復活の地 1 (ハヤカワ文庫 JA)

著者 :
  • 早川書房
3.88
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本棚登録 : 649
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150307615

作品紹介・あらすじ

王紀440年、惑星統一を果たしたレンカ帝国は今まさに星間列強諸国に対峙しようとしていた。だが帝都トレンカを襲った大災厄は、一瞬にして国家中枢機能を破壊、市民数十万の生命を奪った。植民地総督府の官僚であったセイオは、亡き上司の遺志に従って緊急対策に奔走するが、帝都庁との軋轢、陸軍部隊の不気味な動向のなか、強力な復興組織の必要性を痛感する…。崩壊した国家の再生を描く壮大なる群像劇、全3巻開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 惑星を襲う震災を描いた1巻。スケールの大きさもさることながら、民衆の行動や政治の様子などがリアルで、作り込みのすごさを感じました。

    まとまった感想は最終巻の3で。

  • 小川一水では一番好き。何気なく、脇役の官庁の職員がかっこいいとき泣ける。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「小川一水では一番好き」
      そうなんだ、、、
      小川一水って読んだコトが無い。この話は何冊くらいあるのかなぁ~先ず短編から入ろうかなぁ~と色々考...
      「小川一水では一番好き」
      そうなんだ、、、
      小川一水って読んだコトが無い。この話は何冊くらいあるのかなぁ~先ず短編から入ろうかなぁ~と色々考えてしまいます。
      2012/12/08
  • 大災害からの復興を描く三部作の一作目。関東大震災から戦前までの日本がモデル? 惑星間移動が可能な高い文明レベルに対し、社会インフラやメンタリティの低さのギャップなどモヤモヤする1巻目。

  • 3で

  • 物語の初っ端から目を覆いたくなるような悲劇が続く。これは小説で良かった。映像だと刺激が強すぎるから。
    災害が続く昨今、大地震がいつ起きてもおかしくないし、この話の中のような状況もあり得るかもしれない。人はこんなふうに行動するのかもしれない。
    でも何より主人公が格好いいなぁと惚れ惚れしながら読みました。
    自分を使い潰すように働くのに報われず、思うように動いてくれない人々に苛立って、理不尽な不平不満や恨み言をぶつけられて、邪魔されて、利用されて。
    なんでこんな人間達を自分が救わないといけないんだなんて怒りながら、結局は汚れ役、憎まれ役を果たして献身する姿がもう本当に格好いい。
    願わくば、さらっと流されてしまった多くの登場人物達のエピソードを丁寧に膨らませていったら、もっと血の通った物語になったんじゃないかな。
    とはいえ、非常に面白かったです。読めたことに感謝!

  • 百を超える星系に版図を広げていた人類は、戦禍による地球消滅により各星系の連絡は途絶え、独自の生活圏を構築していった。 
    それから約450年。 星間貿易時代を指して「星代」と呼び習わすようになっていた現在。 
    辺境の惑星レンカ。 惑星統一を果たしたレンカ帝国は、まさに星間列強諸国に対峙しようとしていた。 
    そこに帝都トレンカを未曾有の大地震が襲う。 
    果たして、この危機に立ち向かうことができるのか? 
    初版が2004年 東日本大震災よりも前に書かれた作品ですが、場面場面がオーバーラップします。 
    本作3部作なので 次いで、2巻、3巻と読み進めていこうと思います。 
    評価は最終巻にて・・・ 

  • 3:00

  • おもしろいです!
    ブクログの談話室で紹介されていなければ手にとらなかっただろう本です。
    セイオの仕事っぷりに惚れ惚れします。

  • 大規模な地震によって壊滅状態にある惑星国家の再建を描くお話。
    他の惑星国家の思惑や、私利私欲に動く者などいろいろいて飽きない。

  • ディザスターSFは数あれど、復興SFってのは初めて読んだ。
    日本人じゃなきゃ書けなかったSFって気がする。
    早く続きよまなきゃ。

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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