UMAハンター馬子 完全版 (1) (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2005年1月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784150307806

感想・レビュー・書評

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  • こなもんや馬子の続編か!?と思ったけど、こなもんや馬子より前の刊行だから、馬子の前身か。とはいえ、こなもんやの馬子とはまた別次元の馬子でした。謎の伝統芸能「おんびき祭文」の語り手である馬子が弟子の少女イルカを従え、なぜかUMAと不老不死の秘密を追い求める…というストーリー。カテゴリをミステリにしましたが、果たしてミステリなのだろうかこれは(笑)
    馬子は相変わらずド厚かましい大阪のおばはんですが、イルカに対するパワハラがすごすぎてちょっと笑えない…イルカが可哀想になってくる。
    おなじみのネッシーやツチノコや雪男などが登場し、馬子が謎の博識を見せつけて正体を暴いていくところはとても面白い。
    果たして馬子の目的とは…下巻に続く。

  • 初の田中啓文作品。ちょっと前から名前だけは見かけていたので、1円本なのに買って読みました。年齢も1つ上なので、ネタにもやたら反応してしまいました。

    しかし、久しぶりに本を読みきった。3冊ぐらい中断してしまっている。ちょっと根気なさすぎ。

  • UMAは人間が言っているだけで、
    種なんて勝手に決め付けられただけで、
    彼らは必死に生きている。
    ――観測者のいない世界はどこにいったのか。

  • ・ひどいおばちゃんね!

  • <07/1/7途中放棄>
    典型的大阪のおばさんで芸人の蘇我家馬子が日本各地をドサ廻りしながらのUMA(謎の未確認動物。ネッシー型怪物、ツチノコなど)の正体を解き明かしていくというもの。テーマは非常に興味深いものだが、第一話を読んだ限りでは、謎解きに冴えがなく、もうひとつのウリのギャグもまったく笑えないコテコテギャグで閉口。これ以上読み続ける気がせず、第一話のみで放棄。

  • この話を一体どのカテゴリに入れればいいのやら、一瞬考え込んでしまった私ですが、とりあえずミステリという方向で。基本的に謎解きだし。<BR />
    ということで完全版です。やー、出ない出ないと思ってたら実は続編が出て絶版してハヤカワで出しなおし決定みたいな流れだそうな。やー、知らなかったわ(笑)。最近情報収集能力が落ちてるので、新刊本がいつ出るのかとか、けっこう抜けてるんだよね〜で、本屋に行く暇がない時なんか、そのままになってしまうわけです。ちぇー。<BR />
    で、馬子です。なんとなく見えている馬子の正体を考えると、まあ、非常になんというか、新しい解釈だな、と(笑)。とりあえず完全版2冊で馬子は完結させるみたいなんで、2巻目が楽しみですわ。
    <BR />[2005/03/08読了]

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著者プロフィール

1962年大阪府生まれ。神戸大学卒業。93年「凶の剣士」で第2回ファンタジーロマン大賞佳作入選、短篇「落花する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で第62回日本推理作家協会賞短篇部門を受賞。ミステリー、ホラー、伝奇と様々なジャンルで活躍し、時代小説では「鍋奉行犯科帳」「浮世奉行と三悪人」などのシリーズなどがある。

「2023年 『貧乏神あんど福の神 秀吉が来た!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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