さしむかいラブソング 彼女と別な彼の短篇 (ハヤカワ文庫JA 片岡義男コレクション)

  • 早川書房 (2009年5月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (100ページ) / ISBN・EAN: 9784150309558

みんなの感想まとめ

物語の雰囲気や心象に重きを置いた作品でありながら、独自の文体が心地よく響く一冊です。読者は、これまで避けていた作家の作品に新たな魅力を見出し、サバサバとした描写が心にじんわりと響くことに気づきます。特...

感想・レビュー・書評

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  • 「こういうのを、さしむかいと言うんだ」

  • 片岡義男はどれも好き、でもさしむかいラブソングは別格。

  • p.2009/5/29

  • 以前好んで繰り返して読んでいた作家やジャンルの本が、なぜかあまりおもしろく感じないようになったことの反対に、全然読んでなかった本が今だからすごくおもしろく感じる。
    だから今のレビューや感想なんてのは本当に今だけのもので、評価もあとでどのようにでも変わるんだろうな。
    片岡義男の小説は雰囲気先行の感じで接して来なかったけど、ここまで心象や動機やら抜いた文体がここまで心地よく読めるとは思わなかった。
    逆にそれが読んでいて心地良いし、なんか空気感が自分が感じるところの昭和50年代なんだよなぁ

  • ずっと避けてきた片岡義男。自分の偏屈な性格のせいなんだけど。読んでみたら実は好みだった。カラッとサバッとしていてぐだぐだした心情の描写などほぼないのにじわっと響いてくる。好きだなあ、こういうの。

  • 最後の「箱根ターンパイクおいてけぼり」が良い。これだけ中編。やや長め。男と女の不思議なテイストの作品集。ありきたりなラブストーリィじゃないんでご注意。

  • ええーー、片岡義男の小説ってこんなだったっけ???片岡義男といえば、わたしのなかでは、スタイリッシュで現代的でさわやか、ってイメージだったのだけれど、この選集に入ってる作品ってば、売春、ストリップ、強姦、スナック、飲み屋、のオンパレード?みたいで、正直言って、なんだかすごくイメージダウンでがっかり(ごめんなさい)。北上次郎氏が選者だから???わたしの抱いていたイメージがまちがってる?わたしは高校時代に片岡義男にハマって角川文庫の赤い背をの本をせっせと読んだクチ。それぞれがどんな内容だったかはもうまったく忘れているのだけれど、どの話でも、女性が自立していて、ひとりで楽しむことを知っていて、かっこよくて、でもチャーミングなところがあって。すごくあこがれた。恋愛もべたべたしてなくて。そういう話ばかり選んで読んでいたのかもしれないけれど。ひとつよく覚えている場面があって、とある女性が特に目的もなく、ひとりで車を運転して高速道路を走り、サービスエリアでコーヒーを飲む、みたいな。で、雨が降ってきたような。で、どういう関係だったか忘れたけど、男性があらわれて、車に戻ることになるのだけれど、どしゃぶりのなか、女性が車を停めた場所がわからなくなってて。男性はその女性のことをかわいいと思うという。記憶がすごくあやふやだけど。この話のタイトルってなんだろう。こういう話が読みたかったんだけどなー。

  • 特別フェミニストだという自覚はありませんが、都合よく美人で、都合よくミステリアスで、都合よく奔放な女性像に二の腕かゆくなりました。深く読み込もうという努力は早々に放棄、だったら読むなと思いつつも貧乏根性で最後まで読んだような状況です。一編だけ「いつもの彼女、別な彼」だけは恋人と、結婚後の姿を想像できる女性と、という対比が面白かったです。

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著者プロフィール

片岡 義男(かたおか・よしお):1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、1974年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。1975年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。

「2024年 『日本語の外へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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