マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 887
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150308704

作品紹介・あらすじ

廃棄処分を免れたボイルドとウフコックは、"三博士"のひとりクリストファー教授の指揮の下、9名の仲間とともにマルドゥック市へ向かう。大規模な再開発計画を争点にした市長選に揺れる街で、新たな証人保護システム「マルドゥック・スクランブル‐09」の任務に従事するボイルドとウフコックたち。だが、都市政財界・法曹界までを巻き込む巨大な陰謀のなか、彼らを待ち受けていたのはあまりにも凄絶な運命だった-。

感想・レビュー・書評

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  • スクランブルではこれまで殺した相手の一部(眼球や髪、皮膚や乳房など)を自らの肉体に移植しコレクションする畜産業者たちが不気味だったが、ヴェロシティではターゲットを拷問の末に殺す殺人鬼集団カトル・カールのやりくちがえげつない。

    人型が減った分、心理戦のシーンも減ったような。毒婦として生まれついてしまったナタリアが可哀想。しかし執拗に残虐行為を描くなぁ、冲方さん。。。ゾッとする。

  • 2018/7 10冊目(2018年通算113冊目)。うーん、自分の文章読解力の無さなのか、文章が読みにくいせいなのか分からないが、話の筋が全然理解できない。もっとも「~スクランブル」も2回読んでやっと「そうだったのか」と理解ができたので、あまり気にしない方がいいのかも。人物(特に09の陣営のメンバー)に色々な事情があり、キャラに愛着が出てきたのでその辺はグッド。3巻目でどんなどんでん返しが待ち構えているのか?。文章が読みにくく理解が追い付かないが頑張って読んでいきたいと思う。

  • ジャケ買い

  • ちょっと凝った表現にしようとしたのか非常に読みにくくなって全然前に進まなかった・・・・

  • 「マルドゥック・スクランブル09」と呼ばれる証人保護システムに従事し、順調に活動領域を広げていくボイルドたち。しかし、そんな彼らに巨大な陰謀が絡みつく案件が舞い込み…

     2巻冒頭の、拷問殺人集団”カトル・カール”と09メンバーのバトル場面が、まあすごいというかなんというか。カトル・カールのメンバーは全員身体を改造しているわけですが、そのインパクトといったらもう…。よくこんなの思いつくなあ、といういかれっぷりです。

     しかし、戦闘シーンはなかなかの読み応え! そして事件は残虐な死体の数々に、09の危機、そして読めば読むほど複雑になっていき、まさに闇をどんどん突き進んでいるような感覚にとらわれます。

     今のところ、ボイルドが闇落ちしてしまった理由が今一つ見えてこないのが、気になるところ。前作を読んでいると、結構ボイルドのキャラの見え方が違うので、これが最終巻でどうつながっていくのか、読み進めていきたいです。

  • 濃い。フライト刑事の暴走が遠い過去のよう。ナタリアが本格的に参戦してボイルドに光が見え始めたからこそ、3巻が怖い。

  • ボイルドとナタリアがあんなに良い感じになるとは思わず。
    でもまだまだひと悶着あるんだろうなぁ。。。

  • 『「私は科学者ではないので彼らの精神をとやかく言える立場にない。だが気分で物を言わせてもらえば、彼らには重大な欠陥がある。個人としてのタフさの喪失だ。他の誰かと心を一つにするなど、全ての英雄が持つ偉大な虚無を損なうとは思わんかね?」

    「虚無?」

    「この社会のあらゆる美徳と悪徳を支配するのもだ。虚無を胸に秘める者だけが、真に人生を我がものにできる。」』

    面白いなぁ〜。早く最終巻を読みたい‼︎

  • 手に汗握る中盤の開始。
    局所戦から、渦巻く陰謀をほのめかす終わり方。
    さてさて、次が楽しみです。

  • 2巻に入り、/や=を多用した独特の文体にもようやく慣れてきました。
    この文体(クランチ文体というらしい)、『天地明察』や『光圀伝』しか知らない人が読んだら、同じ冲方丁が書いているとは思わないでしょうねぇ。
    実験的文体という点では筒井康隆などにも通じるでしょうか?
    ボイルドとナタリアにはうまくいってもらいたいと思うのですが、うまくいかないのは既定路線なのがツライですね。

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著者プロフィール

冲方丁(うぶかたとう)
1977年、岐阜県生まれ。4歳から9歳までシンガポール、10歳から14歳までネパールで過ごす。早稲田大学第一文学部中退。小説のみならずメディアを限定せず幅広く活動を展開する。
『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、北東文芸賞を受賞し、第143回直木賞にノミネートされた。『光圀伝』で第3回山田風太郎賞受賞。
代表作となる『天地明察』は2011年にコミック化、そして2012年に岡田准一主演で映画化されヒット作となる。2019年1月、『十二人の死にたい子どもたち』が堤幸彦監督により映画化。

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