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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784150309121
みんなの感想まとめ
多彩なキャラクターたちの会話が織りなす魅力的なストーリーが展開され、読者を引き込む作品です。主人公の探偵や依頼者、警官、犯罪者など、個性豊かな登場人物たちが繰り広げるお喋りは、次第に快感となり、作品の...
感想・レビュー・書評
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主人公の探偵も依頼者も警官も犯罪者もヤクザも胡散臭いやつもみんなお喋りだ。本当によく喋る。何だあこれはと思っているうちに、そのお喋りがだんだんと快感になってくる。この長ったらしい会話が原尞の真骨頂なのだと合点した。ストーリーもよく練られているし、最後の二転三転もいつもどおりで楽しめる。文庫本の付けたしでのパリから帰った錦織警部補と沢崎との会話も最高だ。
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新シリーズ第1弾。
と作者は言っているが、13年経った今も続編は出ていない。しかも、前作から6,7年経っている。それだけ間が空いても、無理に時間の流れを止めようとせず、時代背景もきちんと執筆している時代に合っている。
相棒の渡辺が亡くなって、第1期のシリーズが完結してから6年。沢崎は相変わらず「渡辺探偵事務所」を続けていた。
今回の依頼人は高校生らしい女の子。自首した父親に「自分に何かあったら、『渡辺』を頼れ」と言われて、探偵事務所を訪れていた。
神奈川の銀行で起きた射殺事件、依頼人の父親である伊吹が護送中に襲撃されたり、銀行の射殺事件のどさくさに紛れて行われていた誘拐事件…たくさんの事件が同時に進行していく。あまりにたくさんのことが起き過ぎて、今回は内容についていくのが困難だった。
それでも、こんなにたくさん張った伏線をきれいに回収するのはさすが。ただ、唐突に沢崎が事件の本質を見抜くのは、ちょっと不自然さを感じるところもある。
そして、来月14年ぶりに新作が発刊される。
今作では携帯の操作に戸惑っていた沢崎。どんなおじいさんになって帰ってくるのか?非常に楽しみ! -
相変わらずの沢崎のハードボイルドっぷり。
会話や行動が、とにかくハードボイルドです。
言い回しも洒落ています。
とにかくタフです。
銀行強盗の身代わりに自首した男を救うため受けた依頼ですが、同時進行でいろいろな事件が起こってきます。
ストーリーが進むにつれ、意外な事実が浮かび上がってきます。
練り上げられたストーリーに、思わずうなります。
面白かった。 -
沢崎という探偵の 推理力、観察力が
なんとも言えないほどの
推進力があり 本質に 迫っていく。
不思議な 事件が つぎつぎに起こっていく。
ヤクザの組長と 足を洗った料理人と その兄弟関係。
フィクサーのような老人とそれに連れ添う美女。
フィクサーの寝言で、政治家が 恐れ戦く。
それに眼を付けて、金を奪おうとする
スズキイチロー、ノモヒデオ。
警察のウラを知りぬいて、駆け上っていく刑事。
それが複雑に絡み合って事件の真相が明らかになっていく。
人間が沢山でて来るので、
最初に 登場人物の紹介があって、わかりにくいものが
すこし、わかりやすくなっているのは、助かる。
でも、どうして といういくつかの疑問が 残ったままに、
事件を 解決させてしまう 沢崎。
探偵という矜持とほこりと
その職分をよく知っているが故に、
カリスマ的な オーラがあって いい感じだ。 -
沢崎探偵シリーズ第五作。
いよいよ携帯電話が登場した。
作中にもあるように探偵に必須な携帯電話だが、
探偵沢崎には似合わない気がして、
時代が進むにつれどうするのだろうかと心配だった。
相変わらず伝言サービスを使っていて、
なんだかほっとした。
渡辺探偵事務所の渡辺に相談しに来た若い女性。
依頼を引き受けたわけではなく、警察署に女性を車で送っただけだったが、
銀行強盗の容疑者が銃撃さたれたのに巻き込まれる。
2つの誘拐事件を解決して、大金の運び役をすることになる。
そして、銃撃事件の真実を突き止める。
錦織警部がパリに行ったと聞いて、驚いた沢崎が面白かった。
何を見ても驚いたことがなかったのに。
おなじみの伝言サービスの女性が再婚してたり、
ひきこもりの男性と話したりとちょこちょこ面白かった。 -
大晦日からの数日の出来事を描いた、沢崎さんという探偵が主人公のハードボイルドミステリー。いくつもの犯罪が交錯する中、真相に迫っていく。
この『愚か者死すべし』は前作から9年の歳月がたって発表されている。2004年11月に発売されている。長い間ファンは待ち続けないといけない。
でも、待ったかいがあった。面白い作品に仕上がっている。でも、長いなぁ~
本作品の続編、『それまでの明日』は2018年に発売された。14年ぶりになる。この作品を読み終わってしまうと、また10年待たねば新作を読めないと思うと、今から五年後に読んでみてた方が、次作を待つストレスは軽減されるかもしれない? -
犯罪小説、ミステリーなのですが、いちばんの魅力は謎解きやドキドキではなくて。
一人称の主人公(作者)の文明批評であり、人間観察であり、つぶやきの味わいであり。散文詩のようなもの。
つまりは「何を話しているか」よりも「どう話しているか」というあたり。
チャームポイントは細部であり、具体であり、文章です。
レイモンド・チャンドラーの私立探偵フィリップ・マーロウ・シリーズの、燦然たる孤高の輝き。
なんですが、私たち日本人はその触感を、なんと翻訳ではなくても日本語で楽しむこともできます。
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「愚か者死すべし」原りょうさん作。2004年。
原りょうさんの「探偵・沢崎シリーズ」の第4作にして、最新作(14年間、続編が出ていない…)。
今回も、相変わらずの「チャンドラー/原りょう節」とでも言うべき文章で魅了してくれます。
もうこうなると、「広沢虎造が好き」みたいなもので、確立された節回しそのものに素晴らしさがあります。
と…言うとなんだか「マンネリ」と言っているようですが、また見方によっては立派な「マンネリ」であることも確かなのですが、
確信犯な「変えない世界観」の中で、面白さを維持していく仕掛や構造を作り上げる苦労というのは、実際大変なものだと思います。
原りょうさんのこのシリーズの場合は、「文章」「語り口」という屋台骨そのものが最大の旨みなので、そこを損なわないバランスみたいなものには相当に意識を感じます。
これだけ寡作で頑なな創作姿勢を見ると(完成した小説と、かなり以前のインタビュー記事くらいしか知りませんが)、
個人的に付き合いをするとかなりげんなりするような人なのかもしれませんが(失礼)、
この人の小説は、僕は大好きです。
新刊を出してくれるなら、5000円までなら払っても良い、と思います。
(4000円くらいか…?)
そもそも、「探偵・沢崎シリーズ」は、長編4、短編集1なんですが、文庫本や単行本で買って読んだ上に、
結局電子書籍で再び買って再読してしまっていますし。
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実は読了してからかなり経ってしまって記憶が薄いのですが...
以下全て不確かな記憶に基づいて。
【ネタバレです】
探偵・沢崎に客。若い女。
「父親が傷害事件の犯人として逮捕されているのだけどそれは冤罪だからなんとかして」
と言っているうちに何かあって、父親が拘留されている新宿警察へ。
そこで、移送される容疑者が駐車場で誰かに狙撃される。
だが、沢崎の妨害のせいか?弾が逸れて護送の刑事が狙撃される。
ここから、「その傷害事件の真相は?」とか。
そこから派生したのか別線だったのか、「政界に巨大な影響を持つ90代の老人の誘拐事件」とか。
「その老人が持っている幻の戦前の映画のフィルムライブラリー」とか。
「引きこもりの青年を協力者にして、結果、その子の社会復帰につながる?」とか。
そんなディテールの一つ一つが実にふくよかに、面白く。
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なんですが。
最後の最後の方で、急展開。
実は、そもそも命を狙われていたのは護送していた刑事の方で、
裏には「不正刑事の犯罪隠匿があった」という落ちになっていきます。
この、裏切られた感というか、「だったら全部ほとんど、脱線だったのかよ!」という、物語至上主義で考えるととんでもない展開。
(その上、その最終的に判明する悪人刑事の、「殺人まで犯さなけばならなかった秘密」は、とうとう分からないままに終わるという、実に挑戦的な段取り)。
語りたいのは「物語」ではなくて、「この小説」なのだ、という確信というか、信念。
これだけの、物語る技術がある作家の手にかかると、実に心地いい。
すかされた、裏切られた感が、快感に変わる一冊。 -
新◦沢崎シリーズ。
作品を世に出すのに相当の歳月をかけただけあり、伏線が練り込まれて結末が読めませんでした。
読むのにも時間がかかりました。前三部作よりはましですが。
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登場人物が多いので、そこは少し理解が難しかったです。
が、そこはホントに少しずつ読んでいるミーの読み方が特殊なだけで、普通に読めばそれなりに大丈夫かと。。
基本的には読みやすいナリ。
話の展開も順々に点が繋がっていく所も、王道と言うか、老若男女と言うか、ハードボイルドなキャラクターや世界が問題なければ、普通におすすめナリ。 -
原 尞最新作(笑)
ここに出てくる探偵も、警察、ヤクザも決してきれいな人たちではないのだけどお互いをどこかで信じずにでもどこかで認め合っていて、
そのこそばいゆいようなやり取りが気に入っている。 -
原 尞の再開シリーズの第1作となるはずだったが、出版後7年が経過しても第2作がでていないので、過去形で書いてしまってもいいのだろう。結局このミステリーが面白いかどうかは沢崎のスタイルが好きになれるかどうかだと思う。ハードボイルド推理小説を読み込んでいたころには、この雰囲気に浸りやすかったが、久しぶりに読んでみるともっと人情味あふれるといったありきたりの表現をされるさえない探偵や刑事に惹かれたりする。感想も沢崎調になってしまう自分もどうかと思うが、今でもこういった探偵が新宿の裏通りを歩いているのかどうか私は知らない。
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探偵沢崎・新シリーズ第1弾。年は過ぎても変わらずカッコいい沢崎さんです。終盤になってからの展開が速く楽しめました。錦織警部いないのかーと思ったら…ちょっと嬉しいおまけがありました。やっぱりこの二人の慣れ合わない関係が好きです。
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読了 20260215
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「新生」だからか、これまでの4作とテイストが違う気がする。
全ての謎が明かされないまま終わるから?
三日男爵のくだりとか、ギリありえそうなほら話で結構好きだった。あと今作のタイトル回収も衝撃的でよかった -
3.5
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自首をした父親の無実を、という依頼から発砲事件へ。
場所が場所だけに、な驚きの展開でしたし
どれがどう繋がっていくのか、さっぱりでした。
そちらとこちら、同時進行。
こんがらがっているのかと思ったら
こんがらがらせている、という…。
権力は恐ろしいものです。 -
シリーズ4作目だが、最後に読んだ。これで沢崎シリーズコンプリート。沢崎とお別れだ。なんとも残念。惜しみつつ、ページをめくった。
だれか映画化してくれないかな。あるいは、書き継いでくれないかな。
ベストは、3作目か1作目かな。 -
愚か者死すべし
私立探偵沢崎シリーズの最新作。
謎は興味深い。沢崎の人生哲学は相変わらず。でも何か違和感が。
考えて見ると、この話の中心の1つを成す、日本の政治家の不祥事の人間データベースである3日男爵の息子の話がちょっと座りが悪い感じ。これが違和感の原因か?
うーん、途中で出てくる引きこもり青年や、男爵の息子の義理の娘になった女性にリアリティがないのが原因か?
ハードボイルドは、やはり主人公の人生哲学ととれを彩る登場人物のキャラクターや行動のぶつかり合いを楽しむもののような気がします。
そういった見方でこの小説を読むから違和感があるんだと、はたと気づきました。
ハードボイルドなんだから中途半端は良くないですねえ。
もう少し、気の利いた謎解きとクラッシックな設定でハードボイルドに浸らせて欲しかった竹蔵でした。
でも、レベルは高いので、その点誤解のないように。
頭が固くなってきた 竹蔵
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感想 :

こんにちは。
いいね!有難うございます。
やま
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やま