マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
3.84
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本棚登録 : 922
レビュー : 56
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150308704

作品紹介・あらすじ

廃棄処分を免れたボイルドとウフコックは、"三博士"のひとりクリストファー教授の指揮の下、9名の仲間とともにマルドゥック市へ向かう。大規模な再開発計画を争点にした市長選に揺れる街で、新たな証人保護システム「マルドゥック・スクランブル‐09」の任務に従事するボイルドとウフコックたち。だが、都市政財界・法曹界までを巻き込む巨大な陰謀のなか、彼らを待ち受けていたのはあまりにも凄絶な運命だった-。

感想・レビュー・書評

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  • スクランブルではこれまで殺した相手の一部(眼球や髪、皮膚や乳房など)を自らの肉体に移植しコレクションする畜産業者たちが不気味だったが、ヴェロシティではターゲットを拷問の末に殺す殺人鬼集団カトル・カールのやりくちがえげつない。

    人型が減った分、心理戦のシーンも減ったような。毒婦として生まれついてしまったナタリアが可哀想。しかし執拗に残虐行為を描くなぁ、冲方さん。。。ゾッとする。

  • 登場人物が多すぎて誰が誰だかという感じでした。ようやく敵の姿が見えてきたような?
    ただ、敵もすごいの揃えてきたなぁって。

  • 著者:冲方丁(1977-、各務原市、小説家)

  • マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA)

  • マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA)

  • 2018/7 10冊目(2018年通算113冊目)。うーん、自分の文章読解力の無さなのか、文章が読みにくいせいなのか分からないが、話の筋が全然理解できない。もっとも「~スクランブル」も2回読んでやっと「そうだったのか」と理解ができたので、あまり気にしない方がいいのかも。人物(特に09の陣営のメンバー)に色々な事情があり、キャラに愛着が出てきたのでその辺はグッド。3巻目でどんなどんでん返しが待ち構えているのか?。文章が読みにくく理解が追い付かないが頑張って読んでいきたいと思う。

  • ジャケ買い

  • ちょっと凝った表現にしようとしたのか非常に読みにくくなって全然前に進まなかった・・・・

  • 「マルドゥック・スクランブル09」と呼ばれる証人保護システムに従事し、順調に活動領域を広げていくボイルドたち。しかし、そんな彼らに巨大な陰謀が絡みつく案件が舞い込み…

     2巻冒頭の、拷問殺人集団”カトル・カール”と09メンバーのバトル場面が、まあすごいというかなんというか。カトル・カールのメンバーは全員身体を改造しているわけですが、そのインパクトといったらもう…。よくこんなの思いつくなあ、といういかれっぷりです。

     しかし、戦闘シーンはなかなかの読み応え! そして事件は残虐な死体の数々に、09の危機、そして読めば読むほど複雑になっていき、まさに闇をどんどん突き進んでいるような感覚にとらわれます。

     今のところ、ボイルドが闇落ちしてしまった理由が今一つ見えてこないのが、気になるところ。前作を読んでいると、結構ボイルドのキャラの見え方が違うので、これが最終巻でどうつながっていくのか、読み進めていきたいです。

  • 濃い。フライト刑事の暴走が遠い過去のよう。ナタリアが本格的に参戦してボイルドに光が見え始めたからこそ、3巻が怖い。

  • ボイルドとナタリアがあんなに良い感じになるとは思わず。
    でもまだまだひと悶着あるんだろうなぁ。。。

  • 『「私は科学者ではないので彼らの精神をとやかく言える立場にない。だが気分で物を言わせてもらえば、彼らには重大な欠陥がある。個人としてのタフさの喪失だ。他の誰かと心を一つにするなど、全ての英雄が持つ偉大な虚無を損なうとは思わんかね?」

    「虚無?」

    「この社会のあらゆる美徳と悪徳を支配するのもだ。虚無を胸に秘める者だけが、真に人生を我がものにできる。」』

    面白いなぁ〜。早く最終巻を読みたい‼︎

  • 手に汗握る中盤の開始。
    局所戦から、渦巻く陰謀をほのめかす終わり方。
    さてさて、次が楽しみです。

  • 2巻に入り、/や=を多用した独特の文体にもようやく慣れてきました。
    この文体(クランチ文体というらしい)、『天地明察』や『光圀伝』しか知らない人が読んだら、同じ冲方丁が書いているとは思わないでしょうねぇ。
    実験的文体という点では筒井康隆などにも通じるでしょうか?
    ボイルドとナタリアにはうまくいってもらいたいと思うのですが、うまくいかないのは既定路線なのがツライですね。

  • [2013.10.30]

  • 敵であるカトル・カールのメンバーに爆笑。

  • 珍妙な悪玉チームとの戦い。次で終わるのかな。

  • 人を超えたモンスター達の暴力、葛藤、陰謀、そして愛。
    クライマックスヘ向けて、タフな大男とやさしい鼠の戦いは続く!

  • 前作『マルドゥック・スクランブル』の前日譚にあたる、ディムズデイル・ボイルドの話。
    空軍のエリートパイロットだった彼が、如何にして全てを喪失して虚無へと堕ちていったのか。

    前作以上にバトルが加速してて、最後の方はびっくり人間対決に。
    まさにSF版山田風太郎。

    バトルだけかと思いきや、ナタリアとの結ばれぬ純愛やウフコックとの決別など、人間ドラマも充実してて重厚な物語。

    「マルドゥック」シリーズ完結編の『マルドゥック・アノニマス』が待ち遠しい!!

  • ラスト急展開に戦々恐々

  • 1巻では少ししか出てこなかった、最悪の殺戮集団カトル・カール登場。
    序盤の戦いはまさに「禿山の一夜」
    スクランブルの畜産業者がまだ可愛いと思えるほどの醜悪さ。人数の多さもイカレ具合もハンパない。そろそろメンバー削られていくかと思いきや、意外なほど生き残る→つまり最終巻はデストロイ。

    ナタリアは仲間の敵だから、好きになれないキャラだと思いながら読むが、どうも嫌いになれない、むしろ好きなタイプだ。毒婦なんて名前で呼ばれても繊細で、ユーモアがあって・・・これは良いヒロインだ。ボイルドといい関係になるかな、とは思っていたが、予想外の展開にびっくらした。

  • (2011/11/19購入)

    『マルドゥック・スクランブル』の前日譚。2作目。

  • ハザウェイを毒殺したナタリアも大きな悲しみを抱えていて憎めない。
    びっくり人間大集合のカトル・カールの面々と言い、主役方の09の面々と言い、皆様とても個性的。
    それぞれキャラが立っているので読んでいて飽きない。

    あと、戦闘シーンのテンポの良さ、格好良さは凄い。

  • 戦闘シーンは秀逸

  • 主人公サイドは化け物っていっても
    かっこよかったり美しかったりいとおしかったりする。
    敵サイドは完全にグロテスク・モンスター。
    最高にキチガッてる。
    中だるみを避けるためか、気持ち悪さに拍車がかかる。

  • 2巻ですでにものすごく物語が凝縮されています。しかもラスト付近でようやく終わりへ向かうきざしが見えるという進捗度。終わりを考えると、どれだけ高いところから突き落とされるのかと恐怖すら感じます。それと09のメンバー達のかっこよさも際立ってました。クルツの冷静な判断力、ハザウェイの心意気が素晴らしかったです。それとケイティー、彼女の幸せを願わずにはいられません。

  • このシリーズお得意な、異様のキャラが出てきたなーという感想のカトル・カール。
    人体と機械をくっつけた殺人狂たちをどうしたらこれだけ思いついて、あざやかに動かせるもんかね

    ハザウェイが結構好きだったのに。残念

    2巻が一番おもしろい。
    ボイルドとナタリアのラブストーリーのようなのもいいし、他のキャラも、ここらが一番動いてたなあ。

  • あぁ。読むのが大変…
    面白いんだけど集中し難い。
    頭が別のことを考え出して気付けば物語に置いていかれる…

    面白いのに読みにくい。
    キチンと読まないとわけわかんなくなるし。
    既に少しわけわかんなくなってる…

    頑張れあと一冊だ。

  • 2010 12/19読了。WonderGooで購入。
    ニコラスとカトル・カールの"バック"に迫るべく09メンバーの捜査と奮闘が続く感。
    中盤以降、かなりじりじりしていく感がある・・・で、終盤でいっきに色々展開する予感が。
    それにしても、ボイルドのキャラがスクランブルと全然違って見えて、読み終わったらまたスクランブル読みたくなると言う感想も納得。

  • フライト刑事の常識が決壊し、銀色の腰ミノを揺らす時、深紅の革服にその身を包んだ異能集団「カトル・カール」が姿を現す!

    「カリカリカリ!カリカリカリ!」
    「しゃぶってやるぜ!しゃぶってやるぜ!」
    「おーおーよちよち良い子でちゅねーえー」
    「ゲァゲァゲァゲァ、ゲァゲァゲァゲァ」

    冲方丁さんの本領は多分このへん。活かし方次第でギャグっぽくも非常にグロテスクもなるこのカトル・カール、十本刀やGung-Ho-Gunsを抜いたかも知れません俺の中で。
    個人的にはダッキー・シューターの清々しいほどの下ネタっぷりがお気に入り。是非ヴェロシティまでアニメ化してほしい。

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著者プロフィール

冲方丁(うぶかたとう)
1977年、岐阜県生まれ。4歳から9歳までシンガポール、10歳から14歳までネパールで過ごす。早稲田大学第一文学部中退。小説のみならずメディアを限定せず幅広く活動を展開する。
『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、北東文芸賞を受賞し、第143回直木賞にノミネートされた。『光圀伝』で第3回山田風太郎賞受賞。
代表作となる『天地明察』は2011年にコミック化、そして2012年に岡田准一主演で映画化されヒット作となる。2019年1月、『十二人の死にたい子どもたち』が堤幸彦監督により映画化。

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