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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784150309008
みんなの感想まとめ
本作は、近代化前の日本を舞台にした本格的なロードレースの物語で、登場人物たちの複雑な人間関係や利害が絡み合う様子が描かれています。古臭い印象を持って読み始めた読者も、その意外な面白さに惹き込まれ、特に...
感想・レビュー・書評
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読み始めは古臭くてB級小説の印象でしたが、そんなことはなく予想外の面白さでした。使われる自転車はスポーツサイクルではありませんが本格的なロードレースの物語として違和感はなく、加えて近代化前の日本の社会情勢や参加者の人間模様が描かれていてとても楽しめました。最後の和田峠の80ページは迫力十分、情景が目に浮かびました。醜い権力者やスポーツ団体が、2016年の現在と全く変わりなく80年前もオリンピックの利権に群がっている様子はお笑いでした。
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自転車ロードレース好きにはたまらない一冊。自転車バカなのでかなり甘めの評価かな(笑)。構成などは破綻している部分もあるが、かなり映像向けではないだろうか。ただ…響木の本名とは結局なんだったのか…
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数多い登場人物が皆、腹に一物抱えている。
その利害が一致すれば協力し合うところなんかはロードレースっぽい。
ラストはガシャガシャと終わり、まとまらなかった感が強いが、それでも面白い作品だった。 -
過酷なレースを通じて、それぞれの事情と思惑の登場人物の間に友情が芽生えるという物語です。
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ロードレース好きなら楽しめる良作。
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面白かった。
登場人物も多く、場面展開も多いが混乱なく読み進められる。そしてそれが自転車レースのスピード感として感じられ臨場感が増している。
読後も爽やかで本当にレースを見ていたかのよう。
良作。 -
正直に言って、途中までは結構よかったのですが、最後が残尿感の残る結末のように感じました。
張られた伏線も結局全部回収しきれていないというか、謎のまま終了みたいになってしまっているような気がします。
まるで、レースが途中で中止になってしまったように。
終わり方がもっとすがすがしければ、また提示された謎があらかた解決されたならば、もっと★をつけたと思います。 -
正直なところ、自転車レースの描き方にはやや不満が残ります。下関から青森まで本州を縦断するという壮大さには心惹かれるものがあるものの、自転車がレース用でない、出場選手の多くが一攫千金を狙った素人であるが故にレースとしての質が落ちてしまう。しかしこれも、昭和9年の日本という設定を考えればやむを得ないところか。逆に、出場選手の多士済々ぶりが、それぞれの背負う人生を描くうえでプラスにもなっている。レースの推移を物語の軸としながら、カットバックの手法で、レースに係わる人物の人生を活写するところに妙味がある。サイクリストならずとも読んでいて血が沸き立つ小説であろう。
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上巻で無機質に感じられた主人公が次第に人間味を増してくる。チームメイトの過去、芽生える友情と助け合いの心。そして終盤のレース展開は本当に手に汗握ります。
途中、宮沢先生が出てきたときは本当にびっくりしました^^ -
2010.05.24〜2010.05.25読了
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最後、レースが中断してしまうのが残念、どうせなら最後までやってほしかったなあ。もし、今もこういう日本を舞台にした本格的なステージレースがあったら面白いと、去年のパリ〜ニースをみながら思いました。
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読みたい。
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レビューはブログにて。
http://tempo.seesaa.net/article/103183505.html -
凄い.これは凄い. 虚実入り混じる歴史モノって,リミッターが外れる面白さがあるなー.最後に推理小説ならではの謎かけもあり,無理矢理に近いかもしれないけど伏線もだいぶ回収している感が.これをリアルタイムで読めた岩手日報さんの読者(ちょっと調べたら新聞連載だったらしい)は相当な幸せ者では.
斎藤純の作品
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