
    でも、戦いばかりを描いていたら、この作品が「第24回日本SF大賞」を取ることはなかったのでしょうね。

  • SFの話
    死の寸前に助けられて体を義体化された少女の話。
    面白い

  • 2019.2.17
    最後はちょっと冗長かなー。

  • 著者:冲方丁(1977-、各務原市、小説家)

  • カジノのシーン、長すぎでしょう・・・。

  • マルドゥック・スクランブル―The Third Exhaust 排気 (ハヤカワ文庫JA)

  • 古書購入

  • 小説

  • 全3巻とちょっと量はありますが、この人文章うまいです。なかなか読ませます。んでもってちょっと泣かせます。ひさかたのSFハードボイルド。主人公の少女とネズミがお互いの「有用性」(=存在意義みたいなものかな)を求めてお互いを尊重しあいながら戦うという設定もグッと来ます。オススメです。

    アクションもいいですが、個人的にはハードボイルド特有のちょっと気障なセリフ回しや、人物の内面描写がうまいと思います。カジノでのブラックジャック対決の最後なんて本当にうまいなあと思いました。カジノのシーンは僕も途中でちょっとツラくなりました。でも勝負の最後で思わず目頭が熱くなってしまったのには自分でも驚きましたが。

  • 69:アシュレイとのブラックジャックの勝負シーンは、静かながら確率と運の波を疾走するような力強いものでした。7のカードが3枚、というのは、バロットとウフコックとドクターの3人を現しているのでしょうか。アシュレイとベル・ウィングのカジノメンバーがとても印象的だったので、ラストのボイルドとの決着は(これ抜きに語れないことだとしても)カジノに比べて読む勢いが衰えてしまったのが残念でした。集中力が続かないほど、濃密なクライマックス。当初否定的なことも言ったし、それはあまり変わってはいないけど、1巻を読み始めた頃の拒否感というのはあまりなくて、つまり端的に言うと、面白かった!

  • うーん最後よく分からなかった。。。

  • 後悔しているのは、三冊を続けて読まなかったこと。もっとたて続けに読んでいたならもっと圧倒的なものが押しよせてきたに違いないのに。一巻を読んだときには主人公たちやマルドゥックシティのいわゆる「焦げ付き」が、エンターテイメントのためのものと思えてそこまで入りこめなかった。でも読みおわった今は、それがもっと切実な、存在に関わるものだったとわかる。あのカジノシーンがすべてだと思う。あとがきもすごかった。

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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