どーなつ (ハヤカワ文庫 JA Jコレクション)

著者 :
  • 早川書房
3.38
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本棚登録 : 164
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150308063

感想・レビュー・書評

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  • 文句無しの名作です。
    北野勇作さんの作品の中では、恐らく一番完成度が高いのではないでしょうか。

  • この「どーなつ」の生地には北野勇作のエッセンスが濃密に練り込まれています。おいしいですけど、どこを囓っても真ん中の空白はあり続けます。

    だって、そこが本当に空白なのかさえ不確かなんですから。まぁ、でもわからないから無いんでしょう。

    認識で世界を現出(幻出)する北野ワールドのすべてが詰まっている、北野勇作好きは必ず読んだ方がいい本です。

    言葉でぽんと世界を作っちゃうところは、落語かなと思ったら、6話でそのまま書いてありました。

  • よくわからない短編集。

    話自体はサラサラ読めるが、
    とらえどころのない物語で
    読んだ後も全く心に残らない。
    半分で挫折。

  • 電気熊にまつわる短編集。とぼけた味は相変わらずで、『かめくん』より難解でしたが細かい設定は理解できないままでも楽しく読めました。
    なんでマイナーな(失礼な)北野勇作がお気に入りなんだろ?自分でも不思議ですね(=゚ω゚)ノ

  • どーなつの穴は味がしないので、だいぶむなしい。

  • ありふれたSFガジェットでも、独特の文体に包んで新しくする感じが上手い。なので、解説にある「皮膚感覚」が大事というのは良く判る。
    時代の感覚を敏感に感じさせてくれる小説は大好きなのです。しかし、逆に賞味期限が短いのもその宿命。
    この小説が体現するのは、90年代後半からゼロ年代前半の感覚。「終わりなき日常」「交換可能な妄想と現実」「だいたい先の見えた未来」・・・。

    個人的には、「震災前」の価値観、皮膚感覚、と呼んでみたい。逆説的ですが、この本が、震災を境に皮膚感覚が変わったことを実感させてくれた。
    この本自体は悪くないです。なので、ちょっと本のレビューとしては不適切です。すいません。

  • 現代社会は1世紀昔からだと十分SFになりうる。だから現在から見て1世紀先の地球科学の常識はSFなんだよ。クラインの壷のように無限に続く穴をくぐっているだけなんだ。日常は少し・ふしぎ。

  • 不思議で不気味な味わい。

  • 桜の木の下で機械仕掛けのくまが踊る。
    終わったはずの世界がみる夢なのか、今はまだ終末に向かう世界の黄昏の現実なのか。

  • フレキシブルに自由にまうように、面白い小説だとはおもうけれど。
    読後になにが残ったかといわれると難しい。

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著者プロフィール

著者:北野勇作(きたの・ゆうさく)
1962年、兵庫県生まれ。
92年、「昔、火星のあった場所」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。
『かめくん』で日本SF大賞受賞。
主な著作に『ヒトデの星』『社員たち』(河出書房新社)、『どろんころんど』(福音館書店)、
『かめくん』『きつねのつき』『カメリ』(河出文庫)など。
新作落語の会〈ハナシをノベル〉では、ノベラーズの一員として新作落語を書く。
田中啓文との朗読ユニット〈暗闇朗読隊〉として、不定期にライブを行っている。
Twitter連載【ほぼ百字小説】はルーティンワークで、現在1,200作を超えている。

「2019年 『この世界はなんだ!?じわじわ気になるほぼ100字の小説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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